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うなぎちゃんのカチューシャ  作者: チームつちのこ
うな重

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30/108

マイハニー2

「だからハニワがいるのか〜」

そう言ってみうなが見た先を私も見ると、確かに机の上に埴輪が置いてある。


「うん、私のハニワ」

「マイハニー」


みうなはそのハニワを見て

「カワイイね」

笑顔で文花ちゃんに返事して、文花ちゃんもそれに応えて笑顔で返しているのを見ていると微笑ましいなぁと思った。


さらに屋上で見たのはこのハニワか、と思っていると文花ちゃんは少し上目遣いでみうなを見つめて

「みうなちゃん」

「鰻って、縄文時代から食べられているんだよ」

そうみうなに語りかけた。


みうなに歴史の話題が通じるかと思ったらなにやら縄文的鰻の豆知識が出てきた。

「ぉお!鰻ってすごいんだね」

やはりみうなの鰻の話題に対する食い付きは人一倍凄い。


元々小学校の時も何気にみうなと文花ちゃんは気が合っていたし、久しぶりとはいえすぐに打ち解けた感じになっている。


鰻と歴史?縄文の話をするみうなと文花ちゃんを隣で見ていた私は、ふと文花ちゃんに質問しようとし


この古墳休憩スペースに居るなんて珍しいね、と言おうとして思い止まった。


そうだった、この古墳休憩スペースって小学校の頃に文花ちゃんから教えて貰ったんだと。


その後、文花ちゃんは別のクラスになったり習い事が忙しいなどの理由で此処に来なくなっていった事を思い出した。


それを踏まえて、改めて私は文花ちゃんに質問をする。

「ここに来るなんて久しぶりだね、習い事の方は大丈夫なの?」


すると文花ちゃんは

「うん、習い事はこの間3級に受かって」

「だからもう落ち着いたの」

そう答えた。


文花ちゃんの習い事が何なのかはよく知らないが、きっと文花ちゃんみたいな清楚な感じの茶道とか、書道とかなんだろう。3級とか言っていたし。


「じゃあ、また前みたいにここで一緒に遊べるね」

「やった~」


みうなが嬉しそうに椅子に座ったままトクホの様に万歳して喜ぶ。


私も文花ちゃんの事は人として好きだし、この古墳休憩スペースを教えて貰ったりしているし、嬉しい。


「そうだね」

そう思い、みうなの万歳の横で文花ちゃんの方を見つめて微笑み返事をした。


縄文と鰻の話で盛り上がっている二人を見て、不思議なところで気が合うんだなと改めて思った。


小学生の頃に体育の授業で縄跳びをした時か、あの時も凄かった。


確か縄跳びで、男子が二重跳びが出来るんだぞと息巻いて女子に食って掛かった事があった。


みうなが悔しがって二重跳びを頑張っている横で、文花ちゃんが凄い跳び方をしていた。


明らかに二重跳びを越えて三重?いやそれ以上の速さで跳んでいた。

しかも素の真顔で涼しい顔をしながらである。


それを見た男子は、ばつが悪そうにそそくさと退散していったのだ。

それでみうなが、文花ちゃんすごーい、と気に入って以来仲がいいのである。

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― 新着の感想 ―
マイハニーって、ハニワのことかぁwww
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