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うなぎちゃんのカチューシャ  作者: チームつちのこ
うな重

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82/108

ナガヨシスーパーランド12

「これが真相だ!」

ヒロちゃんは声高らかに叫んだ。



「ぉお~」

みうなちゃんと文花ちゃんが、感心する様な返事を返す。


すかさず文花ちゃんが

「えと、じゃあこの血まみれな嬢子ちゃんにかかっていたのは……?」


私は静かに答える。

「嬢子ちゃんが食べていた……かき氷なんだよ」


そう言って容器に残っていたわずかな液体を指で掬い、ひとなめする。

「イチゴ……だね、間違いない!」

「血まみれだと思っていた嬢子ちゃんは、イチゴ味のかき氷まみれだったんだよ」


私はドヤ顔で、みうなと文花ちゃんの方を向きそう答えた。


さらにみうなが

「でもさっき、嬢子ちゃんが冷たくなっていたって……」


私はみうなを見て、ニヤリとする。

「そう、嬢子ちゃんの手はまるで氷のように冷たかった……」


そこまで喋った所で、みうなと文花ちゃんがハッとした顔をする。

「かき氷の容器を直前まで触っていたからね」


私は容器を指差して再びニヤリとする。


「つまり、嬢子ちゃんは死んでなんかいないし」

「この事件の犯人は……」


「この事件の犯人は……?」

みうなと文花ちゃんが声を合わせてついてくる。


「この事件の犯人は嬢子ちゃんだったんだ!」

私は倒れている嬢子ちゃんを指差して決めポーズをした。

「「な、なんだって~」」

ビックリしてくれるみうなと文花ちゃん。



「ぅ、うう~ん」

すると嬢子ちゃんが頭を押さえながら起き上がってきたのである。


頭を二度三度振り、意識がはっきりしてきたのか側で見つめている私達3人に気付く。


「あっ、えと、これは違うの」

「こっそり先にかき氷を食べていたとかでは……ないの!」


自分からボロボロ自白し始める嬢子ちゃんを、私達3人は生暖かく見守る。


「ぇと……、ごめんなさい」

「お腹すいて、先に食べちゃってました……」

しょんぼり謝る嬢子ちゃんを見つめる私達三人


「まぁ、嬢子ちゃんの事だからこんなことではないかと思っていたけどね」

微笑みながら、なんだか安心したような文花ちゃん


「大丈夫だよ~嬢子ちゃん」

いつも通りの笑顔でほほえむ可愛いみうな。


するとテーブルの上で倒れていたうな重も起き上がって来た。


「はっ!」

「あっ、えと、これは違うのじゃ!」

「こっそり先にかき氷を食べていたとかでは……ないのじゃ!」


先程嬢子ちゃんが言った様な台詞を、そっくりそのまま喋ってボロボロ白状するうな重。


そんなうな重を見て私達は笑い合う。


「ふふふ」

微笑む文花ちゃん

「大丈夫だよ~うな重」

屈託のない笑顔が可愛いみうな

「カチューシャうなぎは、まだ寝ぼけてるね」

うな重をあしらう私、

「ぁはは……」

ちょっぴりバツが悪そうに苦笑いする嬢子ちゃん。


多少事件があったものの、私達はお昼ご飯にすることにした。

挿絵(By みてみん)

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平和な事件でヨカタ✧◝(⁰▿⁰)◜✧
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