11話目 仮面舞踏会
そして一週間後。
イベント仮面舞踏会が始まった。
仮面舞踏会は配下のモンスターの姿を借りて会場に行けるようだ。
あんまり強すぎるモンスターだと勘すぐられるので、俺はDランクのエリートリビングアーマーの姿で参加することにした。
初めての他のダンジョンマスター達との交流だ。楽しみだ。
俺はアプリの仮面舞踏会に参加するを押す。
すると眩しい光に包まれて次の瞬間には巨大なダンスホールの中にいた。
ダンスホールにはたくさんのモンスターがいる。おそらく全てダンジョンマスター達の仮の姿なのだろう。
しばらく周りの様子を見ているとみんな色々話しているようだ。
俺も誰か話しかけよう。
おっ、あそこに俺と同じように周りを静観しているリビングアーマーがいる。
あの人に話しかけよう。
「こんにちは、少し話しませんか?」
俺はそのリビングアーマーのダンジョンマスターに話しかけた。
「えっ?あぁ、はい。もちろんです。」
いきなり話しかけられてビクンッとして驚いたようにこちらを見る。
ちなみに声もモンスターの物になっているためリビングアーマーのくぐもったような声だ。
「実は俺、他のダンジョンマスターと話すの初めてなんですよ。」
「えっ?そうなんですか?珍しいですね?よく1人でやってこれましたね。」
「えっ?みんな他のダンジョンマスターと交流してるんですか?」
「えぇ、みんなSNSで繋がって同盟を結んだりトレードしたり助けてもらったりしていますよ。今は大企業のコミュニティもありますしね。」
「でも、他の人と会うの怖くない?」
「怖いですけど、1人では生き抜くのは難しいですから。向こうの世界の冒険者に攻略されて殺されたダンジョンマスター達もたくさんいます。私達は助け合わないと。」
「冒険者とかいるんだ。」
「なにも知らないんですね。相当僻地のダンジョンのですか?」
「そうですね。攻められたことがあるのもゴブリンにだけですね。」
「うふふ、大丈夫でしたか?」
「死ぬかと思いました。2回攻められたことあるんですけど2回とも必死になって迎撃しました。特に2回目の防衛戦は歴史に残ると思います。」
「あははっ、面白いですね!なんて名前ですか?」
「俺はダンジョンマスター リトです。」
「私はスイです。翠と書いてスイと言います。」
「あれ?本名ですか?」
「はい、そうですよ。リトさんはゲーム名ですか?」
「俺はゲーム名です。聞きたいことあるんですけど、今ってみんなどのくらいの強さなんですか?」
「どのくらいですか?んー、そうですね、Dランクを持っている人はおそらくトップクラスには強いですね。だからリトさんは相当強い方だと思いますよ。」
スイは俺の姿を見てそう言った。
他のダンジョンマスター思ったより弱いな。
DランクでトップってことはC、Bランクモンスターを持っている人はほぼほぼいないってことか?
まぁ、そりゃそうかBランクに上げるには相当戦わせないといけないしな。
あー、でも、ガチャがあるか。初期のガチャでBランク出したやつもいるだろう。
ストアでもBランクまでは買えるしな。
「エリートリビングアーマーさんには本当にお世話になりましたよ。スイさんもDランクモンスター持っているんですか?」
「ふふっ、秘密です。あんまりこう言う場に一番強いモンスターで来ない方がいいですよ、私達は潜在的にはやっぱり敵同士だと思うので。」
「え、えぇ、そうですね。そうだ、フレンド登録してくれませんか?」
あんまり強いモンスターで来たらまずいかなと思ってエリートリビングアーマーの姿で来たんだけどな。
「えぇ、もちろん!よろしくお願いしますね!」
俺たちはフレンド登録をした。
初めてのフレンドでテンションが上がる。
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