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私は大バカ者だ! 彼の気持ちを知っていたのに、その気持ちに応えられなかった。

作者: 七瀬







“私は私が世界で一番嫌い!”

誰よりも一番、大事に想っている男性ひとの気持ちを知って

いたのに、私はそれに応えられなかったから......。

どこまでも鈍感で鈍い私が誰よりも嫌いだ!

あんなステキな男性ひとと、もう出逢う事が出来ないかもしれない

というのに、私は簡単に手放してしまった。

彼はもう私の事なんか好きじゃないと思う。

私は彼に未練タラタラで、あの時に戻れるなら? 今度はちゃんと彼の気持ち

を受け止めたいとか勝手な事を考えているからだ。





・・・今、彼が何処で何をしているのか私には分からない!

彼はもう私の近くにはいなからだ。

彼は遠い国の何処かへ一人行ってしまった。











・・・あの時、私は彼にこんな事を言われていたのにね。




『“僕ともし良ければだけど、付き合ってくれたら嬉しいな。”』

『・・・なんで、私が!?』

『あぁ、そうだよね、いきなりそう言われても困るよね。』

『“私は今は男性だれとも付き合う気がないから。』

『えぇ!? なんで?』

『面倒くさいし、男性を心から私は愛せないの!』

『“でもさ、付き合ってみたらその考え方が変わるかもしれないよ。”』

『“私は、そう思わないわ!”』

『・・・そ、そっか、分かったよ、』

『ごめんね。』

『・・・べ、別にいいだ。』






・・・彼とは、あれっきり会っていない!

噂で、彼は何処かの国に一人で行ってそこで今でも暮らしていると

人伝えに聞いた事がある!

きっと向こうの国の女性ひとと結婚して、子供も何人か居て

幸せな生活を送ってるのだろうなと私は想っていた。

“彼は本当に優しいから。”






・・・私は彼をフッた後、気づいてしまう、“本当の私は彼が好きだったと......。”

なんで今更、自分の心に気づくのよ!

彼はもう居ないのよ!

私があんな風に言わなければ、今頃彼と付き合っていたかもしれない、

でも私はそうしなかった。

あの時の私は、“誰とも付き合う気がなかったのは本当の話だ!”

何故なら? やたらと私に近づいて来る男が多かったから。

今思うと? “あの時が一番ピークのモテ期”だったんだと思う!

なんでモテてたのかは、いまだ不明だけど。

あの時だけ私はやたらと男性ひとにモテていたんだと思う。

今、私に近寄って来る男は1人もいないわ!

嘘みたいだけど? まったく男性ひとに見向きもされなくなってしまった。





・・・今更だが、

私が一番好きだった男性ひとには冷たくあしらい。

彼を失ってしまったのだ!

私は大バカ者だ! 彼の気持ちを知っていたのに、その気持ちに応えら

れなかった。

私はこのまま“オバサン”になって、齢を重ねていくのだろう。

好きでもない男性ひとと一緒になるぐらいなら、まだ独身のままで居る

方がまだマシだ!

親には申し訳ないが、私は一生! “独身です。”

結婚もしないし、子供も産まない。

彼氏も作らないし、好きな男性すら作る気がない!

本当に“大バカ者の私だけど、どうか私を許して!”

私にとって、“彼が最愛の男性ひとだと後で気づいてしまったから。”

私は彼以外の男性ひとを愛す事は絶対にあいりません。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] う~ん…… でも、カレとは違った素敵な人が現れるかもしれないし……
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