ナガヨシスーパーランド10
みうながうな重の心配をして話に入って来た。
「私が思うには……」
みうなの推理が始まった
嬢子ちゃん「ぁあ、やっぱり鰻は素晴らしいわ!悪霊なんて言ってごめんね!」
そう言って鰻の素晴らしさに嬢子ちゃんは目覚めたんだ!
みうなは自信満々に話す。
「ちょ、ちょっとキャラ崩壊している気がしないでもないけど……」
私はみうなに優しくツッコむ。
「それで、鰻の可愛さに鼻血を出してこんな感じになったんだよ」
相変わらず鰻の事を話すみうなは楽しそうだ。
「ぅーん、確かに二人の推理には一理ありそうだけど何か決め手にかける……」
私がそう言って口元に手を当てて考えていると
「この事件、この俺に任せてもらおうか!」
突然後ろから声がした。
振り向くと前髪が長く片目を隠している様な髪型の男の人がスーツ姿で立っていた。
その男の人は右手を勢いよく前に突き出し、人差し指を嬢子ちゃんの方に向け叫んだ。
「事件の真相はこうだ!」
その自信に満ちあふれたの言動と勢いのあるポーズに、圧倒されそうになる。
私とみうな、文花ちゃんは固唾を飲んでその言動を見つめる。
「事件の真相は……」
男の人が話し始める。
「「「事件の真相は?」」」
私達三人は声を合わせて復唱した。
「テーブルの上の……ってうぁぁあ」
男の人が話し始めた所で変な声に変わる。
「へ?」
私達が振り向くとその男の人は少し背が小さめで、ツインテールの女の子に首根っこを捕まれていた。
「ちょ、今いいところなの……にうぁあ」
スーツの首の所を捕まれて引きずられて行く。
「ちょっとなんでプールに来てまでスーツ姿なのよ!」
「あり得ないでしょ!」
「ほら、着替えるわよ」
女の子はそう言って男の人を引きずる。
まぁ、確かにここはジャイアント海水プールなのにスーツ姿だった事にいまさら気付いた。
それは変だなと三人で謎に納得した。
「テーブルだ、テーブルの上に真相がぁぁああ」
そう叫びながら引きずられて去って行った。
「……。」
「えと、なんだったんだろう」
文花ちゃんがようやく口を開く。
「テーブルの上とか言っていたけれども」
みうなが次いで喋り始める。
それを聞いて私はテーブルの上を見つめた。
散乱した容器、
赤い液体、
倒れているうな重、
冷たかった嬢子ちゃんの手、
……そうか!
「……わかったよ」
「「ぇっ!?」」
みうなと文花ちゃんがそう言って私の言動を見つめる。
「事件の真相はこうだ!」
私は右手を前に突き出し叫んだ。




