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大東亜決戦  作者: 田端
4/4

三・真珠湾奇襲 上

その頃、ハワイ攻略を目指し

南雲機動部隊と陸軍揚陸艦はハワイ目掛けて航海していた

本日は運命の12月8日、機動部隊は真珠湾の北方360キロの地点に潜入していた


赤城、艦橋-


「長官、出撃準備が完了しました」


空母「赤城」飛行隊長、淵田美津雄中佐が

南雲中将へ報告した

さらにそこへ草鹿龍之介少将がやってきた


「最後の情報が入った。真珠湾に在泊の艦、下の如し。戦艦9、乙巡3、水上機母艦3、

 駆逐艦17、空母及び甲巡は全部出動したり。艦隊に異常の空気を認めず」


「空母はいないのか?」


「山本長官によれば、本日中にかえると」


「うむ、そうか」


その後、草鹿参謀長が叫んだ


「よし!行け!」


バ…バババ…


航空機にエンジンがかかる

早朝、第1次攻撃隊の第1波が飛び立った

作戦参加機は零戦二一型、九七艦攻、九九艦爆である


赤城艦橋-


「長官」


「なんだ?赤城か」


赤城…名前どおり赤城の艦魂である

見た目は十代中頃、なお他の空母仲間と同じく大和などの戦艦グループとは

仲が悪い、彼女たち空母グループはこれからの戦いの決めては航空機だと

思っているが戦艦グループは大艦巨砲主義であった


「いよいよ、来ちゃったね」


「後戻りはできない、連合艦隊司令長官の言う通りにやれば

 なんとかなるだろう」

「あとは、兵士達の戦いぶりです」


第一次攻撃隊1波-


「見ろ!軍艦旗だ!」


攻撃隊の一員が

朝日に指をさした


「おお!!」


「まるで我々の勝利を見守るかのようですな!」



<九七式艦攻 機内>


「オアフ島です!」


偵察員が雲の谷間から見えるオアフ島を発見した

すぐに他機へも報告された


淵田総隊長は命令した

「よーし突撃だ! 攻撃開始!」


隊長機はト連送(全軍突撃せよの略伝)を発信する



一方、連合艦隊旗艦「長門」-



赤城、艦橋-


「隊長機のトトトをを傍受しました」


「トトトがきましたか」


「うむ」


「いよいよだね」


「がんばってくれ、我が兵士」


一方、連合艦隊旗艦『長門』-


「長官、隊長機の突撃信号を直接傍受しました」


「長官」


「…本当であります…」


「やったぁぁ!!奇襲成功だぁ!!」


長門乗組員一同は

歓喜した、一方艦魂長門も山本長官へ語りかけた


「やりましたね、五十六」


生意気に五十六と呼ぶ長門

20代前半のお姉さんタイプだ


「よし、全地域で速やかに戦闘開始」


かくして太平洋戦争の火蓋は切って落とされた


一方、攻撃隊は-


「敵の迎撃機がありませんな」

「どういうことでしょう?」


「それにこのあたりは高射砲陣地のはずだが

 まったく撃ってきませんな」


「これは…完璧に奇襲成功ですな」


「隊長!真珠湾です!」


「よし!攻撃開始!」


日本海軍、総力をあげての

「真珠湾攻撃」が始まった…





次回予告-


「いよいよ開戦ですね」

「でも航空機の性能が前世と比べてもあまり

 大差ないみたいですが大丈夫なんですか?」


心配そうに語るのは赤城であった

彼女は機動部隊の航空機同士のみによる海戦が

これからの海戦だと思っている1人であった


「さあ?開発は行われていますが

 配備は1942年になったららしい」

「ぶっちゃけていえば12月8日までに完全には

 準備できてなかったのでは?」

「まあ今の飛行機のままでも来年までは

 大丈夫でしょう」


「…」


次回は真珠湾を攻撃するシーンです

こんな小説ですがお楽しみください


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