第5話-4 解咒
▼登場人物
ナシ(な :異界もん
なりゆき上、魔導師エリラの体に入っている。仲間の能力を増幅する「増幅」の異能を持つ、ちょっとHな絵師もどき。一応唯一の男子
エリラ(え :魔導師
ピンクのゴージャスヘアのキュートでグラマーな魔法使い。無から物体を作り出す非常識の究み、創造魔法を使える。ナシの飼い主(笑)
ハチ(は :妖精族
黄色のあでやかヘア、スタイル抜群の天然美少女。力持ちの格闘少女だけど魔精霊の呪いを受けていて、羽がない。
ミノ(み :鬼娘
髪はブロンドのセミショート。かわいいメガネっこで、スタイルもいいプチグラマー。特技は指弾、異能はミニマム。縮小と巨大化の魔法を操る。切れ者
レンダ(れ :獣人
蒼いロングヘアーのイケイケおねーさん。美人で、自称学者。鼻がきく。大人の落ち着きとお色気が自慢。2刀流。不死(笑)
ルルア(る :ゴーレム
銀髪のセミロング。常に冷静。Hをもって全てを癒す…というコンセプトの元に作られたセクサロイド。転移や治癒などの能力を持つ歩く18禁美少女。
メイ(め :ヒト族
赤銅色の肌に黒髪、均整のとれたプロポーション。常識人で堅いくらいのまじめなひと。...だった。索敵能力を持つ。異能は万能繭。
リム(り :ぬえ
赤髪のショートヘア。歩くぬえの擬人化キャラ。朗らかで機転が利く利発な少女。雷撃、凍結魔法、雲に乗って空を飛ぶ。
キラ(き :魔人
赤+栗色のボリュームたっぷりのロングヘア。スタイル抜群で超スタイリッシュなかっこいい系でか目のおねーさん。幻惑、収束など特殊な魔法の使い手。知性派。
ラウラ(ら :竜人
イエロー系のダブルツインテール。明るくて元気でいたずら好きのやんちゃ娘。グラビティ系の魔法が使え、空も飛ぶ。スレンダーボディが売りでリムの盟友。
マチ(ま :天翼人
緑の髪のふさふさお下げ。アホ毛持ち。美人でやさしそうだけど、性格的にけっこうあくが強い。臆病だけどケンカ好き。最強凶悪なオーラの持ち主。
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● ボダーゲン大陸
エリラ達が降り立った大陸。
ハチの故郷がある。
・アリハラ(都市名)
北西に位置する防衛交易都市。エリラ達の拠点になる。
夜間は人なつこいゾンビ達が徘徊する。
防衛隊がある。
・アンキ(アリハラの女戦士)
アリハラの防衛隊隊長。魔獣狩り等の通り名を持つ。
町長の奥さん。気っぷのいいあねさん。
戦闘力は十分で頭も切れる苦労人。
▼会議室 12畳くらいの広さ。
「キラあ、できるの? 邪精霊と魔精霊の複合咒術の解除なんて…」(え
「たぶん、ね。当然、エリラの解咒やナシの増幅の力も借りると思うけど。要はあたしの魔法反射をまずどっちかの呪いに滑り込ませて…コーティングのイメージかな。それでひっぺがして、マチの吸収で消しちゃおーって話。あっちじゃ、それだけの魔力無理だったからね」(き
「そか…なんとなく…できるような気がする」(え
「で、問題は、ってゆーか、ハチの気持ち」(き
「え?」(は
「邪精霊の呪いで、そのパワーがある。なくなっちゃってもいーのかな?」(き
「魔精霊の呪いを解けば、羽が戻る…かもしれない」(え
魔精霊の呪い解除一沢…って感じだけど…ハチはどうしたいのか、ってわけか(な
「…そんな、都合のいいお願いしてもいいの? かな...」(は
「あんた次第だよ。あとは、あたし達はやってみるだけなんだから」(き
「この、フツーじゃないパワーは…やっぱり贈り物だと思う。急になくなっちゃったら、かえって怖い気もするし」(は
「…だよね」(き
「しっかし…重ねがけ…そか、融合してるわけじゃないんだもんね 呪い」(え
「そう。それで、キラに相談してみたの」(ま
これで羽が戻っても、大手をふって国に帰還…ってわけにもいかないでしょ。だからつらいんだよ…(き
そうね… でも、帰れる機会が皆無ってわけでもないわけだし(れ
ましてや、ここはハチの国がある大陸とのこと…(る
「みんな、ありがとう! キラ、マチ、エリラ、ナシくん、お願いするね。あたし、羽が欲しい!」(は
「ふふ」(き
「パワーは残しておいて欲しい。友よ」(み
「うん(泣+笑)」(は
「複合呪術の解咒ってのは、これまで成功したって話は聞かない。原理的に無理っていわれてた。もし可能だとして、通常の呪いの解咒と同じ…かどうかもわからないよ。だから、レンダとメイは警戒しといてくれる?」(え
「レンダにはもう一つ頼みたいんだ。呪いの糸口、そのお目々で見つけ出して欲しい」(き
「…ふう。簡単にゆーわね」(れ
「ナシくんがいるからね」(き
「警戒の方はまかせて。じゃあ、ルルア、リム、ラウラも一応迎撃態勢ってことかしら」(め
「じゃあ、パクちゃん分身」(り
尻尾のヘビが抜けては落ち、抜けては落ち、10匹くらいがリムの足元やカラダに巻きつく
「うわー、そんなこともできたんだー」(え
「へへー あっちだとやっぱり制限されてたみたい~」(り
「増えたコ達はどーなるの?」(れ
「あー、食べるものがあれば独自に生きていくし、お願いすれば偵察とかもするよー」(り
とんでもねーな(な
おどろいたってゆーより…あきれたね(え
「解散する時は、ひとりつれてっていーい?」(ら
「うん! ぽしぇっとはさすがに可愛そうだから、カゴ、エリラに作って貰えれば」(り
「そーなんだ。でも腕や脚に巻きついてて貰ってても大丈夫だよね」(ら
「相性が良ければねー」(り
ここまでやってなんも起こんないとかえって申し訳ないな(な
宿屋壊すことになっちゃう方が問題よ(れ
穏便に(る
そーよねー...(ま
「さて、と。ハチ、そろそろいーかな?」(き
「うん みんな、よろしくお願いします!」(は
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
解咒
「ん~~ 複合って聞いてたけど、ほんとにごちゃごちゃね」(れ
イメージ変換のバリエーションで…ヒモとか、立体とかモザイクとか迷彩とか…(な
糸口ってゆーくらいだし、トレースしていくって感じだと、やっぱりロープふうがいいんじゃないかな(え
「ナシくんちょっとこっちきて」(れ
あたしだよー…ってゆームードじゃないな ごめん(え
ん…色わけできてきた感じ…でもどっちがどっちかわからないわ…キラ、イメージ見える?(れ
おー上等! さっすがー! …でもそーだね、くすんだ緑と赤…エリラ、邪と魔の象徴色は?(き
ごめん…それがハッキリしてればいいんだけど… ルルア、何か聞いたことない?(え
すみません。邪精霊、魔精霊、どちらもデータがありません。マチ、ラウラは?(る
すみません.. はじめて聞きましたー(ら
わたしも…(ま
「へたしたら、パワーがなくなっちゃう。そしたら、もう一個もとっちゃって。……運が良ければ、いらない方だけがなくなるんだよね。わたし、それでいいよ!」(は
「まったく、潔すぎるわね」(れ
「選択肢はもう一つ。今解除するのは中止にして、かけた奴らに直接聞く!」(き
「かけたやつらって…どこにいるのかわかるの?」(え
「わかんない だから、これもハチの気持ちひとつだね」(き
「探しに行く…の? みつかるかな?」(は
半分だけ解除ってのは?(な
「はー? なにいってんの? そんなこと… …あ、なくはないかー」(き
「キラ、マジ?」(え
「あり得ない発想だけどねー。片っぽだけ途中までコーティングだけして、呪いの発動効果を見てみるってこと。何も今、完全に消去する必要ないんだし」(き
まったく…とんでもないわね(れ
でも、痛いかも… かなり…(え
ならそれは俺に飛ばせばいい。エリラ、できんじゃね?(な
またばかみたいにかっこつけよーとるすんだからバカナシ-!(え
ばかだね(き
バカよ(れ
ナシです(る
「痛くなかったら問題ないけど、暴れるかも…メイ、あたしを繭布で縛ってくれる?」(は
「え?」(め
「あ、それはだめ。魔法、はじいちゃうから。むしろ部屋を包んどくほうがいいかもね」(き
「ハチ、手をつないでいてやる」(み
「ありがとう…」(は
「まったく、大手術の気分だね。でも、気楽に気合い入れていこーか!(き
「そうね」(れ(ま(る
「ハチ、緑と赤、どっちがいい? ってゆーより、どっちがイヤ?」(き
「なんとなくだけど、緑!」(は
「じゃ、緑の方、包んで行ってみるね エリラ、ナシくんとこっちへ レンダも」(き
「解咒!」(え
「トレース…緑」(れ
「あ きゃああ.....!」(は
すぐさま、歯を食いしばって悲鳴をかみ殺すハチ。
ミノが抱き支え、ルルアがヒールをかける。意味があるかどうかより、痛みが少しでも軽減されれば…そんな思いなのだろう。非科学的な、非論理的なああいう行動をするヤツはいい。メイ、ラウラ、リム、マチはとにかく不慮の事態に備えて警戒モードになっている。
ハチの姿に一瞬、背中に羽のビジョンが浮かび、消える
「アタリみたいだよ!(え
「だね とりあえず一気に行っちゃおうか」(き
一気に…というには、現実にはホントに少しずつ進んでいる感じだ。ぐしゃぐしゃのヒモを、ゆっくりたどって行っているようなものなのだから。
キラは無論、補助のエリラもレンダも大粒の汗が額から吹きだした。ハチは表現するのが可愛そうなくらい苦しそうだ。
まるで、皮膚を少しずつはがされているみたい…。後にハチが語ってくれた言葉だが…。
なしくん、痛覚転移…(え
エリラ、今はダメ! レンダの目と、あたしのトレース、ナシくんの増幅ナシには無理 もうちょっと!(き
敵意よ!(め
メイの思念とほぼ同時に、部屋中の窓ガラスが内側に向かって吹き飛んだ
うそ! 繭でこの部屋覆っているのに!(め
サイキックか、重力波のような圧力が部屋にかかる。上からと言うより、ハチに向かって襲いかかる感じだ。
存在はありますが実体がわかりません。きゃあ(ら
「アイスシールド! パクちゃん達は隠れて! でなきゃみんな合体!」(り
分厚い氷のカベがまわりを囲むが、一瞬で粉々になる
「電磁バリヤー! ラウラ、空間に丸くグラビティマイナスを!(る
「え? わ、わかんないけどグラビティマイナスー!」(り
「効いてる! でも長く持たないよ メイ、マチを守ってあげて(り
わかってる(め
「ヤバイ、これ以上はハチが… 悔しいけど中断するよ! レンダ、エリラ、ナシくん、3.2.1でストップ、防御に!
(いちかばちか…コーティングした分だけ収束!)
3、2、1、解咒停止!」(き
ルルア、ラウラ、ストップ!(り
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
静寂が訪れた。なにごともなかったように。
ミノがハチに覆い被さるようにしている。
リムのパクちゃん達は、なんか申し訳なさそうにリムのまわりに集まってきている。とりあえずおちびちゃん達は無事なようだな。
「みんな、大丈夫? ハチは」(れ
「大丈夫。気を失っているだけ」(み
「無事でーす」(ら
「たぶん…はい」(る
ごめんなさい、何もできなかったわ(め
あ…あたしも(ま
「大丈夫だよー マチも気にしないで! 次はもーだいじょーぶだよね」(り
ええ...(ま
「.......解咒トラップ..かな?」(え
「だね。あるっていうのは聞いたことあるけど、初めてだよ」(き
「呪いを解こうとすると発動するって、アレ?」(れ
「場合によっては、呪いをかけられている人も、解こうとする人も殺すっていう…。マジだね」(え
ハチの呪いが解かれることが、それほどイヤだってことか? ただの嫌がらせじゃねーな(な
こりゃあ…想像以上に根が深いよ。ハチの存在、妖精族…(き
それに、邪精霊、魔精霊…わかんないことが多すぎる(え
妖精と精霊の違いってのも…俺の世界でも諸説ありすぎだが…さっきのあの敵意の力は?(な
現象そのものを引き起こすてか、発動する…爆弾みたいなもの。しかも、やりようによったらハチも、あたし達もその場で爆死するようにもできるものを、わざわざああいう形で…(き
警告…?(れ
そーとしか考えられないよね。でも、だとしたら何のためだろー(え
リムのストップのタイミングも見事だったね。アレ、ちょっとでもタイミングが遅れてたら、内側から家、壊れてたかも(き
「メイの繭がおおってるから大丈夫だとは思ったけど、いちおーー」(り
「魔法防御も物理防御もお構いナシですか…」(る
「それが精霊…か。ぞっとしないねー」(き
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「現象を引き起こすのに、 念や思いがベースになって 1つは、直接行動・物理力というものと、2つめに魔法力がある。なにかが起こったーっていっても、ふつーはこれが基本的な2つの働きかけ方。今までは、たしかにこれだけだった。
ここに、実はもう一つ、そういった媒体、つまり物理力も魔法力もなしに引き起こすもの、《本質》とか《精そのもの》っていう要素があるって言われてる」(え
実際に現象を動かしているのはそれで、魔法はそれの力を借りるもの、なんて考え方もあるな(な
「アレは、精霊が引き起こしたのでしょうか? それとも、あれが精霊そのものなのでしょうか?」(る
「すごい悪意だった」わ(め
「存在は感じましたけど、実体って感じがなかったですー」(ら
「ルルアの感覚が正しいって感じだね。でも…」(き
ものすごく瞬間的だったな。顕現するのも退散するのも、まるでオン・オフスイッチだ。
……そーゆーことか? 発動中は狂気の敵意…それには意志を感じた。けどよ、発生と消滅の時は、普通ならあってもおかしくない殲滅とか執着といった、意志的なものや情念的なものがなかった気がする(な
「それは正解って気がするね。でも、それが精霊だっていうには性急かもね」(き
「情報が…なさすぎるわ。ナシくんのライブラリだと、精霊って、意志を持った存在として描かれてるのが多いわよね」(れ
ただ、人の執着とか意志、思いによって集められたりするかわりに、そこに人の世の善悪という価値基準や判断基準は持たないもの、それが「精」…そういう話もある。まれだがな(な
「羽のあるものとして描かれる精霊も、ないものとして描かれる精霊もあるわ」(ま
「妖精族は、精霊と人の間から生まれた一族って言う話もあるよー」(は
「ハチ!」(全員
「みんな、ごめんね。キラ、レンダ、エリラ、ナシくん、ミノ…ありがとう」(は
「ハチ、それ…」(え
ハチの後ろ、右側にだけ、羽が現れている
あちゃー 成功なんだか失敗なんだか…(き
方向は間違ってなかった(み
「....飛べるの…?」(れ
「わかんない。たぶん無理じゃないかなー」(は
「ハチさんカッコいー」(ら
「キレイな羽ですね」(る
「それ、しまえる?」(め
「ん? あ、しまえたー」(は
「げ、マジ?」(き
「ど、どーなってんの?」(え
「あたしもわかんないよー 妖精族の羽って、出しっぱなしじゃなかったっけ?」(き
「あたしもおどろいてるー」(は
「ハチ、それよりさっきの…妖精族って」(れ
「あ、うん。昔話みたいに言われてただけなんだけど…」(は
とりあえず、いったん締めないか。みんな、かなりつかれたろ(な
「ナイスだナシくん! いったん休憩! おやつタイムにしよー!」(え
「対策会議ね」(れ
「だね ちょっとあたし、かなりムカついちゃったよ」(き
「ごめんねー」(は
「あ、ハチがあやまらなくていいよ! こっちこそゴメン…大きなこと言ってて失敗しちゃって」(き
「よくやったと思うわよ みんな無事だったし」(れ
「そーだよ あそこで強行してたら…」(え
ハチが死んで俺たちも半壊か、へたすりゃ全滅だったんじゃね?(な
「あーもおおー! おやつにしよー!」(え
「気晴らしに外に行こう。草原か、森の泉にでもどうだ。ここだと息がつまる」(み
「あ、それいーですねー」(ら
「行きましょう♡」(る
「いこーーー!」(り
「あ、エリラ、窓ガラス、修復できる?」(れ
「そだねー。なしくーん」(え
あー。そーだな(な
「大工さんですね」(ら
「ガラス屋さんでしょ?」(め
「便利屋」(み
「あ、下着が破れ..」(る
…ルルア、シゴト増やさないでくれる?(え
「…すみません」(る
「ばかね」(ま
「ばかだね」(き
「ばか」(み
「.........微妙に悔しい気がします」(る
「くすくす」(れ
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次回「反省会」(み
反省会って言うよりも、検討会よ(れ
てゆーか、今後の身の振り方とかの話し合いにもなるわ(め
精霊に対する考察もね。ま、いまわかってる情報を全部並べておこうって話(き
…硬すぎます。お色気が不足しています(る
さすがにそーゆータイミングじゃないんじゃね?(な
あの、あたし、ブルマーにでもなろーかー?(は
ハチがそこまで気を遣うよーなことじゃないからー(り
今の一瞬で、紺色のブルマーの股間のふくらみがアップになったビジョンが3割、お尻のはみ肉のビジョンが7割、……のイメージが見えました。前か後ろかとっさに迷いましたね(る
気のせいだろ(な
いってる先から真横のイメージだねー。いー形のお尻に、すらりとしたいい太もも。....ぶってもいいかな(き
ルルアもね(れ
ハチー、美しさって罪だねー(り
う~~~ん....///(苦笑い)(は
もとはといえば、ハチさんが気を利かせて…(ら
いーから黙ってなさい^^(ま
しらんぷり^^(め




