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1章ー5 1日目

遅くなって申し訳ないです。ペース遅いですが見てくださる方は今後もよろしくお願いします。

俺とリュートは森に入り、まずはキャンプ地を決めることにした。二人の意見としては近くに水辺があり可能なら周りが開けている場所となった。ギルム教官の部下は一切口を出さなかった。

 二時間ほど探索してやっとのことで条件に合いそうな場所を見つけた。周囲30メートルほどが開けていて100メートルほど北東に進むと小さな川がある。この場所に教官の部下も「ほう、なかなかいいな・・・」

とつぶやくほどだ。誰かここにきたら「悪いなここは3人用なんだ!」と言ってやるぜ。

 リュートは荷物を降ろして「食料とか集めに行こうぜ。」と俺を誘った。教官の部下も誘ってみると、「俺はすでに持ってきてるからいい。」と言った。なにそれずるい、俺たちは食料の持ち込み禁止だったのに。

 それは置いといて、食料ってどうやって集めんだろう。俺は何気なくリュートに聞いてみた。

「なあ、リュート。食料ってどうやって集めるんだ?」

「はあ?お前今まで何食ってきたの?」

「店の料理しか食べてないな。」

「お前はどっかのお坊ちゃまかよ。まずは麻酔薬とかで眠らせた後に食いたい部位だけを切り離すんだよ。」

「そっか。・・・ん?俺、麻酔薬なんて持ってないぞ。」

 リュートは呆れ7割ぐらいの顔をして「しかたねえな。」と、ジャムが入るぐらいの小瓶を俺に放り投げた。これが麻酔薬なのだろうか。

「それを剣とかに塗って切りつけるんだよ。数十秒もすれば眠る。」

「よしわかった。じゃあ、食えそうやつを探しに行くか!」

 そしていろいろな魔物(モンスター)を狩ること1時間、まあまあうまそうな猪みたいな魔物(モンスター)を見つけた。5匹も狩れば十分だろうと二人で話し、30分ほどかけて狩った。

 キャンプ地に戻ると教官の部下が10Lぐらいの水が入りそうなバケツいっぱいに小魚を入れて座っていた。何でも持ってきたのはパンらしく、ギルム教官から「お前ら」の訓練もかねてたんぱく質は自分であつめろ!初心者と一緒にやったらあいつらのためにならないから、別行動であつめろ!」といわれて、川で釣りをしていたらしい。

「魚かぁ、最近食ってねえし、この訓練終わったらたべるかな。」

 リュートはそんなことを言いながら、魚をうらやましげに見ていた。すると教官の部下が「釣りなら仕方程度なら教えるが?」言い、リュートは「マジで!?」と食いついていた。

 早速釣りをするため、三人で川へ向かう。竿はその辺の少し長い木の枝を使うらしい。紐はどうするのか聞くと、木の皮をはぎ何本かを無理やりねじって束ねるらしい。俺とリュートは説明のあと、早速釣竿を作ってみる。

 30分間木と格闘してやっとのことで幅3センチ、縦1メートルほどの木の皮をはぐことに成功する。正直ここまで大変だとは思ってもいなかった。教官の部下に聞くと後5枚は必要との事だった。俺たちは絶望した。まさか、そんなに必要なんて・・・

 10分後、俺とリュートは釣りを楽しんでいた。なぜそんなにすぐ竿ができたのかというと・・・俺の剣だ。俺の剣は決められた語句を詠唱することで風の刃が飛ばせる。それを使いリュートが俺を肩車して、上から飛ばしてみるとあっさりと皮が取れた。それがわかれば後は簡単だ。上から飛ばして、はげた皮を幅3センチ立て1メートルに切り分けるだけだ。餌は自分の食料を使ったらしい。俺は猪モドキの腹を1.5センチの切り分けて木の皮を束ねて作った紐の先端に枝などを使ってくくり付ける。これで釣竿の完成だ。

 早速川に投げ込んでみると、数分で釣れた。この川には肉食の魚が多いらしい。地球じゃ10分とかまったな。小学生のころの話だけど。

 すぐに釣れるのが楽しくて教官の部下の2倍ほど釣って終わりにした。

 さて、夕食だ。地球ではニートやってて学生のころも家の手伝いなんかしてないから初自炊だ。メニューは猪モドキの丸焼き、焼きピラニアモドキだ。

 調理に3分ほどかかり二人で食べた。教官の部下は俺たちが釣りをしている間に焼いて食ったらしくもう寝ている。

「「いただきます。」」

 バクッ

「んだこれ!うめえ!」

「落ち着けよソウタ。普通の肉じゃねえか。」

 いや、ほんとにうまい。こんなうまいの有ったのかよ。

 その後も騒ぎながら食って、食い終わったらすぐに寝た。


続く・・・

 

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