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プロローグ

 私の物語は―――――。

 いや、私達二人の物語は、突拍子もない「一本の電話」と「とある出来事」から始まった。

 普通なら出会うことのない二人。

 違うね………。出会ってはいた。

 ただ、今までの生活の中で、関わり合うことや話したりすることがなかっただけだったのだから。

 性別も違えば趣味も違う。

 彼は、教室の中で楽しく話していた私や私の友達とは違い、自分の席でただひたすらに勉強しているだけの人だと思っていたのも事実だ。


 人生において、人の見方は急に変わる。

 表向きの姿しか知らない人は裏の姿を知らない。

 裏の姿を知っている人が表の姿を知っているとも限らない。


 どんな状況でことが進むのかは、知っているか知らないかでは印象が全然違うと言うこと。


 私は彼のことを見たときの印象だけでいろいろと決めつけていた。

 ロクに話しもしたことがないのに。


 彼との生活を始めたときに人の印象は見た目だけで決めつけてはいけないと言うことの重要さの意味を良く知ることとなった。


「桜さん、炊きたてのご飯が出来ましたよ!」


 と透君が声をかけてくる。


 家族で会話するような普通の会話。

 でも、これが私と彼との始まり。


「うん、わかった。今行くね」



 私達の始まりの物語なのだから。















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