一・日本軍主要装備
チートな気がしますが
これでも後々日本軍は苦戦します
早くも開戦が決定した日本
しかし、今度は違った
歴史を知るものがいた
いつ何が起こったかわかるもの…彼1人だったが
今や山本長官をはじめとする陸海軍軍人の一部という同志をもつ
11月1日、突如御前会議が行われた
「そうですな、戦争を行うにあたり、兵器が必要ですな」
現在日本には、開戦時にあった艦艇すべて
そして、思いもよらぬ仲間、戦後小規模ながら飛行機製造会社の社長を務めていた
高杉という男、さらにすべてを知った皆の方針で航空兵力を増強
今主力となっている零式艦上戦闘機二一型は最初からある程度の防弾がなされ
しかも発動機となった「栄二一型改」は小型軽量ながら1200馬力ほど出た
両翼に125発の20mm機銃の信頼度も上昇
航続距離、運動性能は二一型のまま、ただし上昇力が上がり最高速度も
高度6000mで565km/hを記録、降下制限速度も最初から740.8km/hであった
ただし、すでに新型艦上戦闘機が開発中、1942年には実戦に配備できるという
これは、格闘戦の時代から高速を生かした一撃離脱へ移り変わろうと
している事を知っていた草加が開発を指示したからであろう
軍でも、そういうふうに教育するよう、すでに指示されている
一方陸軍はどうだろうか?
九七式戦闘機の超越した運動性能に影響され
陸軍はずっと、格闘戦での実力が高い戦闘機の開発を要求した
その結果、キ-43『隼』の正式採用が遅れた
本世界でもそうである
陸軍はその思想から抜け出すことが出来なかった
ただし根本的な性能は上昇していた
最初から三型があるようなものである
560km/hと零戦と比べて多少劣る程度まで最高速度が上昇
問題とされていた運動性能も九七戦よりは少々下であったが航続距離、速度ともに
文句がなかった、また海軍の零戦よりも上昇力・運動性が優越した機体であった
ただし、戦闘機の性能が上がっても
他機種はどうだろう?
九七式艦上攻撃機および九九式艦上爆撃機の性能は変わらなかった
陸軍機も爆撃機等の航空機の性能はあまりかわらなかった
ただし、早いうちから研究が進んでいる超爆撃機もあった
それは、草加の前世では戦局悪化により没となった『富嶽』であった
すでに発動機は完成し機体の製作もほぼ完了している
少なく見積もって1942年8月には実戦投入できるという
また、戦争中に登場した近接信管
そのほかイギリスで有効性が実証された
レーダーの開発なども行われていた
そのうちの近接信管はすでに実用済みで
帝国海軍艦艇の多くに装備された
また、日本海軍が総力を挙げ、日露戦争前に
発見した新たな魂「艦魂」によって日本海軍艦艇は
性能的に劣ったとしても、連合軍のどの艦艇よりも命中精度が高かった
なお、たまたまだが東條にも見えるという
今回の米内内閣は艦艇の艦魂及び飛行機の飛魂がみえる者のみで編成されている
一方で機甲師団の実力は改善の方向へ向かっていた
1939年のノモンハン事件では前世以上の痛感を味わい、これが影響してか
機甲師団の実力を根本的に改める身構えだった
こうして、新たな戦車が生まれた
前面50mm 側面25mm 後面20mm、速度45km/h 行動距離220km
一〇〇式47mm戦車砲を搭載した新型中戦車『一〇〇式中戦車』は
アメリカ陸軍M3軽戦車に十分対抗できる性能をもっていた
(リベットは廃止され溶接となった)
またチハの改良型も開発され、多少の改善は行われた
それでも列強の戦車と比べると弱体であるのは否定できない
車魂たるものは存在しない、だが搭乗員の練度は高いので
命中率は非常に高い
さらに歴史を知る人物がいる
日本軍の準備は完全とまでは言えないが進んでいた
日本は開戦予定日を史実どおり12月8日とした
一方アメリカでは-
「ジャップを戦争に引き込めば
正義のアメリカが世界の大塔の頂点に登れる」
「その為の開戦でありますな」
「ああ、その為に今、私は交渉文書を作成中です」
いわば、ハルノート作成が進んでいた
日本はこれをとどくのを待っていた
戦後、侵略国家扱いされ、国民自身自虐していた日本
そうならないためにもこの場を利用し、大日本帝国の真の目的を伝えるのであった
次回予告-
「田端さん、始めまして、私長門ともうします」
突如現れたのは艦魂「長門」
そのなの通り戦艦長門の艦魂だ
「あの、主要装備紹介だというのに艦艇の名前が
でていないとはどういうことですか?」
「それは…艦艇は赤城やら加賀やら名前が多すぎて
超長くなるからですよ」
「なら航空機や戦車などの無駄な兵器を排除すればいい」
長門は大艦巨砲主義者だった
しかも陸軍嫌いである
「真珠湾攻撃やマレー沖海戦は航空機の戦果だし
大和沈めたの航空機ですぜ長門?」
「しかも日本の戦車はすくなくともT-26やBT快速戦車
とは戦えるぞ」
「似たような性能だからでしょ、やっぱり存在感が
あってしかも強いのは戦艦よ」
「さあ?どうなのやらね?」
次回、「ハル・ノート〜日英仏三国同盟」
とんでもですがどうか、ご期待ください