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バイト先は異世界でした。  作者: クタ
序章
2/3

始まり

さて、皆さんにとって20歳になることはどういうものだろうか。

お酒が飲める、成人する、タバコが吸えるなど様々ないいことがあるように思えるだろう。だが俺にとっては違う。

なぜなら俺にとって、20歳になる=死を意味するからだ。

現在、19歳の俺は就職もせず、バイトすらもせず、家で怠けながら暮らしている。

それは親が俺を養っていてくれているからであり、親がいなければ俺は何一つできないダメ人間である。

そんな俺に先日、両親はこう言ってきた。


俺が20歳の誕生日を迎えた次の日には家から出て行き自立してもらうと。


俺はただ絶望した。なぜかって?


誕生日まであと一週間しかないからだ!


そんなこんなで俺は就職は無理でもバイトだけでも探すことにした。

幸い家については最初の一ヶ月は親が援助してくれるらしく、俺は生活費さえ稼げばいい。とりあえず最初の一週間はバイトでもしながら就職活動をしていけばいいだろう。そんなこんなでバイトを始め、順風満帆な生活が始まる。


そんなことを思っていた時期もありました。

現実はそんなに甘くなく、バイトを始めても何をやっていいかわからないうちにクビ、こんな時期に就職できるはずもなく、採用試験は不合格の連続。そんな絶望の淵に立たされた俺だったが、ある時一枚のバイト募集の紙を見つける。


【時給1500〜、服装、髪型などすべて自由、長期間、特殊条件さえ満たせば誰でもできます。詳しくは面接時にて!】


「なんだこれ、怪しすぎるにもほどがあるだろ」

いかにも危なそうな雰囲気が漂っている。時給1500だなんて、見たことも聞いたこともない。しかも服装髪型は自由だし特殊条件?とやらを満たせば誰でもいい。長期間とやらが引っかかるが、時給は1500円!一か八かの賭けとして俺はこのバイトの面接を受けることにした。


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