15話目 ダンジョンマスターの隷属化
「はぁ!!?なんだよ、そのモンスターは!反則だろ!!それも3体?まさか三階層のダンジョンマスターだったのか!?」
不良男達がアラクネ達をみて騒ぎ出した。
「あのモンスター達は殺していい。人間は殺さないで無力化しろ。あと絶対逃すな。」
「畏まりました。」
アラクネはニヤリと笑って彼らをみる。
「に、逃げるぞ!勝てるわけない!」
不良男1が逃げようと回れ右をして走り出した。
「逃がさないわよ。サモン 森蜘蛛 奴らを捕えなさい。」
アラクネは森蜘蛛というEランクのモンスターを10体召喚して追わせる。
ちなみに、この召喚はアラクネの能力の召喚なので俺の召喚枠は消費されない。
多分このやり方で俺はやろうと思えば、数百匹のモンスターを召喚できると思う。
まぁ、裏技だな。
すぐに三人の悲鳴が聞こえて蜘蛛達が3人の人間を連れてくる。
「で?なんだっけ?あぁ、そうだ。なんで俺がダンジョンマスターだってわかったんだ?」
「で、電車でアプリを開いているのをたまたま見たんです。本当にすみませんでした。お願いですどうか命だけは助けてください。」
ギャル女がそう言って命乞いをする。
「あー、なるほど。油断してたわ。気をつけないとな。そうだなぁ、お前たちには二つ選択肢がある。一つは全てのDPを俺に渡して死ぬ。もう一つは俺の奴隷になる。どっちがいい?」
「ふ、ふざけるな!!ここまで俺に近づいたのが運の尽きだ!殺してやるよ!」
不良1がそう言って隠していたナイフで俺の腹を刺す。
「悪いな、実は俺、運だけはいいんだ。あと、俺に物理攻撃は効かないよ。魔法も、毒も、状態異常も、幻覚もソウル攻撃も俺には効かない。お前たちを縛らなかったのは別に縛る必要がないから。」
俺にはベルフェの怠惰のスキルがあるからね。
「ひっ、ば、化けも、あがっ!!」
俺を刺した不良男1はポイズンスパイダーに襲われ頭を食いちぎられて絶命した。
「主様の温情を無下にして、さらに刃をも向けるとは万死に値する。」
アラクネはそう言って軽蔑した目でポイズンスパイダーに喰われている不良1を見る。
「2人はどうする?」
俺は表情を変えずに残っている2人にそう言った。
やっぱり人間としての感覚が鈍くなっているな。目の前で自分の配下の大蜘蛛が人間を殺して貪っているのにも関わらず俺の感情は全く動かない。
「私、何でもします!!」「お、俺もなんでもする!頼む助けてくれ!!」
ギャル女と不良男2は俺の奴隷になることを選んだ。
「よし、では君たちのダンジョンの場所を教えなさい。」
「「えっ?」」
向こうの世界ではこちらの国ごとにダンジョンがある場所が決まっている。
日本は向こうの世界の大きな大陸の端だ。端といってもすごく広いが。
大陸中央へは巨大な山脈があり、大陸中央へ向かう道を阻む。
ここの大陸の端は魔王グダラが支配し、山脈を超えて中央への目論んでいたわけであるが、山脈を治める魔王ブルゴルと対立して結局侵攻もできず、ベルフェに殺されてこの日本のダンジョンマスターのいる全域を俺が支配したわけであるが。
考えていたことがある。
ダンジョンマスターに襲われた時どうするか。
殺すよりも有用に使える方法はないか。
それはダンジョンコアの部屋を制圧し、隷属化する。
向こうの世界のダンジョンの場所を聞き出し、兵を送り制圧する。
何か変な行動を起こせばダンジョンコアを破壊して仕舞えばいい。
「さぁ、フレンド登録をしようか。」
俺はニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。
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