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宣告-SENKOKU ~余命宣告を受けた父から愛する家族へ贈る365通の手紙~  作者: 佐久間五十六


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第21通 外食

 このところ体調は安定している。今日は外出許可を貰い、久しぶりに美代子と外食にでかける事になっていた。

 「何食べたい?」

 美代子は俺に聞いてきたから即答してやった。

 「ハンバーグ。」

 それは美代子とよく行っていたお気に入りのレストランの看板メニューであった。

 「あそこで良いのよね?」

 美代子は知っていた。知っているも何も、悠平と行くレストランはこの世に一つしかない。和牛100%の肉汁たっぷりハンバーグ。それは美代子と初デートの時に、ここのレストランで美代子とデートする口実にも使った思い出のハンバーグであった。

 女性を口説くなら先ず胃袋から。これは男女共通の鉄則の様なものであり、美代子は悠平に上手く誘われた。使い慣れないナイフとフォークを不器用に使っていたのを今でも覚えている。今日はそのレストランに通う事50回目の記念日?であった。

 食事の時間はあっと言う間に過ぎ去って行った。PM-8:00俺は何もない病室に戻って来た。あんなに旨い飯は生まれて初めてだった。


 我が子へ 其の三十

 ハンバーグ…。誰が作り出したかは知らないけれど、これはもうノーベル賞をあげるべき美味な料理だ。これを嫌いだと言う人がいるならそれは、味覚がどうかしている。お前はどうだ?ハンバーグは父さんにとって色々な意味のある思い出深い食べ物なんだ。次はいつ食べられるか分からないけど、また母さんと行きたいな。その時は家族が一人増えている事を願うよ。あの肉汁溢れる香ばしいたまらない匂いと、鉄板の上で聞こえるジューと言う肉汁のはじける音。モーたまらん。

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