17話目 イベントへ参加
「さて、じゃあ、参加するか。」
俺はイベントに持って行くモンスターを選んで、イベントに参加した。
チーム名はネームレスだ。少しでも情報を与えないためと名前なんて考えるのがめんどくさかった。
参加するをタップすると白い光に包まれて広大な森の中に転移した。
「あっ、ボス!」
杏はEランクの槍を持ち、背中に弓を背負っているマーマン2体とDランクの剣と鎧をつけたマーマンリーダーが一体。
「ボス!よろしくお願いします!!」
亮はEランクの剣と盾を持ったスケルトンウォーリアーと弓を装備したスケルトンアーチャー。Dランクの剣と鎧を装備したスケルトンリーダーが一体か。
うんうん、2人ともバランスをよく考えてきたみたいだ。
こいつらは金とDPをあげたらコロンと態度を変えて俺のことをボスって崇め始めた。実に現金な奴らだ。
「ボスのモンスター達…凶悪ですね。」
「こりゃ、優勝間違いなしだな。」
俺のモンスター達を見て杏と亮はそう呟いた。
俺が持ってきたモンスターはBランクのアラクネ、リッチ、テラーピエロだ。
アラクネとリッチは配下召喚が行える。
テラーピエロは俺の護衛だ。
Aランクモンスターは流石に強すぎるからな。噂になってしまうからBランクで揃えた。
AランクとBランクでは本当に強さが違う。ランクが上がるごとにランク差による強さの乖離が激しくなる。
今、懸念しているのは、Bランクは100万DPで買える。だからBランクを入れてくるやつもいるはずだ。少なくともあの立花家の令嬢は100万DP持ってるからBランクはいるかもしれない。
まぁ、正直何があっても大丈夫だ。
だって、こいつらレベルまあまあ高いもん。現時点の他のダンジョンマスターに引けを取ることはないだろう。
「さて、じゃあまず、お前らは適当にダンジョンマスターの数を減らしてこい。」
俺は杏と亮にそう命令した。
「えっ!?私達がですか!?」
杏は驚きの声をあげる。
「ボス、いくらDランクモンスターを持ってるからといっても流石に1人だったらすぐにやられちゃいますぜ?」
そういくらDランクを持っているからと言っても3対1では勝機は薄いだろう。
「あぁ、だからお前らに兵を貸してやる。アラクネ、リッチ。」
「はっ!召喚 ビックスパイダー 森蜘蛛。」
アラクネはFランクのビックスパイダー50体とEランクの森蜘蛛4体召喚する。
「御意。召喚 スケルトン スケルトンウォーリアー、スケルトンアーチャー。」
リッチもFランクのスケルトン50体とEランクのスケルトンウォーリアー2体とスケルトンアーチャー2体の軍勢を召喚した。
「こいつらを半分づつ率いて減らしてこい。ここまでやってやったら何人かは狩ってこれるだろう?強いやつに当たったら俺に連絡を飛ばせ。そのダンジョンマスターの特徴と配下のモンスターもな。」
今のダンジョンマスターたちはほとんどCランクすら持っていないだろう。これだけの兵を渡せばそうそう負けはしない。
「やっぱり反則だぜボス!ありがとうございます!」
亮はすごい数のモンスター達を貸してくれるとわかり表情が明るくなる。
「こんなたくさんモンスターを貸してもらえるんだったら大丈夫です!」
杏も安心したように胸を撫で下ろす。
2人は半分づつ率いてダンジョンマスターを狩りにいった。
「恐れながら、あの程度の小隊ではBランクモンスターを率いているダンジョンマスターに遭遇したら厳しいかと。それにあの数ではかなり目立つのでは?」
リッチがそう言って俺に進言してきた。
「いいんだ、あいつらを使って強いダンジョンマスターを炙り出すのと居場所を突き止める。俺らは拠点を定めて配下を配置して守りを固めぞ。」
俺はそう言って森を歩き始める。
目立ってくれた方がいい。そして、あまり強すぎない方がいい。そっちの方が手練れのダンジョンマスターたちが誘き出されるだろう。ましてや優勝を目指しているくらいのやつらだったら杏と亮の派手なダンジョンマスター狩りを止めなければならない。
しばらくすれば釣れるだろう。
「さすがはマスター!」
テラーピエロはにちゃ〜と笑って身震いして恍惚な表情で俺を称える。
少し気持ち悪いんだよなこいつ。
「私も必ずや手柄を立てて見せます。」
アラクネもやる気のようだ。
「あぁ、期待しているよ。」
俺は笑みを浮かべてそう言った。
さぁ、釣り糸は垂らして撒き餌を撒いた。
ここで優秀なダンジョンマスターを捕まえてよう。
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