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1章-4 訓練から実践へ

先月中には出せませんでしたがあまり遅くはないと信じたい。

 ここで倒れていれば訓練から逃げられる・・・そう思っていた時期が俺にもありました。

「神の万人もを癒す光をここに、治癒の光(ヒール)。」

 いつの間にかいた、20代半ばあたりの青年に起こされる。詠唱みたいのがあったし魔術かな。

「全員注目!倒れたときは冒険者ギルド直属の治癒師が魔術ですぐに起こしてやるから遠慮なく倒れていいぞ!」

 その言葉を聞いて全員げっそりしていた。

「それでは改めてランニング開始!」


 2時間後


「2時間経過!そこまで!」

 二時間走り続けた結果、14回ほどぶっ倒れた。周りのやつらもそのぐらい倒れていた。ちなみに13週しかしていない。

「本日のトレーニングはここまで!礼!」

「ありがとぅございましたぁ。」

 夕飯は決められたものしか出てこないっぽい。夕飯に出てきたのが焼肉定食モドキだったのが唯一の救いだった。

 ギルド内の決められた部屋に戻って、備え付けの風呂に入り、ベッドで泥のように眠る。

                  二日目

 次の日起きたのは7時ぐらいだった。ちなみに朝食も決められたものだった。ちなみに見た目はTHE・和食、味はTHE・和食だった。それ、ただの和食じゃん。

 食後に30分の休憩の後トレーニングが始まってしまった。今日はまずランニングからだった。朝の準備運動らしく2時間で15周だそうだ。違う、それ準備運動や無い、ただの運動や。

「二時間経過!そこまで!」

 今朝の成果は10週だ。12回倒れて、3回吐いた。

「次に組み手を行う!まずは俺と部下で行うのでその後二人一組で組んでやってもらう!」

 休む暇もないのか・・・

「sir yes sir!」

 ギルム教官とその部下のを見てどのような動きを中心に行うかなど簡単に説明が入る。

「説明は以上!早速二人一組を組んで始めろ!」

 俺は隣にいた同じ年くらいの青年と組む。俺はなんとなく簡単な自己紹介をする。

「俺はソウタ。お前は?」

 そしてなるべく自然に名前をたずねる。名前知らないと指摘するときとかなんていえばいいかわからないもんね。仕方ないね。

「俺はリュートだ。よろしく、ソウタ。」

「おう、よろしくな。」

 俺はまたなんとなく手を差し出す。リュートもそれを理解したらしく、手を差し出す。

 そして俺たちは組み手を始める。教わったのは、受身や相手の攻撃の見切り方など合計4つほど習った

 交互に技をかけ受身を取ったり避けたりを繰り返すこと20分ギルム教官から終了の合図がかかった。

 昼食の合図だったらしい。昼食に限っては自分で選べるらしい。何を食べたか、だって?決まってるじゃないか。焼肉定食モドキだよ。

 午後に30分の休憩を置いた後、また訓練が始まった。またランニングからは始まり、9回倒れて、2回吐いた。倒れる回数は減っているが吐く回数はあまり変わらない。その後はずっと組み手だった。リュートと組んで訓練した。

 夕食は昨日と同じだった。味には飽きない。ニートだったから。同じものを食べるのには慣れているのが功を奏した。

 昨日と同じく部屋に備え付けの風呂に入り、泥のように眠った。

 今日と同じ事を繰り返すこと2日。


 講座4日目


 「本日より実践訓練に入る!組み手で組んでいたペアとともに森に入り二泊してもらう!なお、食料調達なども各々でやってもらう。念のため部下をひとつけるが、よほど強くない魔物(モンスター)出なければ戦闘に参加はしない。わかったか!」

「sir yes sir!」


 指示されたとおり俺はリュートと共に森に入る。この森はゴブリンにボッコボコにされた森である。

「ソウタ?どうした?あ、まさかびびってんのか?」

 リュートが軽く馬鹿にするっような口調で言う。正直びびってる。でもこれをクリアできなきゃその先は無い。RPGと同じだ。ボスであきらめたらその先には進めない。まあ、ゴブリンは最弱の魔物だけどな。

「そんなわけねえだろ。こんなのさっさとクリアして初心者を卒業してやるぜ。」

「そうだな。こんなのはさっさと終わらせてしまおうか。」

 そんな事をいい、森の中向かう。ちなみにギルム教官の部下の方は数メートル後ろで俺たちの会話を聞き微笑を浮かべていた。


続く···

 




 


次回は2週間以内に投稿したいと思います。あまり期待はせずにお待ちください

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