ナガヨシスーパーランド12
「これが真相だ!」
ヒロちゃんは声高らかに叫んだ。
「ぉお~」
みうなちゃんと文花ちゃんが、感心する様な返事を返す。
すかさず文花ちゃんが
「えと、じゃあこの血まみれな嬢子ちゃんにかかっていたのは……?」
私は静かに答える。
「嬢子ちゃんが食べていた……かき氷なんだよ」
そう言って容器に残っていたわずかな液体を指で掬い、ひとなめする。
「イチゴ……だね、間違いない!」
「血まみれだと思っていた嬢子ちゃんは、イチゴ味のかき氷まみれだったんだよ」
私はドヤ顔で、みうなと文花ちゃんの方を向きそう答えた。
さらにみうなが
「でもさっき、嬢子ちゃんが冷たくなっていたって……」
私はみうなを見て、ニヤリとする。
「そう、嬢子ちゃんの手はまるで氷のように冷たかった……」
そこまで喋った所で、みうなと文花ちゃんがハッとした顔をする。
「かき氷の容器を直前まで触っていたからね」
私は容器を指差して再びニヤリとする。
「つまり、嬢子ちゃんは死んでなんかいないし」
「この事件の犯人は……」
「この事件の犯人は……?」
みうなと文花ちゃんが声を合わせてついてくる。
「この事件の犯人は嬢子ちゃんだったんだ!」
私は倒れている嬢子ちゃんを指差して決めポーズをした。
「「な、なんだって~」」
ビックリしてくれるみうなと文花ちゃん。
「ぅ、うう~ん」
すると嬢子ちゃんが頭を押さえながら起き上がってきたのである。
頭を二度三度振り、意識がはっきりしてきたのか側で見つめている私達3人に気付く。
「あっ、えと、これは違うの」
「こっそり先にかき氷を食べていたとかでは……ないの!」
自分からボロボロ自白し始める嬢子ちゃんを、私達3人は生暖かく見守る。
「ぇと……、ごめんなさい」
「お腹すいて、先に食べちゃってました……」
しょんぼり謝る嬢子ちゃんを見つめる私達三人
「まぁ、嬢子ちゃんの事だからこんなことではないかと思っていたけどね」
微笑みながら、なんだか安心したような文花ちゃん
「大丈夫だよ~嬢子ちゃん」
いつも通りの笑顔でほほえむ可愛いみうな。
するとテーブルの上で倒れていたうな重も起き上がって来た。
「はっ!」
「あっ、えと、これは違うのじゃ!」
「こっそり先にかき氷を食べていたとかでは……ないのじゃ!」
先程嬢子ちゃんが言った様な台詞を、そっくりそのまま喋ってボロボロ白状するうな重。
そんなうな重を見て私達は笑い合う。
「ふふふ」
微笑む文花ちゃん
「大丈夫だよ~うな重」
屈託のない笑顔が可愛いみうな
「カチューシャうなぎは、まだ寝ぼけてるね」
うな重をあしらう私、
「ぁはは……」
ちょっぴりバツが悪そうに苦笑いする嬢子ちゃん。
多少事件があったものの、私達はお昼ご飯にすることにした。




