Dジョー1
エピソード6:Dジョー
ガラス越しに鰻と埴輪がじゃれているのを眺めている。
このシュールな光景にも段々慣れてきた。
「ハニーとうな重、なかよしだねぇヒロちゃん」
みうなが微笑みながら私に語りかける。
「ハニーもお友達が出来て嬉しそう」
文花ちゃんも、みうな同様に仲良く遊ぶ二匹?二人?を眺めている。
いつものように学校が終わった後の古墳休憩スペースで、私達は談笑していたのだが
今日はいつもと違っていた。
「あれ、うな重達の所に女の子がいるよ」
みうなが公園の広場の方を見ながらそう言った。
うな重達の方を見てみると、確かに女の子が居る。
「あの制服は、星宮……うちの学校の子かな」
良く見ると綺麗な金髪のロングで巻いている感じの髪型かな?という感じに見える。
「ちょっと見てくるね」
みうなはそう言って休憩スペースを出てうな重の方に向かって行った。
「ぁ、私も行くよ」
私はそれを見てみうなの後をついて行く。
休憩スペースを出ようとした辺りですれ違ったハニーが、なにやら文花ちゃんに叫んでいる。
「ハニハニー!」
それを聞いた文花ちゃんも静かに立ち上がった。
広場に行ってみると、うな重と金髪の女の子がなにやら話している様子である。
「悪い悪霊はこの私が祓ってあげるわ!」
金髪の女の子がうな重を指差しながら叫んでいた。
まぁ、うな重は自称神様見習い?だが、悪霊っぽい顔をしていると常々思っていたりもする。
「ワシは悪霊じゃないじぇ!」
うな重が悪霊の様な顔で反論している。
「うな重は悪霊じゃないよ~」
みうなが金髪の女の子に向かって叫ぶと、その女の子はこちらに向かって
「安心して!貴方に取り憑いている悪霊は、私が祓ってあげるわ!」
凄く自信満々に叫んでうな重を指差した。
金髪の女の子はなにやら懐からスプレー缶?を取り出し
「対悪霊用特殊オイル、オーメン666(主成分はオリーブオイル)をお見舞いしてあげるわ!」
そう叫んでうな重に向かって噴射した。
ブシュー!ブシュー!
「うわっ、やめるのじゃ」
うな重と金髪の女の子が追いかけっこしながら、スプレーを噴射している。
「ぇえ~い、こうなったら!」
うな重が体を翻し、構える。
「ムチン三倍、尾汁玉じゃ!」
ぺちょ、ぺちょっと、うな重から放たれた粘液が金髪の女の子の足元に広がる。
「ぁあっ、うわぁっ」
ズテェ~ん
走っていた金髪の女の子は急には止まれず、粘液を盛大に踏んで見事に転んだ。




