Section 2-Nine
皆さん、推理はまとまりましたか?
いよいよ答え合わせの時間です。
あなた達の中に、川に毒を流した実行犯がいる。
ローゼさんがその言葉を放った瞬間、この場の空気が冷たく張り詰めました。きっと彼らにとって、完全に予想外のひと言だったでしょう。恐らくは、ここにいるであろう、犯人にとっても。
……わたしはあまり驚きません。こうだろうと察していましたから。
「あの、それはどういう……」
「どうもこうも、言葉どおりの意味ですよ。犯人はあなた達の中にいます」
「そんな、まさか……」
ドリーさんは見るからにうろたえています。ここの責任者としては、部下を信頼したいという思いがあるのでしょうし、受け入れがたいはずです。
「ありえませんよ。我々だって、社内に犯人がいる可能性を考えて、検査の段取りを考えたんです。それでも被害は収まらなかったのですよ?」
「当然ですよ。あなた達が想定したのは、検査の日取りを外に漏らした、いわば“共犯者”がいるという可能性……実際に毒を流した“実行犯”がいることまでは、想定していなかったのでは?」
「そ、それは……」ドリーさんは反論に詰まります。
「まあ無理もない。事件は、ここが検査を始める前から起きている。川の水を使用して健康被害が出れば、水質検査を請け負う数少ない業者であるここが調べることは、社員なら容易に想像できただろうからな。だが逆に言えば、ほぼ確実に依頼が来ると分かっていたからこそ、検査の穴をついて毒を流すことができたんだ」
ローゼさんは自分で気づいていませんが、丁寧な口調がいつの間にか消えています。
「検査の穴、ですか?」
「そう。実際に毒を川に流した実行犯がいるなら、あなた方の言う検査の段取りは、まったく意味をなさない。川の流れに逆らうように移動しながら、適当な地点で水を採取して検査する……検査に参加した人間の中に犯人がいるなら、途中のどこで毒を川に流しても、それ以降の検査では毒物を検出できないから」
そう、考えてみれば当たり前のことです。川に入れた毒物は、ほとんどが川の流れに従って下流へ向かいます。上流に移動していくら水を検査しても、下流で流した毒物を見つけることはできません。
ドリーさんは言われてようやく気づいたようで、口をぽかんと開けています。
「本当に気づかなかったの?」
「ええ、まったく……どうしてこんな、簡単なことに気づかなかったんだ?」
「段取りが形骸化すると、簡単な矛盾にも気づきにくくなる。気づいたとしても軌道修正に時間がかかる。検査結果に大きな変化でもあれば、見直すきっかけが得られただろうが、目立つ変化がなければ、方法を見直すという発想にも至らない。今回の場合も、ずっと異常なしの状態が続いたから、いつしかそれに慣れてしまったんだ」
「“慣れ”って怖いですね……」
慣れとはつまり、麻痺するということです。たとえ自分の置かれている状況がおかしくても、疑問に思わず、改善しようとも思わず、気づかないうちに首を絞める……わたし達のような外野の人間が見ることで、やっと気づけることも多いのです。
犯人はこうなることも想定していたのでしょうか? だとしたら、相当な策士です。
「まあ、犯人がこうなるよう仕組んだかどうかは、さすがに分からない。だが、なるべく身内には気づかれないよう工作していたのは確かだ。被害の数が異様に少ない、というのもそのひとつだ」
「被害が少ないって……一年で十四人も出ていますけど」
あれ? 自分で言って奇妙に感じました。この話、確かベルサさんから川の呪いのことを説明されたときも出たような……そうです、あのときもローゼさんは、十四人という数字を大きなものとは考えませんでした。
「川沿いには三十近い家があって、日常的に川の水を生活用水として使っている。一年間に川の水をくみ上げる回数は、全域で見れば数千回はあるだろう。それなのに、実際に健康被害があったのは十四件だ」
「確かに、そう言われると少ないですね……」
「地元民からすれば深刻な数字でも、現象として見ればたいした数字じゃないのさ。言い換えれば、その程度の回数しか、犯人は川に毒を流していない。被害者の数が増えすぎると、それに応じて検査の頻度も増える。流した毒の量にもよるが、川の水で希釈されて下流域まで流され、検査装置に引っかからなくなるまで、最低でも一日はかかるだろう。検査の頻度が高くなるほど、毒が検出される可能性は高くなる」
「でも、被害が出るとしたら毒を流した直後ですよね? 被害の報告を受けてすぐに調べれば、毒が薄まる前に検出されるのでは?」
「いや……川で水を汲んで、それを例えば直接飲んだとしても、それから体調に異変が生じて、病院に送られ、検査を受けて、川の水が原因ではないかと疑われ、業者に検査の依頼が入って、実際に水質検査を始めるまでには、大きな時間差がある。しかも、その毒が遅効性のものであれば、なおさら発覚が遅くなる」
ああ、そうか……文明が残っていた頃ならいざ知らず、今は業者や医療機関との連携が、決して円滑とはいえません。一日近い遅れが生じても不思議はありません。
「恐らく、使われた毒は十分に濃縮して、ほんの数滴入れるだけに留めておき、被害が出るのを最小限に抑えたのだろう。たまたま毒が流れている時に水を飲んで、運悪く被害が出ればいい、それだけの目算だったんだ。その程度の被害だったから、この業者も、本腰をあげて徹底的な検査をするまでには至らなかった」
「おっしゃる通りです。もっと本格的な調査をすればよかったのですが、費用も馬鹿にならないものですから……」
ドリーさんは汗を必死に拭いながら、申し訳なさそうに言いました。検査そのものに自信を持っていただけに、ローゼさんが指摘するまで穴に気づけなかったのは、まさに痛恨の極みでしょう。
「それで、一体だれが、こんなことを?」
「いま話したことに気づけば、絞り込むのは簡単だ。被害の報告があった日、もしくはそれ以前で一番近い日に、検査を行なった人物の中に犯人はいる。だから、きのう資料を見せてもらった段階で、すでに犯人の見当はついていた……該当する日に検査に参加していたのは、あなたと、マイクと、ニックの、三人だけだ」
名指しされた、ドリーさんを含む三名の方が、表情を強張らせました。マイクさんとニックさんも、すでにこの仕事場に来て、ローゼさんの推理を聞いていたのですが、さすがに黙ってはいられないようです。
「おい待ってくれよ! 俺たちがそんな真似するわけ……」
「まず、ドリーが犯人の場合を考える」ローゼさんはマイクさんを無視しました。「あなたは責任者として毎回検査に立ち会っていた。つまりいつでも毒を流すことはできた。しかし、それ以外の人員は毎回異なっているのに、マイクとニックが担当するときだけ毒を流すのは妙だ。あの二人にこだわる理由があるとは思えない」
「そう思わせて他のお二人を疑わせるため、というのは?」
不躾を承知で、わたしはローゼさんの考えに反論してみました。
「その可能性も無くはない。だが、部下の中に犯人がいると思われれば、自分が監督責任を問われるのは目に見えているし、会社の信頼に傷がつくことを恐れているような言い方もしていた。他の社員に罪を着せることで、彼が得をすることは何もない。したがって、ドリーは犯人でないと考えられる」
ローゼさんはあっさりと論破してみせました。とりあえず疑いが晴れたと分かって、ドリーさんはほっと胸を撫で下ろしました。
さて、この状況で疑わしいのは、残りの二人です。わたしとローゼさんは、その二人に目を向けます。
「この二人のどちらかが、犯人ってことですか……?」
「共犯という可能性も無くはないが」
「ちょっと待てよ!」マイクさんが声を荒らげます。「いくら何でも乱暴だろ! 被害報告があった少し前にいつも検査に参加していたってだけで、俺たちを疑うなんて!」
「それに、僕たちには不可能ですよ。川に毒を流すなんて」
「というと?」ローゼさんが首をかしげます。
「検査に持っていくものはあらかじめ決められているんです。服装も靴も指定のものに替えてから出かけますし、毒の入った容器を持ち出す隙なんて無いですよ」
「だいいち、ドリーさんが目を光らせている中で、隙を見て川に毒を流すなんてできっこないぞ」
そんな話、昨日はしてなかったような……でもローゼさんはあくまで平静です。
「まあ、持ち物や服装の制約については初耳だが、そのくらいの対策はしているだろうと踏んでいたよ。でも、少なくとも昨日の話を聞いた限り、全く隙がないとは言い切れないと思うけど」
「なんだと?」
「だって、検査係と責任者が装置の数値を確認している間、記録係の方は誰も見ていないじゃないか。それに、水を入れた検体を装置にかけても、成分分析が終わるまでには少しかかるだろう。その間、検査係と責任者は、ずっと記録係と目を合わせているのか?」
ローゼさんの指摘に、マイクさんは言葉を詰まらせます。これもまた、習慣化された段取りゆえに、穴を見つけられなかったのでしょう。本当に“慣れ”とは怖いものです。
マイクさんは瞠目しながら、恐る恐るニックさんの方を向きました。
「まさか、お前が……」
「ちょっと、何を言ってるんですか」ニックさんが慌てて反論します。「さっきも言いましたけど、毒を持っていくことなんて僕には……」
「そんなもの、記録係が普通に持っていく物を使えば、どうにでもなるだろう」
ローゼさんはこともなげに言います。
「簡単に言ってくれますね。じゃあ何を使ったら、毒物を持ち出せるというんです?」
「それ」
ローゼさんは短く告げて、ニックさんの目の前の机を指差しました。指の先に見えたものは、数枚の書類と、電卓と、そして……ボールペン。
「そのボールペンの芯の中に、毒液を入れておけばいい」
ニックさんの顔が蒼白に染まりました。見抜かれるとは思ってなかったようです。
ボールペンの芯は、インクを入れるために筒状になっています。そして、たいていはお尻側にインクがなく、空洞になっています。その部分に毒液を仕込んで、テープなどで軽く栓をしておけば、まずばれることはありません。川辺に行ったら、芯を外してテープを少し剥がし、二回ほど上下に振れば、毒液を垂らすことができます。元々数滴しか流さないつもりなのですから、これだけで充分です。池や湖と違って、川の水は常に動いて音を出していますから、毒液の雫が落ちる音も目立ちません。
そう考えると、ボールペンは今回の犯行に最適だと言えます。ですが。
「ローゼさん、芯に毒液を入れて、ボールペンは普通に使えるのですか?」
「使えなくはないと思うが、濃縮した毒液は扱いが難しいし、何度もボールペンの芯に補充する手間を考えれば、数回分の量は入れていたとみるべきだ。するとインクが薄くなってしまうし、下手をすれば毒液で文字を書くことになるし、たぶん使えない」
「じゃあ、検査で記録するときはどうするのですか? ボールペンを二本持っていったら怪しまれますよ?」
「もう一つの筆記具を使えばいい。いつも格好つけるために胸ポケットに差しているから、決して怪しまれることはない」
そこまで聞いてようやく分かりました。そうです、ずっと目の前にあったのに、失念していました。
「あっ、万年筆……」
「あらかじめインクを充填しておけば、一度の検査なら何とか間に合う。ただの飾りだと思わせておけば、それが使われたとはなかなか疑われない。線の太さもボールペンとあまり変わらないから、後でチェックされる時も気づかれにくいだろうな」
だんだん分かってきました……。
まず、機械の成分分析の間にボールペンから芯を外し、毒液を川に垂らし、すぐに芯を戻してから記録を始めます。記録している間は、ボールペンを使うふりをして万年筆を使い、他の二人が記録の確認に来る前に、万年筆を胸ポケットに仕舞ってボールペンに持ち替えれば、犯行は完了、ということです。
こうしてみると薄氷を踏むような犯行ですが、一度成功してしまえば、後は慣れてしまうのでしょう。彼は少なくとも十四回は、同じことを繰り返しているわけですから。
ローゼさんのここまでの推理に、周りのざわめきは止みません。まさか身近に、川の呪いを引き起こした人物がいるとは、誰も想像していなかったのでしょう。特に、何度も犯行現場のすぐそばにいたはずのマイクさんは、簡単に受け入れられないみたいです。
「さっきから好き勝手なことを……あんたが言ってることは全部想像だ! 証拠ないのに同僚を犯人扱いされてたまるか!」
「証拠なら、今この場で用意できると思うけど」
ローゼさんはまだ冷静です。確かに、ローゼさんの推理どおりなら、まだ証拠はこの場にあるはずです。
「そうですよね。ボールペンにはまだ、毒液がわずかに残っているでしょうし」
「じゃあ今から、ここにある装置を使ってボールペンの中身を調べようじゃないか。いいよな、ニック?」
「え、あ、ああ、もちろん……」
ローゼさんにことごとく見破られて、放心状態になっていたのでしょうか。ニックさんの返事は少し遅れました。でも妙です。本当に犯人なら、ボールペンの検査はなんとしても阻止しようとするはずですが……。
「いや、調べても無駄さ」ローゼさんは言いました。「毒液が入っていて使えないボールペンを、仕事場に置きっぱなしにするのは危険すぎる。誰が勝手に借りていくか、分かったものじゃないからな。だから普段は、人目につかない場所に隠してあるはず。ここにあるボールペンはどれも、普段から使っている普通のボールペンだろう」
「なんだよ、それ。証拠は今この場で用意できるんじゃなかったのか」
マイクさんは犯人でもないのに、嘲るような物言いをしています。
「ええ、そうよ。毒入りのボールペンを見つけるまでもなく、証拠は用意できる。そもそもわたしが、この方法に気づいたきっかけでもあるから」
「なんだと?」
「ドリー」
ローゼさんに急に名前を呼ばれて、ずっと黙って聞いていたドリーさんが、肩をびくっと揺らして「あ、はい」と答えました。
「さっき、ここに来てすぐ、準備のために使いたいから、昨日の資料をもう一度貸してほしいと頼んだよな?」
「え、ええ」
「悪いが、ちょっといじらせてもらったよ」
そしてローゼさんは、わたしに目配せをしてきました。ようやく出番です。わたしはずっと手に持っていた冊子を開き、二枚の書類を取り出して机に並べました。どちらもニックさんが記録したものですが、一部が切り取られています。
「ちょっと一部を鋏で切り取らせてもらった。コピーはとってあるから安心して」
「いや、切り取るなんて聞いていませんけど……」
ドリーさんは明らかに困惑しています。まあ当然ですね。本当は他にもいじった所があるのですが、まだ言わない方がいいですね。
「悪いね、ボールペンを隠されたら、これ以外に証明する方法がなかったんだ。それよりも、こことここを見比べてほしい」
ローゼさんが両手の指で指し示した場所を、ドリーさんも机に近寄って見つめます。左右で違う書類を指差していますが、どちらも、ボールペンで書かれたと思しき、何らかの数値があります。この二枚の書類は日付が違うようです。
「どちらも黒のペンで書かれていて、筆跡から見て同じ人物が書いているが、よく見ると微妙に色合いが違うと思わないか?」
「そう言われると……左の方が、より黒みが強い感じですね」
「ああ。昨日これを見た時、もしかしたらこれを書いた人物は、ボールペンとは違う筆記具を使ったのではないかと思った。だから、この日付を担当した記録係に、別の筆記具を使ったかどうか訊いたんだ。結果は『使ってない』とのこと……それを聞いたから、さっきの推論に辿り着いたんだ」
なるほど、と思いました。ここまでの推理は決して当て推量などでなく、インクの違いとその後の質疑応答をきっかけに展開したのです。万年筆を使っていたことを隠すなら、逆にボールペンを使わない理由こそ、人に話せない事であるはず。最初から『クラウス化学』を怪しんでいたローゼさんなら、そこから先も推理できるわけですね。
「おい、まさかそれが証拠だっていうのか?」マイクさんが噛みつきます。「万年筆とボールペンの色の違いなんて微々たるものだし、なんとなく違うってだけで証拠になるかよ」
「もちろんそれだけじゃ証拠にならない。だから切り取る必要があったのよ」
「はあ?」
「水にまつわる事件は、水によって解決されるってことさ。もうそろそろいいかな……シャルロット、持ってきて」
「はぁい」
わたしは快く返事をして、先ほど作業をしていた部屋へと駆け出しました。
その部屋には、先ほどの書類から切り取った二枚の細長い紙片が、端っこだけ少量の水に浸かった状態で入っているグラスが二個ありました。二枚の紙片はそれぞれ、真っすぐに伸ばした針金にもう片方の端を巻き付けて、グラスの縁に置かれています。そして二枚の紙片には、水に浸けた側に数字が書かれています。ローゼさんの推測どおりなら、片方はボールペン、もう片方は万年筆で書いた字のはずです。
「わあ、すごい……」
しばらく放置している間に、とても目立つ変化が起きていました。紙が少しずつ水を吸って、インクが滲んで上向きに流れています。それだけなら驚きはしませんが、二枚の紙に書かれたインクは、それぞれ違う滲み方をしていたのです。
片方は黒が徐々に薄くなっていくだけですが、もう片方は黄色と紫色に分離して滲んでいます。これを見れば、二つのインクが違う物なのは明らかです。
わたしはグラスの水が揺れないよう、慎重に二つのグラスを持って、ローゼさんが待っている所へ運んでいきます。せっかくの証拠を台無しにしてはいけません。
わたしの持ってきた二つのグラスを見て、ローゼさんを除く全員が目をみはりました。
「な、なんですか、これは!」
「おー、よかった。時間をかけて話した甲斐はあったな。何しろこれ、目に見える結果が出るまで、結構時間がかかるからなぁ」
二つのグラスを机の上に置いて、わたしはローゼさんに言いました。
「すごいですね、ローゼさん。こんなにはっきりと違いが分かるのですね」
「同じように見える黒のインクでも、製造元によってその成分の配合は異なる。そして色素はそれぞれ、水との親和性が異なる。だからこうして、紙の毛細管現象を利用して徐々に水をしみ込ませ、親水性の異なる色素を分離することができる。黒のままでは分からなくても、分離させれば違いはこのとおり明白だ」
これは完璧な証拠です。もしニックさんの万年筆で書いた文字も、同じように分離させて同じような結果になれば、ニックさんが嘘をついていたとはっきりします。被害報告のあった日の前後で行なわれた検査の記録が、全て同じ万年筆で書かれていたとなれば、言い訳は相当苦しくなるでしょう。
さすがにここまでくると、マイクさんも反論が浮かばないようです。信じられないと言わんばかりの視線を、ニックさんに向けています。
「嘘だろ、お前……」
もはやローゼさんの推理に異議を唱える人は皆無でした。ニックさんに注がれる社員さんたちの視線に、ニックさんは耐え切れず顔を歪めます。
今回はここまでです。謎解きは次週に続きます。
作中で行なわれた実験は、有名な「ペーパークロマトグラフィー」というものです。色素の分離にかかる時間は、色素の種類や紙の材質にもよるので、一概にこのくらいかかるとは言えません。しかし一般的には一~二時間ほどかかると言われています。こういう時間も計算に入れて、推理を話す手順を決めていたわけだから、ローゼは底が知れません。




