ナガヨシスーパーランド13
予想外な事件があったものの、無事に事件は解決?し私達はお昼ご飯を済ませた。
そのあと午後もみんなでプールをひとしきり楽しんだ。
あの事件で瀕死だった嬢子ちゃんやうな重も、お腹いっぱいになったのかすっかり元気になっていた。
そうこうしているうちに日が傾き始め、帰りの時間が近づく。
水着から着替えた私達は、プールから出て遊園地の方を名残惜しそうに見ながら歩く。
「プール楽しかったけど、遊びすぎて遊園地で遊ぶ時間無くなっちゃった~」
みうなが寂しいのか嬉しいのか笑顔で話す。
「また、みんなで来ましょう」
嬢子ちゃんは嬉しそうに喋る。
「そうね」
文花ちゃんもハニー浮き輪に、名残惜しそうな顔をしていたが微笑んでいる。
私もそんなみんなを見て微笑む。
徐々に赤く染まりつつある空を眺めながら、私達は駐車場へと向かう。
……。
スースー
「嬢子ちゃん、寝ちゃった」
迎えのメイさんが来るまでの間、ベンチで一休みすると言った嬢子ちゃんが寝息をたてている。
「ヒロちゃんも寝ちゃった」
ベンチで座りながらスヤスヤと眠る嬢子ちゃんの横で、西尾一色こと、ヒロちゃんも寝ちゃっている。
うな重もムチンをたっぷり補充したのか、満足げな顔で一緒にスヤスヤ眠っている。
「ヒロちゃん、推理で頭をいっぱい使ったからかな~」
みうなはヒロちゃんの寝顔を見ながら微笑む。
「あんな事件を起こすぐらい嬢子ちゃんも、いっぱいはしゃいでいたからかな」
「悪霊退治以外で、あんなに楽しんでいる嬢子ちゃん見たことないし」
文花ちゃんがみうなの側で話しかける。
「へぇ~、すごく楽しそうだったよね」
「悪霊といえば、嬢子ちゃんと文花ちゃんは習い事が一緒だったよね」
みうなが文花ちゃんに聞き返す。
「うん、小学校の頃からの付き合いかな」
「昔の嬢子ちゃんはもっと気が張っていて、ツンツンしていたんだ」
文花ちゃんが静かに答えた。
「そうなんだ~」
みうなが相槌をうつ。
「だから、嬢子ちゃんが凄く楽しそうでよかった」
「呪いの件のお礼とはいえ、今日は本当にありがとう」
文花ちゃんがみうなに微笑む。
「ううん、私もヒロちゃんもいっぱい楽しめたし、お礼を言わなきゃいけないのはこっちだよ~」
「それに」
「それに?」
文花ちゃんが聞き返す。
「きっと嬢子ちゃんが優しくなったのは、文花ちゃんがいたからだよ」
みうなが文花ちゃんを見つめる。
「そうなんのかな……(照れ」
文花ちゃんは照れながら微笑む。
「安心できる友達って、いいよね」
「私とヒロちゃんみたいな」




