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能力の輝き、森への一歩

たかちゃんは立ち上がり、拳を天に掲げた。草原の風が彼の服をはためかせ、興奮が体を駆け巡る。


「一個ずつ行こか!?全言語理解ってのは、モンスターの言葉も理解出来るんか!?」


「そうですね。獣や魔物の言葉も理解できます。さらに驚くべきことに、古代語や失われた言語まで理解できるようですよ」


たかちゃんは草原を駆け回り、笑い声を上げた。足元の草が踏みしめられ、土が舞う。


「たかちゃん滅茶苦茶有能やん。これ一本で考古学者の人生歩めるがな」


「ふふ...そうですね。でも『神速』は思考速度と移動速度が大幅に上昇する能力で、『魔力感知』は周囲の魔力の流れを感知できるんです」


たかちゃんは息を整え、目を輝かせて森の方向を指差した。木々が密集した影が、草原の端に迫る。


「せやけど、たかちゃんアレやわ。モンスターの言葉も理解出来るなら、モンスターと仲良うやってみたいわ。ちょっとモンスターいそうな場所教えてくれや。最初は今のたかちゃんでも勝てそうな弱いヤツがええわ」


「そうですね...あそこの森の奥に、ゴブリンの集落がありますよ。レベル1のゴブリンなら、今のたかちゃんでも十分戦えます」


「ちなみに、ステータス偽装ってのは他人にも使えるんか?」


「はい、他人のステータスも偽装できます。ただし、自分のステータスを偽装するより魔力の消費が多くなりますね」


たかちゃんは意気揚々と森の方へ歩き出した。草原の柔らかな土を踏みしめ、木々の影が徐々に近づく。風が葉ずれの音を運び、冒険の予感を煽る。


「よし、ほなゴブリンの集落行ってみるか!!」


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