偽の花束(ブーケ)
初めての小説投稿です!至らぬ点があると思いますが、ご意見、ご指摘等を下さると大変嬉しいです!
画面の向こうの銃声、そして、そこに似合わない綺麗な白みがかった青い髪が映る。
「え?私が生まれた時の話?んー、まいっか!君には私のこと知ってもらわないとね!」
にしし、っと目が嬉しそうに笑う。目は口程にものを言うとはよく言ったものだ、確かに彼女の目は、本当に嬉しそうに笑っていた。
銃声がやみ、聞こえるのは駆動音。そして彼女の声。ただ、その声は女性の声、と言うにはあまりにも機械的で…壊れているかの様に割れた声をしていた。
「私ね?捨て子だったの」
急に話し出した彼女の過去は、知らなかったとはいえあまりに残酷なモノだった。罪悪感が喉を駆け上り、その言葉が口から出る瞬間、
「あ!別に私は気にしてないから!誤ったりしないでね!?」
まるで分かっていたかのように彼女の言葉が遮った。
「んふふー、君は分かりやすいからね!」
そう彼女はまた笑う。
きっとこれから聞くのは僕の知らない君の過去。きっと僕の予想しているようなモノではないんだろう。それでも、君のことを知りたいんだ、僕のことを「好きだ」と、そう言ってくれた君の事を。
機械を纏った、「蜘蛛の花嫁」と呼ばれた君の事を。
牙の生えた口が一瞬笑ったように見えた
いやー、一体何が始まるんですかね?(すっとぼけ)
ウチのシーエはまだイラストが完成していないので、途中経過などをTwitterで上げております。