ナガヨシスーパーランド8
「よし、じゃあお昼だ~」
みうなが飛び跳ねながら元気よく叫ぶ。
そうして私達四人は飲食エリアへと向かう。
すると
「あ、私ちょっとお手洗いに」
文花ちゃんが嬢子ちゃんにそう言うと
「じゃあ、私もおトイレ!」
みうなは恥ずかしげもなく笑顔で話す。
「では私も」
みうなが行くのだ、当然私も一緒に行くべきであろう。
「なら私は先に行って席を取っておくわね」
嬢子ちゃんはそう言って飲食エリアの方へと向かっていき、私達三人はお手洗いへと向かった。
この時、私達はまさかあんなことになろうとは思いもしなかった。
……。
暫くして私とみうな、文花ちゃんがお手洗いを終えて三人で歩き出す。
「嬢子ちゃん待っているかな~」
みうながちょっぴり心配そうに話す。
「嬢子ちゃんなら大丈夫よ」
文花ちゃんは嬢子ちゃんを信頼しているのか、みうなを安心させるように返事する。
そんなこんな会話をしながら飲食エリアへと到着した私達。
「ん……?」
飲食エリアはフードコートの様な形態で、沢山のテーブルと椅子が並んでいる。
テイクアウトのような形で受け取った食べ物を各々のテーブルで食べる形なのだが。
私はそのテーブルの中の一つに違和感を感じる。
テーブルの上に散乱した何かを食べた容器、
倒れた椅子、
その横で……床に倒れている女の子……?
嬢子ちゃん!?
「え!?嬢子ちゃん?」
文花ちゃんが
口に手を当てて絶句する。
「嬢子ちゃんが倒れてる?」
みうなも驚いた様子だ。
最初に気付いた私が嬢子ちゃんの側に駆け寄る。
嬢子ちゃんの頭や体のあちこちには赤い液体がある。
はたからみると血みどろで倒れているまさに殺害現場だ。
こんな日中の人通りの多い場所で殺人事件!?
と一瞬思ったが、まさか死んでいるわけ無いだろうと嬢子ちゃんの手に触れる。
冷たい……。
「大丈夫なの?嬢子ちゃんは」
文花ちゃんが心配そうなか細い声で問いかける。
嬢子ちゃんの側に座り、手に触れている私をみうなと文花ちゃんが見つめる。
触れていた嬢子ちゃんの手をそっと置き、みうなと文花ちゃんの方へと振り向き私はこう言った。
「嬢子ちゃんが……冷たくなっている……」
私がそう呟くと、みうなと文花ちゃんの顔が青ざめて行く。
「えっ……」
「そんな……」
これが私達四人の遭遇したナガヨシスーパーランド殺人事件!?である。




