表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

5

「入るよ、山樝子(サンザシ)


「おう、入れ!」


ノックも無しに、部屋の前でそう言うと、中からサンザシの声が返ってくる。


言葉に従ってセンサーの前に立つと、中からサンザシがキーを解除したらしく、アッサリとドアが横に滑った。


「用って何?」


「うぉ、いきなりそれかよ。それより今日の任務はどうだった?お兄さんに話してみなさい」


「?普通」


意味が分からず適当に答えると、サンザシは明らかに落胆したようだった。


「普通ってな、お前・・・」


「だって普通は普通でしょ?ただの捕獲任務じゃない」


「いや、今日はお前、森羅(シンラ)と任務出ただろ?単独じゃなしに。なんかねーの?楽しかった、とかさ」


「ない」


「・・・つまんね」


「それで用って?まさかこれだけの為に呼び出したんじゃないよね?」


まさかと思い聞いてみる。


疑惑の目も付けて。


「そんな目で見るなよー。妹分が心配だったの!お兄ちゃんは。大丈夫、ちゃんと話はあるからさ」


サンザシがそう言うと、一気に雰囲気がお兄ちゃんのそれから、上官のそれに変わる。


私は怯むことなくサンザシの目をまっすぐに見つめる。


「お前の下に1人付けることにした。見習いを」


「え?」


「聞こえなかったのか?お前には、見習いの指導をしてもらう」


嫌だ。


「なんで私が」


「お前、単独で任務に行き過ぎ。以上、理由シューリョー」


「はい?」


「だって、そうだろ?ここは組織だ。お前もそろそろ入隊して3年だ。何時までも新人気取りで居られちゃ困る」


「うっ・・・」


厳しい言葉に返す言葉がない。


「なぁに、お前の能力を見込まれての事だ。喜べ」


「・・・はい。でも、その子、どんな子なの?」


「もちろん問題はある娘だな。ウチに来るんだから」


「・・・」


そんなことをそんな清々しい笑顔で言われても。


「でも、決して悪い子じゃない。そこは安心しろ。ただ、アリアに問題があってな、詳しくは言えないが、今いる二番隊で上手くいってない」


「二番隊って・・・」


三番隊(ウチ)のこと目の敵にしてるとこじゃん。


そこで上手くいかなくて、ウチ来る子って・・・。


「絶対変人でしょ?」


「まぁ、ある意味そうだな」


「大丈夫、普通にやってりゃすぐ馴染むさ」


「でも、シンラとか、三番隊(ウチ人見知りも多いよ?」


「大丈夫大丈夫」


サンザシはそう笑ってたけど、私は不安でいっぱいだよ。

読んで下さり、ありがとうございます。

よろしければ感想などをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ