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うなぎちゃんのカチューシャ  作者: チームつちのこ
うな重

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41/108

うなさんぽ4

クレープ屋さんを過ぎて暫くしたところで

「あれ、ここはどこじゃったけか」

うな重が少々道に迷った様で、辺りをキョロキョロ見渡す。


そんなうな重をうしろから狙う瞳があった。

魔女の森の黒猫とは違い、茶色の三毛の猫がそっと近づいていた。

うな重は猫に気づいていない。


その猫がうな重に飛び掛かろうとした時、

「危ない!後ろ!」

何処からか声がして、うな重がその声に反応する。


「うわっ、なんじゃ!」

間一髪、うな重は猫の攻撃をかわした。


「ぇと、あと、そうじゃ、尾汁玉を」

うな重が反撃をしようとするが、三毛猫の第二撃の方が早く間に合わない。


「じぇじぇじぇ!」

うな重が叫んだその時、背後から眩しい光が走った。


「ヴにゃ~!」

その眩しさに三毛猫が怯み、後退りする。


「うぉっ、なんじゃ!」

間髪入れず、うな重は誰かに手を引かれ路地裏に隠れる。手を?


眩しさから回復した猫は、自分の獲物が居なくなった事に気付き周りを見渡すが、うな重はもう居ない。

いぶかしげな顔をして、残念そうに猫は去って行った。


「……。居なくなったかじぇ?」

安全を確認したうな重が、ひょっこり顔を出す。

うな重は先程助けてくれた相手に、頭をペコリと下げお礼を言った。

「ありがとうなのじゃ、ハニー」


うな重を助けたのはハニーだった。

ハニーは軽く手を上げうな重に返事をする。

「ハニー」


するとうな重が、

「ついてこい、と言っているのかじぇ?」

ハニーは軽く頷いて、路地裏の奥へと足を進めた。


うな重とハニーが小道を暫く進むと、開けた通りへと出てハニーが手を上げる。

その手を上げた方向を見てうな重が口を開く。

「ぉお、あの公園だじぇ」


いつもの古墳休憩スペースがある公園が見えていた。

歩き慣れた様子でハニーは進み、躊躇うことなく古墳休憩スペースへと入っていく。

うな重はその後をついていった。


出土品のレプリカが並んでいる辺りまでハニーが進むと、他の埴輪と殆ど見分けがつかない。

「ハニー」


「なるほど、ここら辺は安全だじょ」

だんだん普通にうな重とハニーの会話が成立し始めている。


「改めて礼を言うじぇ、ハニー」

ハニー (どういたしまして)


「しかしハニーは散歩慣れしているんだじぇ」

「 ハニ(この周辺なら)ハニー(良く出歩いてますから)

うな重とハニーは仲良く会話を始めた。



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― 新着の感想 ―
ハニー┌|°△°|┘!! ハニハニ喋ってるΣ(゜Д゜)!?
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