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少女Aの怪奇談

流水音

作者: 倉 奈ノ佳

これは私が部活の日の話…

「反省会始めまーす」

私の所属する吹奏楽部では、練習を終えて反省会を始めたところでした。先輩が日替わりで仕切り、反省会をするシステムです。

「今日の反省点ある人ー」

「はい」

「じゃ、Aちゃん」

私はユーフォニウムを吹いているのですが、低音が苦手です。この日は合奏はありませんでしたが、少し失敗した点があったのです。

「はい。低音を外してしまったので、一発で当てられるようにしたいです。」

「他にいる?いないよねー?じゃ連絡しまーす」

 連絡事項も話されて、終えようとした時。

「…あれ、何この音?」

「流水音、だねぇ」

「何でしょう…」

突然、流水音が聞こえてきたのです。それも、天井から。

「気のせいだよね?とりあえず終わろうか」

解散後、私は友達のEと帰る事にしました。

「でもさE、さっきの何だったんだろうね」

「ね!怖くなーい?」

少しゾクッとしました。ただ、私が怖いと思ったのは、急に聞こえてきたからではありません。校舎は3階建てで、部室は3階の一角にありました。そう、最上階だから雨でも降っていない限り水の音など聞こえる筈がありません。少し考え過ぎかな、と思いながらもその日は帰る事にしました。でも、何であの音は聞こえたのでしょうか…?

杏歌です。今回はホラーです。元々ホラー好きなので、こういったのも書いてみたかったんです、はい。ちなみにこれ、体験談ですよ?

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