第20話 15日目 お祝いパーティ-上
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女。魔精霊の呪いで羽がなかったが、エリラ達の尽力で羽を取り戻す。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
テッカ(て :ヒト族 秘書メガネ。アリハラの防衛隊員。
つや消し黒髪のショートヘアー、瞳はブルー。目は細めだが理知的タイプのメガネっこ 着やせしている
一応魔導師
トロ(と :ヒト族 丸めがね。ピラーサミヤ王国騎士。
髪の毛のボリュームたっぷりのつやつや、でかい三つ編み(ゆるミツ)。目はたれ目系のかわいコちゃんふう、瞳は茶色。いい体をしている(笑)
一応テイマー。場やものの気を読む。
▼大陸・地域名
・ ボダーゲン大陸
エリラ達が降り立った大陸。ハチの故郷がある。
・アリハラ(都市名)
北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。
夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。防衛隊がある。
・ピラーサミヤ(都市名)
通称ピラーサ。別名ヒラタガ(笑)
一応王都。トロが所属する騎士団がある。
▼特殊用語
ライブラリ…ナシの記憶層。アニメ、ゲーム、マンガ、その他、片寄った人類文明・文化の知識や記憶がごっちゃになっている。仲間からは全部ひとまとめに「おたく知識」「おたくライブラリ」として認識されている。
かぶりつき:敵の怪物
竜の体内で、エリラ達を襲ってくるモンスター。こっちの世界ではかんけーない
......はずだった。
夕食は、ハチの解咒のお祝いパーティーになった。メイが腕によりをかけてごちそうを次々に用意する。
トロとテッカも、いつのまにかいい助手になっていた。
特にテッカは、わりと食器のセレクトセンスが良く、メイと気が合うようだ。
トロが木や草に通じる野生児ベースだとしたら、彼女は人工のものに波長が合うように見える。
野生児…複雑やな(と
結構なほめ言葉ですよ。なしは、変人がお気に入りです(る
そうだね。ヤツ自体すごい変わりもんじゃん。まー、女のコほめる言葉じゃないけどねー(き
人工のもの…確かに、造形物や建造物には魅力を感じます(て
うちぜんぜんそーゆーのどーでもえーもん(と
いいコンビよ(れ
マチとラウラとメイが、サプライズで花束を用意していた。
レンダやキラ、ルルアやミノも、さりげなくハチに似合いそうな髪飾りや小箱などを渡す。
うれし泣きしながら、華やかな笑顔を見せるハチ。
リムがおめでとうのハグなので、テッカ、トロもそれをまねする。
俺、中にいるわ(な
「いいよー、ナシくんも!」(は
「じゃ… ハチ、おめでとう! これからもよろしくね!」(え
そのあとは、またみんなわれもわれもとハチに群がる。
こういうときは、さすがのルルアもノーブルに振る舞ってみせるので、トロとテッカが驚いていた。
「あの、実はあたしからも…」(は
と、恥ずかしそうにハチがポシェットに手を入れた。
「はい、キラちゃん! レンダ! ミノちゃん ルルア メイちゃん ラウラちゃん リムちゃん テッカ、トロ、それからエリラとナシくん!」(は
小さな手に乗るくらいのみんなの姿をしたぬいぐるみ人形だ。一体、どこにそんな時間があったのだろう。
「かわいい! これあたし? 似てるじゃん ありがとうハチ!」(き
「まあ」(れ
「レンダ、可愛すぎです」(る
「あなたもよ」(れ
「あー、ちゃんとしっぽがあるー」(ら
「わたしもぱくちゃんとー」(り
「おー、メガネまで…///」(み
「すごいわ...こんなの貰ったの初めて…」(め
「わたしも ハチ、ありがとう!」(ま
「これ、二人一緒だ」(え
「へへー、青い眼と金色の目」(は
「ハチ、ありがとう」(な
「いいえ ありがとうナシくん えりら」(は
ハチはその笑顔だけで十分すぎるくらいだがな(な
「うちの人形…よーできとー...。テッカもそっくりやな」(と
「うん ハチさん..ありがとうございます(涙)」(て
「えへ もう、二人とも仲間だもんねー」(は
「仲間…(ぽろ」)(と
ナシ、あたし、あのコ達好きだよ(え
ああ(な
ハチにこんな才能もあったなんて。驚いたわ(れ
うん。これって、おたく文化のちびキャラ(み
すごいですよねー あたし、うらやましいです…(ら
指に包帯ひとつ見たことなかったけど…(め
針くらいなら通らないいだろ 俺ら(な
あ、そうね それでか、あたし包丁で指切らなくなったわ(め
苦笑(え(れ(ま(は
マチ、アホ毛まで そっくりです(る
にこ ハチに免じて、黙っておくわね。可愛いわよ。ちびルルア(ま
お人形さんなんて…何年ぶりだろう…(き
「ハチのはないのー?」(り
「え? あ、わすれてたー///」(は
「じゃあ、今度ハチのもつくったら見せてよ」(き
「そうね。ツーショットとか、みんなの並べましょ」(れ
さすがやね。手作り…誰もエリラはんにふらへん(と
これが当たり前にできるチームって、あたし、やっぱりすごいと思うよ(て
ん… ほんま... (と
ナシくん、あれって?(え
ああ...なんでも作り出せる、創造の力に対する皮肉や当てこすりがないってのが、すごいってことさ。普通の集団なら、ひとりやふたり、そういうイヤミを言うヤツがいるのが普通だ。慣れてりゃ、その気がなくてもそういうことを口走るのが人間だしな。すごいと思うぜ、このメンバー(な
そか、そうなんだ… そだね... すごいよね(涙)(え
「あら? 月が昇ったわよ」(れ
「わーー 満月だー! ナシくーん 満月だよー!(は
そうか(な
「なーにが『そうか』だーこのくそばかー! ほらー、お待ちかねの異界の満月だぞー! みんなー、いこー!」(え
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「でも、ナシはんってなんなん? ただ増幅能力あるからだけやないやろ? なじんどるの」(と
「ナシさまは…あれで…寄り添ってくれる。それって、すごいことだと思う」(て
「確かによーみとる思うけど」(と
「価値観を押しつけないのよ。あんな男、あたし見たことない」(て
「それだけじゃないわ。彼がいなかったら、あたし達、ここにいなかったわ。…たぶんね」(れ
「え?」(と
「竜の中で再生すると、竜の肉の中に閉じ込められています。それを掘る力があったのが、ナシだけだったのです」(る
「リムだけは別だけどね。彼女だけは、自力で抜け出してきたわ」(め
「一生懸命なんだよー。生存者がいた!って、いつも。竜の血真っ赤に浴びて..」(は
「多少スケベなのは…まー、ぶんなぐっちゃったけど。あの姿はかっこつけでできるもんじゃないからね」(き
「でも、犠牲者っていうか、生存者が女のコばっかりだったってゆーのもラッキーだったんじゃないですかー?」(ら
「そうね。筋肉もりもりとか、おなかの出たおじさんとかだったら、ナシくん、あんなに必死になったかしら?」(ま
「それは、ないわね。…と思うわ」(め
「絶対ない。たぶんない。おそらくない。きっとない。まずない」(み
「100%ないわね」(れ
「はい。特に胸筋、大臀筋のあたりで逃げ出すか、股間にさしかかったところで絶対、100%拒否反応を起こしたと思います」(る
「だいでん…ケツやね」(と
みんなよくわかってるねー。異論反論はあるかね? ナシくん(え
ございません。おっしゃるとおりでございます(な
なくてよかったーって心底ほっとしてるねー(笑)(き
「でもー、みんなも美男子とかじゃなかったら絶対無視したでしょー?」(り
「…………………………………」
「みんなあっち向いとお」(と
「みなさん正直で…くすくすくす なんかよかった!」(て
「こうやってみるとさ、ほんとに奇跡なことだったって思うよ」(き
「奇跡ですね」(る
「あんたがいたのもね」(れ
「みんなそうですよ。でも、みんなに会えて幸せです-!」(ら
「だよね! あたしも、ほんとに嬉しいよー!」(は
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次回....野暮だね 続くよ(き




