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【スレ主達の書き込みから、丸一日経過】
762:名無しの異種族
おい、公爵のおっさん亡くなったらしいな
763:名無しの異種族
みたいだな
764:名無しの異種族
今、陣頭指揮とってたおっさんが王様みたいじゃん
765:名無しの異種族
政治的な空白避けるためだろ
766:名無しの異種族
スレ主達の手配書まわってきたー
つーか、ガチでスレ主達が犯人に仕立てあげられてんな
767:名無しの異種族
王宮を襲撃して、レイリア姫様を誘拐した犯人ねぇ
768:名無しの魔法使い
ちゃんと調べれば、俺アリバイあるんだけどなぁ
(´・ω・`)
769:人情派エルフ
アタシもだよー
770:イッチ
俺だってそうだよ
昨日の朝まで宿に泊まってたんだぞ?
なんなら、朝ごはん十杯おかわりして女将さんに顔覚えられたんだぞ?
771:名無しの異種族
お、戻ってきたな
772:名無しの異種族
王都着いたん?
773:名無しの異種族
そもそも無事に王都に入れたん?
774:イッチ
とりあえずはなぁ
魔法使いの転移魔法で、王都近くの村に転移した
そこからなんとか中に入れた
つーても王宮が襲撃されて王様と王妃様が暗殺されたから厳戒態勢だけど
あー、暴動もあったみたいだし余計に警備厳しそうだった
775:名無しの異種族
どうやって入国したんだよ?
776:イッチ
古典的な方法使った
777:名無しの異種族
古典的な方法?
778:イッチ
水路使った
779:名無しの異種族
あっ⋯⋯(察し)
780:名無しの異種族
それは、また
781:イッチ
とりあえず、それで街中には入れた
幸い、姫様が公務であちこち行ってたお陰で道もわかったし
今、姫様の味方の貴族の家で一息つけた
つ【高価そうな茶器に注がれた紅茶の画像】
782:鑑定士
ふむふむ、どうやら味方ってのはその通りみたいだ
毒入り薬入り紅茶ってわけじゃないし
783:名無しの異種族
鑑定したのか
784:名無しの異種族
抜け目無いなー
785:名無しの異種族
まぁ、味方のフリして実は…ってのもよく聞く話し出しな
786:名無しの異種族
考えが変わって、敵になるってことも有り得なくはないもんな
787:イッチ
色々確認できた
とりあえず、考察厨が気にしてた動機ってのも分かってきたかも?
788:名無しの異種族
かも?
789:名無しの異種族
なんか曖昧な言い方だなぁ
790:イッチ
姫様の味方の貴族様の話だと
主犯、首謀者とされてる自殺に見せかけられて殺された人な
この人を公爵Aとする
公爵Aは、先代の側室の一人が産んだ子で、公爵家へ婿入りした
でも、野心が半端なかった
妾腹と蔑まれてきたらしい
だから、異母兄弟である今の王様に恨みと憎しみがあった
王様は王様で奴隷出身の女性を娶っている、これも気に食わなかった
ここまではいいな?
791:名無しの異種族
うん
792:名無しの異種族
だから殺した?
793:イッチ
元々、公爵Aは選民思想がとくに強い人物だったらしい
だから、平民に寄り添う今の王室のあり方に反感を抱いていた
そして、それは他の先代の側室の子供たちも同じだった
まぁ、子供って言ってもみんないいオッサンなんだけどな
794:イッチ
差はあれど、先代側室の子供たちは選民思想が強かったわけだ
で、今王様の代わりにトップになってる公爵Bがいるだろ?
こいつが、シナリオを書いて仕組んでるかもしれない
公爵Bには子供が二人いる
男の子だ
どちらかを、姫様の婿にしようとしてる可能性が高い
795:名無しの異種族
え、待って待って
そんなことのために武力行使したん??
796:イッチ
いまの時点で、姫様には婚約者はいない
見合いや縁談の話は他国から来てたらしいけどな
このゴタゴタでそれも有耶無耶になるかも
他の国の奴を迎え入れると、それはそれで厄介だからな
後継者問題は生前の王様の悩みの種だったみたいだ
国内の有力貴族の家には、野心家な異母兄弟とその子供たちがいて、姫様の婿の座を狙っている
それだったら、他国から婿を迎え入れようと考えたらしい
まぁ、この辺の政治的なものは俺にはよくわからんが
797:名無しの異種族
結婚って大変だなぁ
798:名無しの異種族
嫁入りも婿入りも、他の家に入るわけだからストレスやばそう
799:イッチ
で、姫様に婚約者がいないってのは表向きの話で
どうやら候補者はいたらしい
正式に相手に返事を出す前に、今回のことが起こったみたいだ
800:名無しの異種族
うっわー
801:名無しの異種族
うっわぁ
802:名無しの異種族
実力行使ぱねぇ
803:名無しの異種族
そんじゃ、今回のことは計画的だったってことか?
804:イッチ
そういうことなんだろうなぁ
805:名無しの異種族
え、突発的じゃなくて?
806:イッチ
元々クーデターの準備はしてた
そこに姫様の縁談に関する情報が舞い込んで、事を起こした
こんな感じなんだろう
で、特に王室に対して恨みと憎しみを抱いていた公爵Aが実行犯にさせられ、その後口封じのために始末された
現時点で実権を握ったのは、公爵Bだし
一番得をしたのが黒幕ってのは、在り来りだけど普通なことだろ
807:名無しの異種族
んー、なんかつまんない
808:名無しの異種族
もっとこう、背後に別の黒幕がって思ったんだけど
ま、現実はこんなもんか
809:名無しの異種族
あーあ、特定班の情報収集も無駄足かぁ
810:名無しの異種族
そういや動機について調べてたよな
811:名無しの異種族
その特定班は書き込みに来てないんだよなぁ
812:名無しの異種族
考察厨もな
813:名無しの魔法使い
とりあえず、公爵Bを取り押さえないと
姫様の生存を公にするのはキツイな
俺たちの指名手配のこともあるし
814:名無しの異種族
逮捕された鑑定士たちも助け出した方が良くないか?
815:イッチ
今、今後のこと話し合ってる
とりあえず、王宮を奪い返すことになった
816:名無しの異種族
奪い返すって、どうするんだよ?
817:イッチ
頭を潰す、それしかないだろ
818:特定班
戻ったぞー
動機についてもわかったー
819:名無しの異種族
あ、特定班
820:名無しの異種族
>>818
少し遅かったな
クーデターの動機に関してはもう、突き止めてあるぞ
821:特定班
ログ読んだ
ふむふむ、なるほどなるほど
たしかに、普通の動機だよなぁ
でも、それならおかしいことになるだろ
822:名無しの異種族
おかしいこと?
823:イッチ
なんだよ?
おかしいことって?
824:人情派エルフ
あー、もしかして姫様のことかな?
825:名無しの異種族
どゆこと?
826:考察厨
姫様は何故暗殺されなかったのか?
これについてわかったのか?
特定班?
827:特定班
お、ここは察しがいい連中が多くて助かるなぁ
828:名無しの魔法使い
たしかに、王室に恨みがあるなら、そして今後のことも含めて考えるなら
姫様を殺した方が都合がいいこともある
でも、それをしなかった
正当な血筋を主張するにしても、姫様は邪魔なはず
暗殺者を差し向けておきながら、でもその任務は連れ戻すことだった
つまり、姫様には生きていてもらわないとダメなんだ
その理由、連れ戻すことにした動機はたしかにまだ分からないままだったな
829:名無しの異種族
おおぅなんか土器が胸胸するな!
830:名無しの異種族
その理由が、わかった?
831:特定班
魔族でも、王位を継ぐには人間で言うところの、聖別やら儀式やら色々しなきゃ行けないらしいんだ
832:名無しの異種族
聖別って?
833:名無しの異種族
>>832
ああ!!
834:名無しの異種族
>>832
王位継承、まぁ戴冠式のときに、普通の人たちとは違いますよ
別格になりましたよっていう儀式みたいなやつだよ
835:名無しの異種族
あー、そう言えば教会でなんかやったりするよなぁ
836:名無しの異種族
別世界のこと過ぎて興味無い
837:名無しの異種族
ただ、戴冠するだけじゃないのか
838:特定班
んで、この儀式をするには、まず15歳になったら特殊な術式を刺青として体に彫るらしいんさ
レイリア姫様にも、これがあるはずだ
これは基本的に一人にしか彫られない
んで、王族しか入れない聖域に行って、王の証である杖を持ってくることになっているらしい
その杖を手にした姿を民衆に見せて、初めて王となるらしい
たぶん、これが宝や財宝伝説の元ネタになってるはずだ
839:名無しの異種族
なるほど
840:特定班
やべぇ、眠い
血、ながしすぎた
とりあえず、最後まで書くから
あとは、頑張れよ
この聖域な、きほ、王族にしか、はいれない
姫様を生かして連れ戻そうとしたりゆ、それ
きをつけr
その杖はとくべt
841:名無しの異種族
え、おいおい!?
842:名無しの異種族
特定班、どうした?!
843:名無しの異種族
途中で切るな!!
844:名無しの異種族
文章もおかしい
845:名無しの異種族
血ってなに?!
(´;ω;`)
846:名無しの異種族
なにが起きてんの?!?!
847:鑑定士
まずい、まずいまずいまずい!!
特定班の書き込み鑑定したら、殺されたって出たんだけど?!
848:名無しの異種族
へ?!
849:名無しの異種族
なんで?!
850:イッチ
情報収集してるのがバレたか?
851:鑑定士
たぶん
フェリザレードの暗殺部隊に殺害、されたって出てる
特定班、フェリザレードにいたっぽい
昨日の今日だから、転移魔法で入国、したのかな?
852:名無しの異種族
どうしよう、これどうすんだよ?!
853:名無しの魔法使い
まぁ、落ち着けお前ら
854:名無しの異種族
これが落ち着いていられるか!
ここが見つかったってことでもあるだろ?!
855:名無しの異種族
うちら全員殺されるんじゃ
856:考察厨
大丈夫だ
ここは基本、登録した本人しか来れない、見れない、書き込めない
例外は、代理の権限を与えられてるやつだ
けれど、暗殺者に対してそんなことするか?
857:名無しの異種族
あ、そっか
858:名無しの異種族
そもそも、この掲示板システム自体、魔族の国だと知られてないから
859:名無しの異種族
と、とりあえず特定班に敬礼(`・ω・´)ゞビシッ!!
860:名無しの異種族
(`・ω・´)ゞ
861:名無しの異種族
特定班、お前の死は無駄にしないからな!
862:名無しの異種族
お前ら馬鹿だろ!!
こんなやばい案件に首突っ込み続けるつもりか?!
863:名無しの異種族
おいおい、なにを今更
864:人情派エルフ
アタシ達は冒険者っすよ?
(´∀`)
865:名無しの異種族
危険を冒す、それが冒険者だろ
866:名無しの異種族
やっべ、(*・ω・*)wkwkしてきた!
867:名無しの異種族
俺の知ってる冒険とは違うが、いいねー嫌いじゃねーよ
こういうの
868:名無しの異種族
むしろ好き(●´ω`●)
869:名無しの異種族
>>868
それな( ´-ω-)σ
870:イッチ
特定班の掴んだ情報は、一般には知られていないんだろうな
だから財宝伝説なんてのが出来たんだろう
王族と一部の貴族しか知らない情報を掴んだからこそ、特定班は消された
871:考察厨
そういうことだろうな
872:名無しの魔法使い
消して安心したと思うか?
873:イッチ
たぶんな
874:名無しの異種族
掲示板で会話するなよ
近くにいるなら、リアルで会話しろよ
875:イッチ
会話、聞かれたくないんだよ
知られたくないことを知ったって、少なくとも今は味方でいる貴族にバレたら、面倒だ
後々、それを理由に殺されかねない
でも、姫様相手なら、護衛を理由に話せる
なぜなら、俺たちが姫様を見捨てたら、この国も姫様も終わりだからな
876:名無しの異種族
交渉材料に使う気か
877:イッチ
姫様は、王族なんだよ
この意味、わかるか?
878:名無しの異種族
何言ってんだ、当たり前だろ
879:考察厨
時には国のために冷徹で冷酷な判断ができる人物ってことか?
880:イッチ
そういうこと
全部つつがなく終わったとして、俺たちに暗殺者が差し向けられないとは限らない
だから、そうならないように誓約の魔法で契約しないとなんだ
ここまで来たらな
881:名無しの異種族
怖い怖い
882:イッチ
それに、人は裏切る生き物だからなぁ
念の為ってやつだ
883:名無しの異種族
さすが、プロポーズするって相手に伝えておいたのに、その相手は別のやつと婚約しちゃって、失恋決定した奴は言葉の重みが違うな
884:イッチ
だから、俺の失恋は関係ないだろ!!
885:名無しの魔法使い
とりあえず、また後で報告スレ立てに来る
いったん、このスレはここで終わる
あとは、お前らが好きに使ってくれ
886:名無しの異種族
了解
887:名無しの異種族
(´・ω・`)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
\/ /
 ̄ ̄ ̄ ̄
(´・ω・`)
_( つ ミ バタンッ
\ ̄ ̄ ̄\ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄
(´・ω・`)<健闘を祈る
_( )
\ ̄ ̄ ̄\