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3、駆け込め!

 研究室のソファに座ってじっとしていたら、頭の痛みが引いた。


「そうだ、おれたちは闇鍋を……うぐっ…」


腹に痛みが走る。


「みんな弱いのら~……。まだまだ、ううん、もう食べられないのら~……」


胡桃の奴が寝惚けておれの腹にボディーブローをかましやがったのだ。昨日の記憶を思い出したお陰か、急な衝撃のせいか、おれは吐き気を催した。大急ぎでトイレに駆け込もうとする。


「おわっ!?」


何かに躓いてとっさに教材棚に手を掛ける。下を見ると千歳教授が白目をむき泡を食って気絶していた。――……いったいなにがあったのだろうか。気になるが、今はトイレに駆け込む方が先決だ!!



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