Dジョー2
金髪の女の子は盛大に粘液を踏んで転んだ。
「あいたたた、よくもやったわね!この悪霊!」
再び立ち上がろうとする女の子に向かって、みうなが叫ぶ。
「二人ともケンカしないの、仲良くして~」
怒っているみうなもカワイイ、が二人には届いていない様子である。
するとみうなの肩にそっと手を置いた、のは文花ちゃんだ。
「私に……任せて」
いつも物静かな文花ちゃんが、さらに静かなトーンで囁いて女の子の方に向かって歩いていく。
うな重達の方を見ると、何やら睨み合って対峙している。
「ちょっとばかり本気で相手しないといけないようね!」
金髪の女の子はそう言った後、うな重に向かって構えた。
「食らいなさい!昨日夜遅くまで考えた新必殺技名!」
「裁きの螺旋!ドリルオブジャッジメン……」
何だか厨二病全開な凄そうな技を叫んで繰り出そうとしているが、いつからバトル物になったのだ?と思っていたら
スッと文花ちゃんが金髪の女の子の背後に立った。
「何をしているの……、嬢子ちゃん……」
そう呟いた後、手に持ったロープ?縄?を振るった。
金髪の女の子は、気配に気付き振り向こうとするが
縄は生き物の様にうねって動き、一瞬で金髪の女の子を縛り上げた。
「くぅえっっ」
金髪の女の子は小動物の様な、奇妙な声を上げて縛られたまま倒れこむ。
縄跳びの時、文花ちゃんに縄の使い方が上手いと言ったが、これは上手いとかいうレベルではなくもはや達人の域だろう。
その一瞬の出来事に私達とうな重は呆気にとられていた。
縛られた女の子は、頭についていたアイマスク?がずり落ちていた。
目のイラスト?が書いてあるアイマスクなので愉快な感じになってしまっている。
アイマスクで正確な表情はわからないが、なんだかほんのり縛られて嬉しそうな気がした。
「ほら、嬢子ちゃん行くよ」
当の文花ちゃんは縛り上げて満足げな顔だ。
すると、女の子をズルズルと引きずって近づいてきたのでみうなが文花ちゃんに話し掛ける。
「文花ちゃん、その子って知り合いなの?」
それを聞いて文花ちゃんが返事する。
「うん、詳しいことは休憩スペースに戻ってから話すね」
そう言って再びズルズルと女の子を引きずって行った。
横目で引きずられている女の子を見たが、やはりまんざらでもなさそうでちょっぴり嬉しそう。
うな重もいつの間にかみうなの頭に戻っているし、私も早足で休憩スペースへと向かった。
四コマの詳細は、チームつちのこ活動報告のうなぎちゃんのカチューシャ項目にてご確認下さい。




