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僕の屁理屈論  作者: 光 晃子
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僕のひねくれ論

 「明日なんて来なければいい」そう呟き僕は、眠りについた。

でも、そんな願いも叶わず明日(今日)が来てしまった。だから、今日は「明日が来てもいいから目を開けたら青空が広がってる」と願いながら寝ようと思う。



 H〇〇年〇月〇〇日〇曜日、僕が生まれた日だ。つまり、両親が死んだ日だ。難産に耐えきれず母親は、僕を生んで直後他界してしまった。その知らせを聞いて父親は、急いで病院へ向かったそうだが、交通事故にあってしまい他界。だから「家族」なんて言葉と無縁なわけだ。なのに僕は、お彼岸の時期に毎年毎年、親戚の人たちとお墓に来る。そして、手をくっつくか手をくっつかない程度に合わせて「見守ってて下さい」なんていう文章を読む。両親か両親じゃないか分からない人達に見守られるのって怖いだろ。なんてこと口が裂けても言えないけど。てか、口が裂けても言いたいことでもないけど。んー…!?てことは、口裂け女は、口が避けても言いたいことがあったってことなのだろう。どんなことなんだろうね。やっぱり「私綺麗?」という言葉なのかな…でも、あったことない人にそんな言葉遣いはだめじゃないのか??「すみませんが、私は、綺麗ですか?」と聞くのが礼儀ではないのだろうか?でも、もしかしたら知り合いの人に声をかけているのかもしれない。あるいは、僕たちが口裂け女に声をかけられたという自分も口裂け女なのかもしれない。本当のことは、本人しかわからない。

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