23話目 スイ対あかり
「何者ですか?」
私は突然目の前に立ちはだかったボロボロの女性達にそう言った。
ボロボロではあるが、明らかに強敵であることは間違いない。彼らの従えているモンスターはBランクのオークジェネラルだろう。さらにDランクのゴブリンナイトとジャイアントスパイダー。
モンスターの数が少ないのは、彼女たちの風貌を見るにかなり激しい戦いをしたのだろう。
「貴方がスイ?」
先頭のいわゆる地雷系の女性が私の名前を呼ぶ。
「…なぜ私の名前を?」
私は彼女に問い返した。
「当たりね。他の仲間は?」
先頭の女性はそう言うとキョロキョロと周りを見渡す。
「真二、凛でてきて。」
どうやら私のことを知っているようだ。取り逃したダンジョンマスターから聞いたのだろうか?
私の呼びかけで隠れていた2人が私の隣に現れる。
「私は仲間の姿を明かしました。さぁ、なぜ私たちのことを知っているのですか?」
「リトから貴方たちを足止めくるように命令されているからよ。はぁ、リトから莫大なDPをもらったようね?自分のケツは自分で拭いて欲しいものね。」
私に話しかけてきている女性はそういうと深いため息をついた。
「命令された?リトさんに雇われたと言うわけですか?リトさんからはいくら提示されました?」
命令されたと言うことはリトさんはD Pで彼らを雇ったのだろうか?それともお金だろうか?
だとしたら、傭兵の彼らなら金を積んで寝返らせればリトさんの情報を引き出せるかもしれない。
「一億くれるって言ってた!」
黒髪の女性が笑顔で言った。提示された金額が嬉しかったのだろう。
「ならば、倍の2億出しましょう。私に雇われてくれませんか?」
「金なんてもらわなくてもあいつを殺せるなら貴方と手を組んで協力を惜しみたくないところなんだけど、もう私達は彼に生殺与奪を握られた。死にたくないんでね、裏切るわけにはいかないの。ごめんね、スイちゃん。さぁ、みんな戦うよ!!」
先頭の地雷系の女性はそういうとこちらを睨め付けて構える。
「意味がわかりませんが、戦うしかないなら戦いましょう!」
どうやら戦うしかないようだ。それにしてもまたリトさんの部下との戦闘か。
「さぁ、みんな突撃!!」
先頭の女性はそう言ってこちらに全てのモンスターを差し向けて来た。
「ただのバカでしたか。アイアンゴーレム、真二、凛もストーンゴーレムを前進させてください。アクアエレメント、ファイアーエレメント、オーガアーチャーは攻撃を開始しなさい!」
こちらの激しい猛攻が彼女達のモンスターを襲う。
彼女たちのモンスター達は魔法と弓の激しい攻撃をなんとか切り抜けたが、もうジャイアントスネーク、ゴブリンナイトは瀕死だ。オークジェネラルも流血し、明らかに大ダメージを受けている。なんとか前進してきたアイアンゴーレムたちに接敵できたが、ゴブリンナイトとジャイアントスネークは接敵した途端アイアンゴーレムの拳で潰されて絶命した。
「あぁ、私のゴブリンナイトが…」「ありがとう、ジャイアントスネーク。」
「2人ともありがとう。犠牲は無駄にさせないよ。さぁ、護りは剥がしてやったわよ!さっさとしなさい!!」
「上出来である。ドラゴンフレア!」
突如私たちの背後から声が聞こえて振り返ると凄まじい業火が私達に迫っていた。
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