第10話-6日目-2 魔法石実験
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女。魔精霊の呪いで羽がなかったが、エリラ達の尽力で半分羽を取り戻す。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
テッカ(て :秘書メガネ。アリハラの防衛隊員。
つや消し黒髪のショートヘアー、瞳はブルー。目は細めだが理知的タイプのメガネっこ 着やせしている
一応魔導師
トロ(と :丸めがね。ピラーサミヤ王国騎士。
髪の毛のボリュームたっぷりのつやつや、でかい三つ編み(ゆるミツ)。目はたれ目系のかわいコちゃんふう、瞳は茶色。いい体をしている(笑)
一応テイマー。
▼特殊用語
ライブラリ…ナシの記憶層。アニメ、ゲーム、マンガ、その他、片寄った人類文明・文化の知識や記憶がごっちゃになっている。仲間からは全部ひとまとめに「おたく知識」「おたくライブラリ」として認識されている。
● ボダーゲン大陸
エリラ達が降り立った大陸。
ハチの故郷がある。
・アリハラ(都市名)
北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。
夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。
防衛隊がある。
・アンキ(アリハラの女戦士)
アリハラの防衛隊隊長。魔獣狩り等の通り名を持つ。
町長の奥さん。気っぷのいいあねさん。
・ピラーサミヤ
通称ピラーサ。別名ヒラタガ(笑)
一応王都。
▼2階の実験室〔仮〕
もともとは小会議室なんだが、なにげに使い勝手が良さそうで、テッカとエリラでテーブルをはさんで差し向かいになっている。
「テッカは何系の魔法?」(え
「え、あ、あっしは…」(て
「ふつーでいーよー」(え
「はい…」(て
エリラ、小さめの火で、顔か肩の脇、かすらせよう(な
…の方が早いか…(え
指でゆっくりはじくようにすると、しゅっと、細長く、橙色の炎がゆっくりめに飛んでいく。
瞬時に対応するテッカ。眼鏡の奥の瞳がいい感じにきりっと光を放った。炎が何かにくるくるっと巻き込まれるように動いて消える。
なんだありゃ(な
風…じゃないねー(え
「いきなりごめんねー。珍しいねーそれ、なに?」(え
「ふう… 想像以上に実戦的で強引ですね。空間系です」(て
「グラビティとか?」(え
「似た効果を生むこともできますが、単純に空間をゆがめます」(て
キラの圧縮にも似てるが…(な
「時空系…じゃなくて、うーん…空間転移できるとか」(え
「残念ながら…ある程度の物理攻撃は防ぎます。攻撃に使う場合は…」(て
と、胸ポケットからペンを出してほおると、そのまわりが一瞬波紋のように歪み、ペンがねじ曲がって折れた
この間のアレに似てる(え
ああ。俺もそう思った
「数名集まれば、一個師団を空間ごと殲滅できますが、1人だと…せいぜい3~5m四方、5~6人がいいところでしょうか」(て
「これなら、このあいだの巨大魔獣とかもやっつけられたんじゃない?」(え
「あれは、大きすぎます。それに、アレは魔法防御も展開してました」(て
「なるほど 数名でやっても?」(え
「数名…がなかなかいないので」(て
「なるほど。やっぱ、結構レア系だよねそれ。あんまり見たことないもん」(え
「エリラさまは…」(て
「えりらでいーよー。あたしは、そ…そー、せいぜい縫製魔法と、四大系くらい」(え
「じょ、じょーだんでしょ! 系統まったく関係ないじゃない…あ、すみません まったく別系統の魔法…聞いたことありません」(て
焦って驚いた顔、可愛い(な
うるさい(え
「あの、馬車の車軸を直したというのは」(て
「あ、縫製魔法の応用で」(え
「な、なるほど…たしかに植物ベース…あり得なくはないですが…聞いたことがありません」(て
なんか肩凝ってくるな(な
だねー(え
脱がしちゃうと柔らかくなります とルルアなら(な
あほ(え
呼びましたか?(る
い、いー 呼んでないから あとでねー(え
「お茶をお持ちしました」(る
「る、ルルアー なんできたのー」(え
「別に。メイとトロがお湯をひっくり返して大騒ぎをしていたので。代わりに」(る
「あ、申し訳ありません わざわざ…」(て
じ… とテッカを見つめるルルア
「な、なにか」(て
「きれいな目をしていますね。声も、ステキな力強さを感じます」(る
ふ っと離れて
「ではごゆっくり。お邪魔しました。あ、わたし、ルルアと言います。よろしく、テッカ」(る
「あ、ごていねいに…いえ、あ、えっと///」(て
うわー 意外ともろいね(え
おもろいです(る
「何者かわかった?」(え
「え? え? お仲間、ですよね」(て
「そ。ならいいや。じゃあしばらく答えはおあずけ」(え
「く…」(て
いじわるえりら(る
「アレのこと話したら、もう話があっちに行っちゃうよ。今は、ちょっとテッカにいろいろ力を借りたいんだから」(え
「え? は、はい なんでしょう?」(て
机の上に魔石を転がす。ま、おいただけだが。
「昨日、この石の属性、一発で鑑定したよね。得意なの?」(え
<風3 土1 闇5>
「あ、はい でも私にはあんまり役に立たない力で」(て
「ふーん もったいない…。じゃさー、闇属性って、なに?」(え
「石に含まれる属性の場合、それだけではあまり意味も力もありません。夜のもの、闇のもの、死者や異界もんの召喚の時に利用されると言われています」(て
いきなりきたねー(え
ちょっとていねいにいこう(な
「…夜のものって?」(え
「文字通り、夜行性のもの…この町のは特別ですが、一般的なゾンビや、夜行性のへびや魔物…」(て
「そんなの夜出てつかまえりゃーすむじゃん」(え
「まあ、そうなんですけどね」(て
「昼間に大量に呼び出すとか? ただの嫌がらせじゃん」(え
「まあ、そうですね。ニーズは限定的かと」(て
「死者ってー?」(え
「まあ、魂とか霊とか、文字通り故人を呼び出すものです」(て
「必要ないよねー」(え
「ないですねー あ、隠し金庫の場所を隠したまま亡くなった方に聞きたい時に呼び出すなんて話はあります」(て
「そーなんだ」(え
「まあ、ウチの田舎の話ですが」(て
地域差によっては、ニーズがあるのかもな(な
「あと国や町によっては、なくしたペットに会う、という召喚を生業にしているものもあるようです」(て
「召喚魔法で商売…そりゃまた…じゃ、異界もんって」(え
「これが…エリラさんは、異界もんにあったことは?」(て
「ないよー」(え
「ですよね。今まで、見たって人とか会ったって人に会ったこともないんですけど...」(て
「そーいえばそうだねー でも、みんな言葉だけは知ってるよね。なぜか」(え
「そーなんです 幻の魔物…幻獣のコッケト・リスとかロックンロール・バードやババジジリスクなんかと同じかと」(て
「おもしろいねー で、そーゆーのを呼び出す魔法があるんだ」(え
「あるって話だけですね~」(て
「そもそもなんだけど、闇属性魔法ってのは? あたし縁がなくってさー」(え
「おもに、呪い、呪法でしょうか」(て
「いかにもじゃん。安らぎとかじゃなくて?」(え
「あ、できそーですね。でもどちらかというと寝たまま目を覚まさないとか…」(て
「陰気だねー。じゃいわゆる即死魔法とか~?」(え
「そうですね」(て
「病んでるねー」(え
「そーですねー ぷふ それ、おもしろい くっくっく あっはははっ 失礼、確かに、呪うなんて病んでますよね。心が」(て
「さもなくば、閉ざされてるよね。悲しみや苦しい思いに」(え
「…えりらさん…」(て
「光属性の魔法ってゆーのは?」(え
「単純に浄化系、癒やし系ですが、光弾とか、攻撃魔法も」(て
「…て、じゃあ闇は侵食とか、闇弾みたいな攻撃魔法にもなるんだ」(え
「そー…ですね、原理的には。また、どちらも目くらましにつかえますね。ぴかっとかどよおーとか」(て
「なるほどー…。そーゆーのができるのって、やっぱり生まれつきそういう属性持ち、だよね」(え
「まあ。魔導師の能力って、天性のものに左右されますね。縫製魔法も、学びたいですがとっかかりがありませんもの」(て
「ごめんねー…。誰でも自由にどんな魔法でも使えるってなると…結局魔法石だよりになるわけだ。考えようによっちゃ、すごいねー」(え
「ですが、属性不詳、といいますか、傾向の全部が解明されているわけでもありませんし、かなりぶっつけ本番というか、組み合わせで思わぬ効果のある魔法ができたり…。たのしいですね」(て
「いや面白いよ すごく参考になる。そっかー…召喚なんかには闇属性を持ったものが必要なんだ」(え
「いえ、それと、光属性。召喚には、両方必要です」(て
「じゃ、個人でそういう能力もってるなんていうのは、要するに複数の属性持ちってことか…」(え
「可能性としては皆無じゃないと思いますが。エリラさんなんて、四大に縫製って、それだけでも異常というか、バケモノ…いえ、うらやましいです」(て
「いやー、……テッカ詳しいねー。ここの防衛隊って、レベル高いじゃん」(え
「それほどでも… 召喚魔法に興味あるんですか?」(て
「ん まねー。でも当面は、コレ」(え
ごと
「魔石…ですね」(て
「うん。治癒の魔法石と、転移の魔法石を作りたい。強引にビジョンを注ぎ込むってことも考えたんだけど、どんな属性の魔石がいいのかわかんなくってさー。端から試すしかないかーって思ってんだけど、魔石って、魔法石にしたら使いまわし効くのかな?」(え
「はい?」(て
「よーするに、本来、例えば火の攻撃魔法に向いてる魔石に風入れちゃってさー、違ったーなんて時にリセットできるの?」(え
「確かに、リセットする方法は聞きませんね 火属性のものに風魔法を入れたら、炎風の魔法石になるだけで…」(て
魔法属性消去の魔法とか石があったりしてな(な
げ… ちょっとそれ後回し(え
「ふむふむ…そゆことかー。じゃ、治癒石は?」(え
「普通は宝石を利用しますけど…もっと強力なのが作りたいんですね」(て
「うん」(え
「治癒には、体力回復、気力回復、解毒、ケガの治癒、病気系の根源消去…きりがないくらいで、全部に効くとなると、それこそ全属性・地水火風空闇光、蘇生魔法を発動するのと同じくらいレアで難易度高いですね。といいますか、それはもはや蘇生魔法が発動できると思います」(て
「なるほど。そーなっちゃうんだー。…転移魔法は?」(え
「それも…基本は全属性で、特に空、闇、光を強く帯びてないと厳しいかと」(て
「どこで手に入るかな」(え
「魔石の入手は…心当たりもありますが、そういうレアなのはまず、普通わからないんで出回ってこないし…私も見たことがありません。たいてい、もう効果のわかっている宝石を利用するのが一般的ですね」(て
「そっか…手に入れるのは、やっぱ魔法グッズ店とか石屋さんだよね」(え
「あとは、ダンジョンとか、発掘現場、山肌や谷底。それと、竜のイケニエの祭壇の近くには、かなりすごいレアものが見つかることがあると言います」(て
「ふーん」(え
あちゃー、そーいえばそっちの方すっかり忘れてたー この町ではどーなってんだろ(え
宿題がどんどん増えるな(な
「あ、お茶がすっかりもう冷えちゃってる! ごめん、ちょっと休憩しよう! ずっとしゃべりっぱなしで疲れたでしょー」(え
「あ、いえ ありがとうございます。楽しいので、つい私も」(て
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次回「防犯魔法」(て
ほう、ちゃんと言えるな(み
レンダとは違う知的な落ち着きがある(な
ほめ過ぎね(ま
あの、防犯魔法って何ですか?(て
なんだろーねー(え
何だと思う?(め
ど、ドアにカギをかけるとか窓にカギをかけるとか(て
アホ(と
じろ(き
す、すんまへん(と
キラの眼力は効くよねー 思念体でもー(り
威嚇(笑)(み
そお。テッカの国では施錠を魔法って言うのね(ま
めずらしーですねー(ら
オシャレのつもりなのね かわいいわ(れ
てっかちゃーん、窓に魔法かけといてねーってアレね(め
~~~~~~~くっくっく...(と
トロの調教はできていますね。一生懸命こらえています(る
....///////(て
みんなトロより意地悪だよねー(は
ねー(り
かわいーけどなー(な
甘やかすのはまだ早いよ(き
たらし発動(み
聞こえてないから^^(れ
まあ、次回をお楽しみに^^(め




