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ダンジョンマスターズ〜βテスターの俺は最強のモンスター達の力で無双する〜  作者: マロ


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34話目 勇者の登場 星宮視点

連日年末年始の投稿は今日で終了とさせていただきます。お付き合い頂きありがとうございます。


これからは週一投稿していきますが、読者の皆様は何曜日がいいなどの希望はありますでしょうか?

憂鬱な月曜日になにかひとつ楽しみを作りたいと思い月曜日投稿しておりましたが、希望があれば変更します。


これからもよろしくお願いします。


                    作者 マロ

「さて、そろそろ帰るか。」

俺は保健室で一仕事終え、背伸びをする。

もう少しで退勤時間だ。

子供がこの時間にけがしなければ帰れる。


俺はそう思いささっと帰ろうと思い席を立つと保健室の扉が勢いよく開かれた。


残業だと落胆の気持ちを隠し、開けられた扉の方を見ると俺は驚愕する。


「先生!大変です!友達が急に倒れてしまって。」

そう言って男子生徒を担いで入ってきたのはあの立花翠であった。


「どうしたんだ。」

俺は驚きの表情を浮かべて男子生徒を保健室のベッドに寝かせる。


「わかりません。急に倒れて痛がって、それで気を失ってしまったんです…先生、大丈夫でしょうか?]


「とりあえず、血圧とか測って安静にしておこう。その時の状況を教えてくれるかな。えっと、君、名前は?」

俺は慌てているスイさんを座らせてあたかも初対面かのように知らぬ顔をして名前を尋ねる。


「私は立花 翠と言います。2年1組です。倒れた彼はクラスメイトの一ノ瀬 勇輝です。」


俺は倒れた時の状況をよく聞く。


それにしてもびっくりした。

まさかスイさんが高校生だったなんて。それも俺が務めている高校の生徒かよ。

すごい大人びていたから高校生だとは思わなかった。


それにしてもこの慌てよう、この男子生徒は彼氏か?


俺がダンマスのリトだとばれたら今までの努力が水の泡だ。絶対ばれないようにしないと。



しばらくして勇輝くんは目を覚ました。

俺は勇輝くんにも問診をしてとりあえず緊急性がないことを確認してもう二人を返そうとした。これ以上は俺がスイさんにぼろを出してしまいそうだからだ。


「わかりました。じゃあ、家族に連絡しておいた方がいいか…ん?なんだこのアプリ?」


その言葉に俺とスイさんが反応する。


そして俺とスイさんは驚きの表情を浮かべる。


就職者クエスト。


自分のアプリに届いた通知を思い出す。


俺は頭で様々な思考を行っていると鋭い視線を向けられていることに気づく。


「その反応。先生もダンマスなんですね。」

スイさんがそう言って警戒心マックスで俺を臨戦態勢で睨めつけていた。


しまったー--!!!

これはもう言い逃れはできないミスを犯してしまった。

しょうがないよ、これは驚くって。



「…俺もということはまさか、立花君もそうなのか?」

わざと驚いた顔をしてしらばっくれることにした。


「先生、質問に答えて下さい。」

スイさんははキッと睨みながらそう言った。


だめだ、見逃してくれそうにない。


「確かに俺はダンマスだ。だけど、イベントにも参加したことがない。だいぶ俺のダンジョンは僻地にあるみたいでね。ダンジョンにもゴブリンくらいしか襲ってこない。」

俺はなんとなく設定を作って話す。



「信じられません。」

スイさんは警戒して俺のことをずっと睨みつけている。



「今の世の中、ダンマスだとバレると厄介だ。息を潜めているダンマスはたくさんいる。俺もそのうちの1人だということだ。俺に敵意はない。」

俺はそう言って敵意がないかを示すために両手を上げる。


「…わかりました。すみませんでした。」

スイはそう言って謝って頭を下げる。



そうは言っているがまだスイさんは警戒を解いてないのがわかる。


「いや、いいんだ。こんな世の中じゃ仕方ないさ。むしろそのくらい警戒心はあった方が良い。とまぁ、それどころじゃなくて、優希くん。そのアプリを俺たちによく見せてくれないか?」

俺はとりあえずボロが出ないように、話の話題を元に戻す。








「ダンジョンマスター?スイ、お前はあのダンジョンマスターだっていうのか!?モンスターを呼び出して暴れてるあの!?」

優希君がそう言って驚いている。

あーあ、スイさんの方もバレちゃったみたいだね。


「優希、あとでちゃんと話すわ。とりあえず今はそのアプリをよく見せて。」

スイさんは優希君の手を握って不安そうな表情でそう訴えかけている。


そりゃ嫌われないか不安だよな。


「…わかった。」

そう言って優希君は言われた通りにいつのまにかインストールされていたアプリ 就職者クエストを開く。






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