第8話-4日目-3 キラの調査成果
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女だけど魔精霊の呪いを受けていて、羽がない。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
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● ボダーゲン大陸
エリラ達が降り立った大陸。
ハチの故郷がある。
・アリハラ(都市名)
北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。
夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。
防衛隊がある。
・アンキ(アリハラの女戦士)
アリハラの防衛隊隊長。魔獣狩り等の通り名を持つ。
町長の奥さん。気っぷのいいあねさん。
戦闘力は十分で頭も切れる苦労人。
▼宿屋にて 夕餉を終えて
「えっと、みんなせかして悪かったね。おつかれー」(き
「キラの成果って?」(え
「まず、アジトの件。どんな形にしても拠点を持つってなると、防御がいる。で、メイの繭の透明化って、できないかな?」(き
「え?」(え
「なんか、前に透明のマント作ったとか言ってなかった?」(き
「だ、誰に聞いたの?」(え
「あたしが話したー 何の時だっけ、盗み聞きしたりされたりってやだねーって話してて」(は
なるほど。しかし、かえって不自然になる気がする。フツーにたずねてくる人も全部お断りってのは、どーだろうな(な
「そかー、まわり中トラップとかってゆーわけにはいかないよねー」(え
「それももっともだね。うん。ごめん。ちょっと神経質になりすぎてた。ナシでいーや」(き
微妙に混ぜっ返せないのが残念だわ(め
ナシでいーのにねー(は
ナシでいい(笑)(み
「う、うるさいなー。けっきょくやってんじゃん もー///」(き
「でも、透明マントのことなんて忘れてたよー。ありがとーキラ」(え
「これで郭通いも堂々とできます」(る
「それ着たら全然堂々としてないんじゃない」(ま
「おもいっきりこそこそですねー」(ら
「それから、盗聴や監視に対する防御結界。これは、いちいち開いたり閉じたりするのはめんどーだから、全員に素通りできるアクセ。これは、体の中に埋め込んじゃうか、本人以外の人がつけたら爆発するとか…だと子どもなんかが引っかかっちゃうとやだから、単純に作動しない みたいなブロックシステムがあった方がいいかもしれない」(き
「結界無効のアクセつけててー、本人ごと怪物に飲まれちゃった場合とかはどーするのー?」(は
「ニセモノとかに対しての対策は?」(み
「のっとられちゃったとか操られてるとかっていうケースも考えなきゃいかないんじゃない?…」(ま
「自分からいー出してこーゆーのもなんだけど、あんまり神経質になるのもどーかと思うけど…。そのへんはまあ、なしのライブラリーなんかじゃあり得ない話じゃないけどねー。魅了やロボトミー、洗脳対策として、あたしの魔法反射や、これからのエリラの魔石創造に期待してもいーんじゃないかな」(き
「あ、魔石創造といえば、簡易転移魔法石を」(み
「ま、それもその一環だねー。屋内からはじめて、だんだん距離を伸ばすのがいーんじゃない?」(き
「な、なんか宿題というか課題がどんどん山になっていくわね」(れ
「うーん 面白そーなのはいーんだけどねー^^ι」(え
「解咒トラップの解除法だけど、これは解咒の操作そのものに反応するから、術師を叩く意外不可能っぽい。そのかわり、術師をたどるヒントはあった。ただ、波動の癖を読み取るってゆー芸当に加えて、その波動を持ってるヤツをさがすってゆーには大陸規模どころか世界規模の探索が必要ってことで、現実には不可能。そのかわり、精霊の里、みたいなもんはあるらしい。よーするに、口コミで探すってこと」(き。
尋問か(な
カドが立つからその表現は避けよう。ナシくん(え
お問い合わせ(な
卑屈だねー(き
中間って言うのがないのかしら(め
「メイならどういう」(み
「お、お伺い ..とか?」(め
「ご神託だよー それじゃ」(り
「ふつーに話を聞いてみるでいいんでしょ」(れ
「実際、やっぱり精霊についての言及が載ってる本はほとんどない。呪いのかけ方っていう本もないかわりに、当然解咒について書かれたものもほとんどない。そもそも、竜に食われた時点で、ハチもいったん死んでるんだよね。その段階で、呪いも解除されているのが普通。再生の時、呪いも一緒に再生されちゃっていた、ってゆーのが気になる。てか、ちょっと変過ぎなんだよね。ありえない」(き
「………」(一同
「ま、再生が竜の力なのか、あたし達の力なのか、両方なのか…どれでも理由は考えられるけど…、今は犯人を見つけるのが先」(き
「だね。…ただの嫌がらせじゃないね、コレ」(え
「いっそ、ナシくんの増幅100倍ー、とかで強引に解咒って感じでやっちゃったほうが、案外うまくいきそうな気がする」(き
「あ、ミノのミニマムも解咒で解除できちゃったもんねー」(え
「アレには驚いた。非常識にもほどがある」(み
「でしょ。やっぱ、エリラの中のその男はあたし達の切り札になる。問題は多いけどね」(き
エリラの中の、その男(れ
ゆーと思ったよ(き
あたしもー(は
いや、いいから(え
オトコ…おとこなんですね....(る
しみじみ言わなくていいから(め
なんかあたし、こわくなってきちゃったかも。誰か代わってくれない~~?(え
「そんなことより、分離するのはどうしたのよ。こっちにきて一番の目的じゃなかった?」(れ
「それが…実は… どうやってひとつになったのかわかんなくなっちゃって…」(え
「えーーーーーー?」(全員
「素材は、もともと1個ずつの目玉だったからさ、それを元に肉体作ってって、たぶん…いや、絶対ナシくんがいたから作れちゃったんだけどさ…」(え
「依り代が必要とか?」(る
「あ、かわりの肉体?」(れ
「死体とか」(み
「あ、ルルアと同じ素材の…なんだっけ…は、は...」(は
「ハダカ石ね」(め
「あまり不自由はないですが、ヒビが入った状態で水やお湯に入ると修復が多少…」(る
「あと…なんかへんなんだよね… アレ、もしかしたらあの中だからできたんじゃないかとか…」(え
竜の気か(な
「なるほど… でも、それじゃ堂々めぐりになるわね。竜の中じゃ、増幅でも分離するには魔力が足りなかったんでしょ?」(れ
「....だと思ってたんだけどさー…」(え
「思ったより深刻なことになっちゃってたんだねー」(き
「だめもと、失敗してもあたりまえ、でやっちゃうのと、絶対失敗できない、っていうのじゃ、状況が違いすぎるわ」(れ
ハチが泣き出してしまった。ラウラ、リム、メイも泣きそうになってしまっている。
∫∫ 肉体を創造しちゃったバケモノ魔導師が何を泣き言いってるのかなー(x)
全員の頭に、というか、むしろ全身に響くように、言葉が伝わってきた。例の…自動書記の時の精霊の《声》だ
∫∫ よーするに、ビジョンがないんだよー。こーゆー体が欲しい。基本じゃない。それに気づかないってゆーのは、ほんとに別れたくないだー。ただし、今は別々にならない方がいーとおもーよー じゃねー
「ちょっと待ちなさいよ!」(き
「随分気まぐれですね でも、貴重な言葉ではないでしょうか」(る
「別れたくない…のもそうだけど、今はその時じゃないって…エリラ自身がどっかで感じてるわけね」(れ
「世界の危機が迫っているとか…これはライブラリの見過ぎですね」(る
「異変が起こりつつある感じはする」(み
あてにするわけにはいかねーが、助かった か…(な
あいかわらずこーゆーときは無駄にカッコつけるねー、キミは(え
「今の、精霊さん…だよね えりら、なんとかなるんだよね?」(は
「心配かけてごめんねー どーやら、あたしの覚悟が足りなかったみたい。確かに、最初はハチのことが落ち着くまで、あたし達のことはおいとこーってナシくんと話してたんだ。でも実際、まごついちゃったのは事実だし… 大丈夫! なんとかできそーな気がしてきた! 今じゃないけど...」(え
「あてにならない、じゃなくて あてにするわけにいかない、か ナシくんらしいわ」(き
「まったく…気まぐれにでてきて言いたいことだけ言って行っちゃうんだものね」(れ
「気まぐれと言うには、時を選んでいるんじゃない?」(め
「これ以上ないっていうタイミングね」(ま
「何様なんでしょう?」(ら
「精霊さま」(み
「関わってくれるだけ、すごいことだと思う 精霊と会話したことのある人の話なんて、聞いたことないもん」(り
「会話にはなってない気もするけどねー」(え
「でも、なんかほっとした気がするー」(は
踊らされないようにしなきゃね(き
あ、やっぱり? あたしもそれ、気にしてた(れ
信用、信頼の積み重ねで、利用する…最も恐ろしい手です(る
みんな気づいてたんだ さすがだね(り
うちの4賢人はすげーな(な
ほんと。頼りになるよね(え
「さらに傍目八目よね あたしたち」(ま
「おかちめんこ?」(は
「切れてるつもりの人たちって、大局が見えなくなっていることがあるの。他人事みたいにしてるほうがよくわかるって意味よ」(め
「カエルも木から落ちるですね」(ら
「…かっぱじゃない?」(め
「川だよー」(は
川も木から落ちる…意味わかんないよー(え
それでいい (な
いいんだι(え
それくらいでなきゃやってらんねーってか、通る道理で動いてたまるかい(な
なるほど もともとそーだったんだもんね、あたし達(え
あたしたち!(は
そうね(れ
ふ(み
「アレだから精霊に気に入られるのかもね」(き
「そうね。あたし達には無理だわ」(め
「変に常識人ですからね」(る
「え?」(ま
常識的、当たり前…そっか。何か足りない足りないと思っていたが…(な
何かな?(え
お引っ越し、ミノ、みんな、お疲れー! それはいい。ミノの舎弟にメガネ美人がいた。それもいい。だが…(な
「お色気が足りません。地味すぎです。みんな着こなしこそ そこそこセクシーですが、華がありません」(る
だよな。あっちでは、みんな思い思いの衣装でカラフルで、それだけでも癒しになっていたと思う(な
「そのとおりです! しかも、こっちにきてからはさして戦闘もなく、探索もなく、パンチラもなければお洋服のビリビリぼろぼろもありません」(る
退屈だよな(な
「退屈です。なので、まいりましょう」(る
「あーー、こらルルア、まさかまた...」(え
と、ルルアとエリラの姿が消える。
「郭ね」(れ
「くるわだね」(き
「色街ですね」(ら
「どーするー? またいくのー?」(は
「行きましょう 連れ戻さないとナシくんがあぶないわ」(ま
「またオトコのハダカーってさわぎだすよねー きっと」(り
「誰が行く?」(み
「あ……み、見るだけなら」(め
「メイが反応するか。よっぽど美形男子に縁がなかったんだねー」(き
「そ、そんなことないわよ …そ、その…」(め
鍛え抜かれた男子のハダカはそれだけで、なかなか子女には縁遠いものです(る
ぐあああーーーー エリラ、そっちじゃない、そっちにいくなー(な
うるさいなーー だったらねてればー(え
るるあ、ナシくんがまた使い物にならなくなっちゃうから帰ってきて(れ
大丈夫です わたしがかどわかされれば、エリラが追ってくるはずです(る
んなわけないじゃん(き
あ、エリラこっちへ(る
なに-?(え
「…どこいったのかしら」(れ
「通信が途絶えた」(み
「捜索隊を派遣しますかー?」(ら
「子どもじゃないんだから、そのうち帰ってくるよー。あたしもでかけよーっと」(き
「らうらー、はちー、おさんぽしよー」(り
「あ、いーねー、食後のお散歩ー」(は
「メイ、銭湯っていう大衆浴場があるそうだけどいってみない?」(ま
「え?」(め
「ここより広いんですって サウナもあるそうよ」(ま
「そーなの? じゃあいってみよーかしら」(め
「レンダ、飲みに行くか」(み
「そうね。ハチもあとで来れば?」(れ
「そーだねーそん時は場所教えてー」(は
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次回 「夜の町」(み
ほー、ミノが言うと引き締まるねー(き
かっこいいわね(ま
何か静まりかえったってゆーかー、静かで平和な感じー(は
「夜の町」(る
しってるから(れ
やらなくていい(み
言わないでいられないんですよねー(ら
なんか不健康な光で、夜なのに明るい繁華街が見えたわ くどい香水の香りまでするみたい(め
わかってても面白いねー(り
次回のテーマ的には、ルルアが正着だ(み
何かドキドキするわね(ま
なんかやだなー(え




