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第12話-8日目-3 気の属性?


▼登場人物

ナシ(な :異界もん

なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子


エリラ(え :魔導師 

ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)


ハチ(は :妖精族

黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女。魔精霊の呪いで羽がなかったが、エリラ達の尽力で半分羽を取り戻す。


ミノ(み :鬼娘  

髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者


レンダ(れ :獣人 

蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)


ルルア(る :ゴーレム

銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。


メイ(め :ヒト族

赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。


リム(り :ぬえ

赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。


キラ(き :魔人

赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。


ラウラ(ら :竜人

イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。


マチ(ま :天翼人 

緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。



テッカ(て :秘書メガネ。アリハラの防衛隊員。

つや消し黒髪のショートヘアー、瞳はブルー。目は細めだが理知的タイプのメガネっこ 着やせしている

一応魔導師


トロ(と :丸めがね。ピラーサミヤ王国騎士。

髪の毛のボリュームたっぷりのつやつや、でかい三つ編み(ゆるミツ)。目はたれ目系のかわいコちゃんふう、瞳は茶色。いい体をしている(笑)

一応テイマー。場やものの気を読む。



▼特殊用語

ライブラリ…ナシの記憶層。アニメ、ゲーム、マンガ、その他、片寄った人類文明・文化の知識や記憶がごっちゃになっている。仲間からは全部ひとまとめに「おたく知識」「おたくライブラリ」として認識されている。


● ボダーゲン大陸

エリラ達が降り立った大陸。

ハチの故郷がある。


・アリハラ(都市名)

北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。

夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。

防衛隊がある。


・アンキ(アリハラの女戦士)

アリハラの防衛隊隊長。魔獣狩り等の通り名を持つ。



▼2F 仕事部屋 小会議室がいつの間にかそうなっている 


  仕事部屋ってやだ。もーちょっとおしゃれな名前ないのー?(え

    考えとく …誰か考えてくんねーかな(な

     

ポシェットのポーチバージョンをマネして作ったような自前のケースを持ってくるトロ。


「草に聞いてきた この草の根の汁、石に書ける。筆がいい」(と

「雑草? 普通? レア?」(て

「わりとレア…」(と

「そうか…みんなに知らせてやりたいけれど…そうするとそのコが乱獲されちゃうね」(て

「ん」(と

   いいコだね(え

    やっぱこっちでも珍しいか こーいうの(な

   ふつーは、あんまり意識しないからね。やっぱり(え

    「たかが草」、だもんな


「トロ、ありがとう。どんな感じになるのかな テッカ、なんかサンプルある?」(え

「あ、すみません 用意してきていません…」(と

「じゃ、とりあえず実験用にきのーつくった簡易転移石」(え

    液をムダにしないなら、文字より記号、マルとかバツとかそーゆーのがいいだろうな(な

  そだね 表かメモつくって…(え

    回復系は○  転移系は△ 結界系はX 攻撃系は◇とか ...点にして、点の数で分ける方がいいか(な

  というのを、そのまま書きながら話すエリラ。


「コレは転移系だから△…石の端っこにちょっぴり 結構ギザギザな石だなー」(え

「あ、筆の先にちょっとつけて…ちょん、ちょん…」(と

   青白く、淡く光り出した。しかし輝きと言うよりぼんやりした…そう、スイッチを入れたらウラでLEDが光るような…


「どのくらいで消えるの?」(え

「石の魔力がなくなるまで…たぶん」(と

「そりゃすごいね…テッカ、この草の汁の属性、読める?」(え

「え? 草の汁の? そんなの考えたことも………?…??...?..???...?... すみません 見たこともない感覚のものが引っかかって…それを無理に言語化・文字化すると 妖...純.....精.....聖....邪…あと無?....かしら」


「…ナシくん、これって、気じゃない? てゆーか気の属性って言うか」(え

「?」(て

「なし?」(と

「(平静を装って)ルルアがね、生命が持つ気に対して、魔力はウラの気だっていったことがある。魔力には7属性があるけど、その裏側の「気」に属性があるなんて聞いたことないけど、あっても不思議じゃないんじゃないかなー....。

万物を5つの要素、てか元素と、その流転からとらえる五行って考え方はある。それから、大きく陰と陽に分けるのも、あっちじゃ有名だ。5行はたしか…木火土金水。だけど、今のテッカのは、別の感覚からのもんだ。6つの要素、っていうより、感覚的に6属性っていう気がする」(え ~(な 

 片目をつぶっているエリラ。よーするに、つぶってる方に俺が出てきて後半しゃべった

   エリラさんの声が、いつもよりかわいい。あっち?(と

   気配も何か違う(て


「陰気と陽気はわかりやすい気の状態だけど、そもそも…あらゆる気持ち、感情状態は、表情、声、体調、姿勢に現れる。心とカラダの両方をつなぐものが気。一般には、感情の喜怒哀楽に驚きと虚無が大きなカテゴリー。それぞれが状態としてある。で、その感情一つ一つにエッセンス…属性があるとして、........この6つの感情状態が、今テッカが感じ取った「妖 純 精 聖 邪 無」に対応するかどうか…。ちょっと分類してみるか... あくまで直感だけど.......


喜 - 聖 

怒 - 邪

哀 -   妖 

楽 -  純   

驚 -    精

無 - 無

  この空白は?(え

  即、直感でまっすぐ結びつけていいかどうかってゆー迷い。躊躇だ(な


たぶん、哀…悲しみは妖に通じる。楽と驚は、瞬間に現れて制御できない、っていう点では無心に近い。その意味ではどちらも同じっていえるか…。ここの精が純粋な本質そのもの的なもの…となると、

楽 - 純   驚 - 精 こっちはしっくりする。  

楽 - 精…× 驚 - 純…× こっちはやっぱり違うな …うーん驚も純粋…いや、混じるものが多い…。

心が楽な状態、楽しい感覚は、やっぱり純粋な状態 って感じだ   

驚は、喜怒哀楽をそれぞれ含んだ驚きはあるけれど、強烈な驚きには、感情が吹っ飛んでただ、「純粋に驚いた状態」それは、純と言うよりもう驚きそのものの「状態」。…それはむしろより凝縮された精でいーんじゃねーかな。そう考えると、さっきの図は、やっぱこんな感じでいいと思う。


喜 - 聖

怒 - 邪

哀 - 妖 

楽 - 純   

驚 - 精

無 - 無


  この感情のなかにいる6属性 全部が1つの状態の象徴としてあるとすると…。

「トロ、植物にも喜怒哀楽はあるが、怒っていやすい植物とかなんかいつも驚いている植物とかってあるか?」(な


「…植物は、普通安定している。そんな片寄ったのいない。でも魔物や妖精には、各感情を代表しているみたいなものはいる」(と

「ありがとう。この分析は、そう簡単に結論が出てくるもんじゃねえ。役に立つのかもわからねえ。だが、気持ち・感情と魔力…気と魔力ってのは、思った以上に一体化しているもの。切り離してあるもんじゃねーってことだ。

魔力の属性に対する、感情の本質属性…感情そのものが、怒りとか喜びの属性を持つっていいかたもあるが、それぞれにその本質属性があるって言うのは面白いかも知れない。ただ、この手のものは見るひとによって違うってことも多い」(な

「え?」(て

「つまり、テッカの感覚でとらえる感情の本質がそういう単語に置き換えられただけで、万人に共通したもんじゃねーかもしれねーってこと。当然、それぞれに対応するっていうとらえ方も俺の感覚に過ぎねーから、人によって結びつけ方は変わるはずだ」(な

「よーするにー、『だからなんだ』ってゆー結論は、今は無理だね。文字通り、だから何? のよた話にすぎないってことだねー(え

   なにげなくフツーに出てきてエリラもしゃべっている。


「現状として、さっきの植物の汁には気の6属性…6元素っていえるかどうかわかんねーけど、それが見えたと言うこと。

これはやっぱり検証の余地があると思う。他の植物でも、同じなのか、比率差があるのか…こいつがはっきりすれば、1つの仮説は導き出せる。つまり、石に書けない他の雑草の根からとった汁は、どういう組成になってるかってことだ。当然、6属性っていうのもまだ仮定、このほかにもあるかもしれない」(な

   メイ、悪いが雑草、何本か抜いてきてくれ(な

  わかったわ(め


コンコン 

「草、抜いてきたわよ」(め

「ありがとう。 …とろ、どのくらいなら、潰しても死なない? この草は」(な

「…半分くらい..なら大丈夫」(と

「テッカ、この汁でさっきの魔法石に描けるか?」(な

「...... 書けませんね」(て

「組成を見てくれ」(な

「…………1つか、2つ…かな…。弱すぎて文字化への認識もできないけど…種類は1~2種類かと」(て

「この、感情特性の属性を利用すれば、足りない属性を与えることで、本来その力のない草にも、別の力を持たせられるかもしれないってことになるが…改造みたいであんまりいい気持ちはしねーな..」(な


「エリラさん。いまいるのは誰ですか? エリラさんではないですね?」(て

「それが、腹話術?」(と

「そ、そー。ま、二重人格ってゆーのかな。得意ジャンルが違ってて…汗」(え


「詮索はしません。ただ、新たな知見の幕開きを見た気がします」(て  

    二人でひざまづく

「弟子にして下さい」(て

「わたしも」(と

「ちょ、ちょっと、ふたりとも…」(え


「さきほど、メイさんが草を持ってきました。偶然とも考えられませんし、カンがいい…じゃありえません。…念話、ですね」(て

「まわりながら、着替えた姿…あれは、縫製魔法じゃ無理。ぜんぜん違う魔法」(と

「そして、石以外のものの組成鑑定 考えたこともありませんでした。そして、その結果新たな要素の発見。コレは、魔法史、魔法文化の革命か、新たな地平の幕あきです」(て

「思った以上に学究肌なんだね」(な

「なしくん!」(え

「俺は、エリラがつまった時だけに出てくる、彼女の能力の端切れにすぎねー。この状態の時だけ、少しだけ意識を伝えることができることがある。じゃ、また機会があったら…あばよ」(な 

   このくそおたくー! でもあたしの能力の異常分岐体、みたいな説明はナイスだね(え

     おーよ(な


「...全く別人格ですね。ほんとに…」(て

「あ? ああ、そーだねι」(え

「…なんか、この世界のものじゃない気…もしかして、…まさか異界もんを飼ってるんじゃ」(と

「異界もん? うそでしょ」(て

「うそでしょ」(え

  しゃーしゃーとまあ(笑)(な

「ふう..邪悪なものは感じない…からいい..か」(と 

「そう..ね。今、何が何でも知らなきゃいけないことでもないですし…すっっっっごく、気になりますけど」(て

      


「さてと、ちょっとだいぶ脱線しちゃったけど…ふたりともありがとう。とろ、その根っこの汁って、保存できるの? それとも、必要な時にだけ少しすりつぶす感じ?」(え

「葉っぱからもとれるか、(そのコに)頼んで実験したい。それと、メイさんの家庭菜園で、栽培してみたい。…です」(と

「じゃあ、そっちのほう頼むね。テッカは、とりあえず手持ちの魔法石の鑑定お願い…できれば、鑑定のしかたのコツ、教えてくれない? そのあと、時間があったらフツーの石に魔法をこめる実験をしたいからつきあって」(え

「わかりました」(て

「はい」(と


「じゃ、いったん降りてお茶にしよう つかれなかったー?」(え

「…なんかすごく緊張しました」(て

「あたしは…半分くらいわかんなかった です」(と

 

_____________________

次回、「属性鑑定」(め

「いやー、今回キャストたった5人だよー」(え

「しかも、テッカとトロはここにはまだ早いし」(め

「実質メイと2人だけだねー」(え

「感情属性って感じのお話だったけど、魔力属性っていうものと並べて考えると、感情と魔力が対になってるってことなの?」(め

「なしくーん」(え

「わかんね」(な

「おいおい」(え

「もともとは、『ウラ』の魔力と『オモテ』の気っていう2重構造の話だったと思う。そこから直接対比させるなら、

地水火風空闇光…の7つに対して、喜怒哀楽驚無…6つの感情が対応するって考えるのが普通だ。だが、数が合わない。感情の分類が、現段階では6つの感情、ってことにしてるけど、あと一つか二つ、とらえるカテゴリーがあるかもしれない。例えば、狂気の感情とか、和の感情。要素が出そろってないところで、テッカがとらえた属性が『妖 純 精 聖 邪 無』。直感的に、こいつは気の性質か、一つの本質的な相じゃないかと思ったわけ。

で、勢い『感情』に対してあてはめてみたってこと。

コレをさらに図示していくと、魔力-感情-気の属性 ていうかたちで関係性が見えてくる可能性はある」(な

   感情と気っていうところで、すでに感覚の領域ね。難解すぎるわ(れ

「ほんと。複雑、っていうより、いい加減すぎるわ」(め

「しゃーねーじゃん。そもそも、テッカが文字化した《妖 純 精 聖 邪 無》にしたって、テッカの感覚で見えたものをテッカの言語感覚で表現したもんなんだからよ。しかも、まだ1種類の植物を見ただけの段階だ。学問的に行くなら、彼女にはこれから数百種の植物を見て貰って、属性の種類を明確にしなきゃなんねーだろうな。そして、当然ほかの動物や魔獣なんかも。生命体全部が調査研究対象になる」(な

「たいへんだねー」(え

「気が遠くなるわね」(め

「ただ、テッカみたいな感覚の持ち主がこの世にテッカ一人ってわけはない。たまたま、俺たちのまわりにそういうのがいないだけだったって考える方が自然だろう。逆に、彼女がとらえたアレを、すでにもう、体系化して学問化している人や文化が、どっかにあるんじゃないかって考えた方が合理的だ」(な

  感情の属性なんて聞いたことないけどねー 激しさや静けさで、火のようとか水みたい、なんて言い方や、状態はあるけどさ(き

「博識のキラにそーいわれちゃあどーしよーもねーけど、見方によってはそれほどマイナーで実用性に乏しいジャンルってことなのかもな」(な

  要は焦ったってしょうがないってことね(れ

「わかんないやー、ってことがよくわかったねー。メイ」(え

「ほんと なんかの役に立つのかしら」(め

「たたねーから誰もしらねーんじゃねーかって話」(な

  その逆かもしれないけどね(れ

  そ。ナシがちらっと言ってたじゃん。属性付与で改造が可能かもって。それ、マジで可能だったらヤバいよ(き

「だな。探求心が元で、世界が滅びる可能性もあるってこと。禁断の知恵ってヤツになるかもしれねえってわけか」(な

  ナシの世界って、そんな感じのとこあるよね(き

   まーな 制御不能の力を持っちまってんな(な

「そだね…しゃれになんないけど、ありうるね」(え

  ヒミツにしておかなきゃならない知識と知恵か(み

「もー、ナシくんってどーしてそーゆー方向のものを引きずり出してくるのかしら」(め

  .....すみません(な


次回予告にしては、ほとんど本編の追記になちゃったわね。ごめんなさい(め

とゆーわけでー、話を戻すと次回は魔力の属性鑑定!(え

  お色気が不足しています(る

「もーいーって」(え

  いずれは、お色気の属性を是非…(る

     ....考えとく(な

「なんかいったかねー?」(え


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