夢見がちガール
いきなりですが、発表したいと思いまっす!!
お恥ずかしいけれど、今回、ヒロインを務める桜庭加奈子は恋愛をする事に恐怖を持っています。
その原因は2年前、私は幼なじみに告白。そしてまさかのオッケーをもらったのです!
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帰り道、今日は部活が無いからかやけに賑わっていた。
私は部活に入っていなかったため、普段となれない空気にうるさいなぁって思いながら帰っていた。
多分二週間前なら、ガンを飛ばし、道行く人を睨みつけていただろう。
でも今はそんな事しない!
だって私にも彼氏がいるから♪
びばはぴ!人生ってのはやっぱ、波があるわよ。波があってこその人生!最高よおおおっ♪
とか考えてたら、聞き慣れた笑い声がきこえてきた。
そう、私の幼なじみであり彼氏である旬ちゃん。
背が高くて、手足が長く、スッと鼻筋が通っており…もう完璧なアイドルみたいな男の子なのです。
旬ちゃんはたくさん友達がいる。もちろん今日だって囲まれている。
だから話しかけるなんて絶対無理な状況。
でも気付かれたいじゃん!?だから私は考えた。
近づこう。うん。
って!
まず大きく一歩を踏み出した。
まだまだ距離は足りていない。
次に三歩。 まだ距離は足りて無いけど旬ちゃんの友達の声は聞こえる。
別に興味ないけど、
とか思ってたら速足になってたみたいで、もうあと4歩歩いたらぶつかるところまで来ていた。
ありゃ?と思いつつ、ミッションクリア!とガッツポーズ。
旬ちゃんの爽やかな声が耳に響いてくる。
どんな会話してるのかなって耳を傾けた途端、旬ちゃんの友達が言ったの。
「そーだ!旬。お前彼女できたんだろ!」
って!ナイスかよ。いやナイスすぎんだろ。
そして旬ちゃんの答えは…?
「あぁ…」
頭をかきながら口を開く。
あれか!?デレてるってやつか!?
そうやって浮かれていたのも一瞬。
「あれより、もっと可愛いの狙ってんだよねー。あいつうるさいから嫌いかな」
確かに聞こえた。旬ちゃんの口から。
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これ以上思い出したら頭痛くなる。
だからもう言いません★
こんな軽く言ってるけど結構トラウマなんです。
ただの彼氏じゃない、幼なじみだったから。
ほんとバカよね、男って。
まぁ!?あんなやつって気付かなかった私もバカです。はーい、バカでしたぁっと。
でも今度こそは違う。
、、、ピロン♪
そこに浮かぶのははやととかいたメールの通知。
そう、はやとこそ、私の運命の相手。
きっとそうなのよ♡
そう呟き私は携帯のロックを解除した。
〜続く〜




