第7話:3日目-4 はじめての色街
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女だけど魔精霊の呪いを受けていて、羽がない。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
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● ボダーゲン大陸
エリラ達が降り立った大陸。
ハチの故郷がある。
・アリハラ(都市名)
北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。
夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。
防衛隊がある。
・アンキ(アリハラの女戦士)
アリハラの防衛隊隊長。魔獣狩り等の通り名を持つ。
町長の奥さん。気っぷのいいあねさん。
戦闘力は十分で頭も切れる苦労人。
「ねえ、食事終わってデザート終わって、随分話し込んでない?」(れ
「まだ宵の…というには、お風呂入ったら夜中まわっちゃうわね」(め
「なんかこっち来て一日短くない?」(え
その分、向こうではそーとーむちゃくちゃだったのかもしれないな(な
「じゃあ、魔石作りは、アジトができてから。エリラの内職、尋問も明日以降だねー」(き
「魔族のおじおばさんのところにも行くんでしょ? たいへんね」(れ
「ハチには悪いけど、すこしずつでいい?」(り
「あ、あたしは大丈夫だよー ありがとう♡」(は
「明日はおうち運んできて、お掃除と必要なものの買い出しと」(め
「温泉を掘ろう」(み
「屋外なら、のぞき穴のついた塀を張り巡らす必要がありますね」(る
のぞき穴は必要ね(ま
必要なのはトラップでしょ(れ
「温泉掘ると、もしかするといいいしもでるかもしれません!」(ら
「いいい しって、何?」(え
「聞いたことないねー」(き
「いいし?」(は
「いい石ですーー」(ら
「わかってます^^」(る
「そういえばキラ、図書館は?」(え
「あしたー」(き
「手伝いなさいよ」(れ
「家事百般のメイがいれば百人力っしょ? それに、人手ならミノの舎弟が大勢いるんでしょ」(き
「手足のように下僕を使うメイの勇姿が見れそうですね」(る
そーいえば、貰った土地はどこだ?(な
「北の山のふもと。危険だから広い土地があるそうだ」(み
「なるほど」(え
家のあては?(な
「全員に個室があるといーなー。あと食堂と会議室と」(え
「場合によっては2軒持ってきてくっつけちゃったら?」(れ
「かわいーのがいーなー」(は
そんなに空屋があるのか?(な
「3〜4軒くらいか。石づくり、木と漆喰、レンガ。…ここは、木も岩も土も豊富だ。なきゃ作らせよう」(み
「エリラに素材渡した方が早くないかしら」(ま
「そのほうがステキなおうちができそうな気がしますー」(ら
建築屋、不動産追加(み
もはや小売店からスーパーどころか、こりゃもう一大総合商社だな 医者もいるし運送もできるし(な
「エリラさまさまね」(れ
「ナシくんさまさまだねー^^」(は
「ここんところ、ナシの妄想が不足している。なんか考えろ」(み
「あ、そうね。この格好のせいかしら?」(ま
「ルルアさんの実況も随分聞いてない気がします」(ら
…ラウラ、ハチの蹴りは、パンツは見えたか?(な
「見えました! すそがこうぱーっっとひろがって…いた!」(ら
ハチー、殴らなくていいじゃない(れ
「ぷんぷん」(は
「ナシくんが直に見ないとダメなんだよねー なしー、誰がいい?」(き
キラー、あおらないでくれるー?(え
「まあ、エリラがいいの? だったらはい、そこに大きな鏡があったわよー」(れ
「らうらー、グラビティマイナスってどんなだっけー」(き
「え? ああ……えっと、すそだけめくりますか? 本人ごと逆さにしますか?」(ら
聞こえてるんだけどー まったくもう(え
「ああ、こんなところに段差が」(る
と、つまづいたふりをしてエリラに抱きつくルルア
転移♡(る
「あ、やられた!」(き
「まさか跳ぶなんて」(れ
「心当たりは?」(め
「あそこだ」(み
「あー、遊郭街! やられたー」(き
「おっかけましょう! みんなで」(ら
「うれしそうねーラウラ」(れ
「わざわざ行きたいひといるー?」(き
レンダ、メイ、マチ、ラウラ、ミノ、リムがニコニコと手を上げる。ハチが恥じらいながら準じる。
「なんだ全員? しょーがないなー。じゃあ、ミノはリム、レンダはあたし。飛ぶよ」(き
「あ、レンダはあたしが抱っこして飛ぶー! キラちゃん、いい?」(は
「ああ、構わないよ。ミノとリムは?」(き
「夜とは言え、もう少し目立たない方がいい。マチの背中に抱きつく」(み
「あら! みののおっぱいなんて久しぶりかも 大歓迎よ」(ま
「ふられちゃったー」(り
「じゃありむー、手をつないでとぼー」(ら
「あ、それたのしーかも! いこいこー!」(り
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「ここがこの町の花街です。色街とも言います」(る
こらー! いきなりなんてとこに跳ぶんだー!(え
ナシ?(る
こ、こ、こんな異界情緒の江戸情緒の異世界吉原…いや、コツか? ほ、ほおかむりは…(な
発作だねー(え
発作ですね。うかつでした(る
噺やマンガ、ドラマや映画で見る吉原と大きく違うのは、やはり種族の多様さ。そして、格子に群がってるのが男子やおっさんばかりではないというところだろうか。提灯ではなくかがり火やろうそく、また、ランプや魔法の照明器具だろうか。ルクスはさほど高くないが、薄暗いと言うほどでもなく、しかし、顔と陰影がはっきり現れて、格子の中のお女郎も格子の外から眺める女も、妙に肉感豊かで独特のエロチズムが現れている。ううう〜〜^^
…オトコもたくさんいるのですが、説明、避けましたね(る
ほんとにキライなんだねー(え
町人、旅人の区別はあまりつかない。衣装はチュニックの他、ポンチョタイプに袖つき上着のヒモ留めふう、古代ギリシア風袖止めや巻き布ふう、サリーふう…なんかめちゃくちゃというか、こうしてみると驚くほどバラエティに富んでいる。布一枚か、布に袖つけるか…という感じだ。ま、男女共そんな感じだ。あれなんて、素肌の上に薄いポンチョの派手はでヘアスタイルのおねーさま…
それにしても、呼ぶ方てか、客を取るほうの衣装は…これはすごいな。薄手の衣装…あの、古代エジプトがシースルーだったというが、世界と種族が変わっても魅力的に見えるものはかわらないらしい。
「んもー、こっちばっかりじゃなくてあっちも…あ、あれがお男郎? … うわー、ほんとにイイ男がそろってるじゃない~!」(え
こら、そっちは…げ、ぐええええええ~ お、オトコの裸… オトコのケツ、うがああああああ~(な
「すごい反応ですね」(る
い、いやだああああああ~~~~~~! ぐああああ~ あっちに、あっちに...(な
うるさいなー、いーじゃんちょっとくらい(え
どーしたの?(き
ナシがオトコの裸に拒絶反応を起こしています(る
今みんなで向かっているところよ。エリラ?(れ
いーんだよー あたし女なんて興味ないしー うわー、あのマッチョすごいー(え
え? まっちょっって…あの、鍛え抜いた筋肉の?(め
うわー、早く見たいねーリムー(ら
あたしは細まっちょのほーがいーなー。筋肉ムキムキって、気持ち悪いもん(り
背の高くってやせぎすのはいる?(れ
あ、あれかな?(え
そんなのは自分で見た方が早いよ。ほら、下に見えた。あの明るいところ(き
え、えりらー た、頼むから逆側の方を…あっちから女のコの声が…いい香りが..(な
やー(え
ナシ、お気の毒です(る
だ、だれかエリラを寝かしてくれー それが無理ならひと思いに(な
うるさいなー じゃ、スリプル(え
ね、寝かしちゃったのー? えりらひどーい(は
じゃあ、ハチは他のコの解説聞きたい?(え
あ…それはいやかも(は
しっかしなんだねー、女の子が好きなのは知ってたけど、ここまでオトコがイヤかー(き
ついたわ(れ
ナシくんってオトコですよねー あ、わー! あの筋肉すごいー(ら
男子に興味がないことはわかっていましたが、これほどとは…(る
そういえばメモ帳も女のコばっかりよね あら、ステキな殿方(れ
この…上半身が裸のオトコの人ばかり…わたし、初めてですわ///(め
メイ、敬語になってるぞ(み
「せっかく来たから、遊んでく?」(き
「え?////////」(え(は(め
ぎょっとしたのはエリラ、ハチ、メイ なんとなくわあ♡ の感じがラウラとリムとマチ
平静を保ってるのはレンダとルルア、ミノ
「ま、予想通りの反応だね。今日のところは引き上げよーか」(き
「そうね。そうでなくても、もう、また悪いウワサが広がりそうだけど」(れ
「すでに広がりつつあるわね。ご一行が色町に降臨...だって」(ま
ぐあああ~ おとこのはだかがああああ~ いーやーだあ~~(な
ちょっと、うなされてるじゃない(れ
ほんとにショックだったんだねー エリラ、ちょっとだけ口直しに見せてやんなよ(き
みの(れ
と促すレンダ
えりら、すまない(み
と、後ろからエリラに抱きついて、軽々と反対側を向かせるミノ
ナシ、起きな ポカ(き
格子の向こうに見えたのは、ロコツに裸でも、いわゆるナイトクラブのようなセクシーな衣装でもなく、かといって地味なチュニックでもなく、つつましやかに、しかし色鮮やかな布をあるものはシーツ巻きに、またあるものはビキニ巻きに、またあるものは短くカラフルなチュニックを身にまとった異界の、肉感豊かな美し…
はいおしまい! ポカ(き
キラ、それはひどいのでは?(る
十分でしょ。みんな、帰るよ(き
ねえ、残像のイメージがまだ出てるー(め
あ、あのコの下着かわいー(は
あれ、結構いいカラダしてるねー(き
たいしたものだ。なあ、エリラ(み
うーーーーーーーーーーーーーーわかってるさ わかってるよ。わかってるけどさ..(え
本妻がご立腹です(る
誰が本妻よー!(え
じゃあ二号!(は
3号さん!(ら
おめかけさん(め
パパかつ(み
そーゆーんじゃないってばーーーー!(え
しかしその後しばらくの間、しばしば恐ろしい悪夢を見てはうなされて叫ぶナシの寝言念話に悩まされるエリラと、苦笑と失笑と憐憫の情を抱かずにいられない一同であった。
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次回「家物件」(み
これだけ?(れ
十分だ(み




