表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビーンズメーカー ~荒野の豆鉄砲~  作者: 【若返った】コミカライズ配信中@シトラス=ライス
ダイジェストVolⅠゴールデンプロミス&VolⅡマスク・ザ・G
PR
49/132

ダイジェストVolⅠゴールデンプロミス

★ビーンズメーカー ~荒野の豆鉄砲~ をより気軽にお楽しみ頂きたいと思い、ダイジェスト版を掲載致します。

本稿をお読み頂ければ、大体のところ最新話に追いつけます。

 各Chapter毎に区切ってありますので、気になる箇所がございましたら、該当箇所をお読みいただければ幸いです。


~注意項目~


●ネタバレを多く含みます。

●都合上、主人公ワイルド=ターキーの視点のみをダイジェスト化しておりますので、他キャラクターの視点部分については本編をご覧下さい。

●『  』(キャラクター名)は本編中に使われているセリフです。


●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅠ:荒野の豆鉄砲ビーンズメーカー


 俺の名前はワイルド=ターキー。

テラロッサの荒野が広がるアンダルシアン大陸西海岸のモルトタウンに住んでる。


テラロッサってのは石灰岩が風化してできた、赤褐色の土のことだ。

石灰に含まれる炭酸カルシウムが溶け出して、残った鉄分が酸化して色づいたこの土は肥沃じゃないから果樹栽培以外あんまり適してない。

おまけに気温もそこそこ高いから人が暮らすにはちょっと過酷な環境なのかもしれない。

まぁでも、ここで産まれて十七年間育って来たから、それが普通なんだけど。


と、まぁ、こんなところのド辺境の町で俺はお袋:レアブリード=ターキーが経営するバー「ターキー」の手伝いをしながら、幼馴染の次期保安官候補で胸がまな板な女アーリィ=タイムズと平穏に暮らしていたわけだ。



『だから胸は関係無いでしょうがぁ!!』(アーリィ)



でも、そんなある日、俺たちが平穏に暮らしていたモルトタウンへアンダルシアン大陸西海岸でも最大最悪と言われている無法者集団【ゴールデンプロミス】が襲って来たんだ。


町を守るために俺とアーリィは奴らに立ち向かったんだけど、勝てる筈もなく、追いつめられちまった。


そんな俺たちを助けてくれたのが、ゴールデンプロミスが来る前に、店に客としてやってきていた赤目赤髪が印象的な少女:フォア・ローゼズだった。

彼女は凄腕のガンスリンガーで、町を襲っていた大勢のゴールデンプロミスをあっという間に一人で倒しちまったんだ。しかもローゼズが持っている銃はビーンズメーカーっていう、鉛弾じゃなくて豆を発射するもので、一切誰も殺さない、不思議な武器だった。




●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅡ:奴が静かにやってくる


 町を救ったローゼズを凄く気に入ったお袋は彼女を家に泊めて、もてなした。



『ダメ。昨日のベッド、今日のごはん、タダは嫌。わたし、何かしたい』(ローゼズ)



でもどうしても一宿一飯の恩義を返したいって言うローゼズの頼みもあって、俺とローゼズはアンダルシアンで火薬として扱われている【コーン】の採掘へ向かったんだ。

そこで俺はゴールデンプロミスのボス、白塗りの仮面で素顔を隠した怪人マッカランが、廃墟の町【スチルポット】で【バーボン】とかいう謎の物を手に入れようとしていることを知った。

すると、マッカランの側近でローゼズと同じ赤目赤髪のナイフ使いの女:タリスカーが俺を殺そうとしたんだ。近くにいたローゼズのお蔭で命からがら逃げ延びた俺だけど、奴らはその日の夜、また襲い掛かってきた。

マッカランは店に火を放ち、俺のお袋を殺した。


 唯一の肉親のお袋を殺された俺は、マッカランに復讐するために、親父の形見の中折式リボルバー・スコフィールドのレプリカを手に廃墟の町【スチルポット】へ行くことを決めた。何故かローゼズと、アーリィも付いてくると言い出し、俺達三人の旅は始まったんだ。



●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅢ:ハイボール牧場の決闘


 旅が始まって早々いきなり問題が発生。スチルポットへ行くためには西海岸の大動脈のエプロ川を渡らなきゃいけないんだけど、そこにかかっていた橋が、数日前の集中豪雨で壊れていたんだ。馬があれば、川は渡れそうなんだけど、俺たちは馬なし。だけどありがたいことにローゼズがこれまで溜めこんできた賞金で馬を買おうと言ってくれたから、俺たちはそうするために西海岸でも名馬の産出で有名なハイボール牧場へ行くことにした。


『でもすみませんです。実は今、馬を売ることができないのです』(ジム)



だけどハイボール牧場は何故か武装していて、馬を売ることができないって、ハイボール牧場の牧場主の娘:ジム=ビームさんに言われた。


 どうやらハイボール牧場はゴールデンプロミスと、遥か東方に存在する島国からやってきた武士もののふ竹鶴姫とその配下に狙われてるっていうんだ。

だから俺たちは早く馬を売ってもらうために、一緒にゴールデンプロミスと竹鶴姫からハイボール牧場守ることを決めた。

 ローゼズも勿論協力してくれると言ったんだけど、何故かアイツは【誰も殺さない】ことを条件としてきた。

正直、相手は無法者だし、そんな悠長なことは言ってられないと思ったけど、



『ワイルドさんがもしローゼズさんのことを本当の仲間と思うなら信じてあげるです。一緒に戦う仲間が信じてあげなきゃ、ローゼズさんの防衛案はワイルドさんが不安を抱く通り、失敗するかもしれませんよ?』(ジム)



ジムさんに説得されて、俺はローゼズの【誰も殺さない】意志の下でハイボール牧場の防衛戦に臨むことにした。


 そういや、このとき始めてジムさんが俺より年上って知ったっけ。身長が小さいだけで年下って判断しちゃいけないなって、思ったな。


 そんなこんなでハイボール牧場防衛戦。俺たちはなんとかローゼズの意志を尊重しつつ、ゴールデンプロミスに立ち向かった。

無法者に関してはローゼズがいるから楽勝だったけど、竹鶴姫率いる三人の武士:響、山崎、白州は物凄くく強くて、全く歯が立たない。だけど、俺は響たちが主の竹鶴姫を守りつつ戦っていると気づいたんだ。竹鶴姫を人質にとって、降伏勧告をしたら、響たちはあっと言う間に逃げてった。



『お主のような無礼者は打ち首じゃ!』(竹鶴)

『ひ、姫様!それだけご勘弁を!』(響)

『黙るのじゃ!おい、山崎、刀を持て!』(竹鶴)



打ち首だと、言葉は物騒だけど、どうもあの人たちは少し間抜けな感じがして悪者に思えなかったなぁなんて思ったり……とにかく、ハイボール牧場の決闘は俺たちの大勝利で終わった。


 ハイボール牧場の防衛戦を終えた俺たちは、その日牧場一家と一緒に祝杯を上げていた。

でもその中でローゼズは一人、ビーンズメーカーの整備をしていた。ローゼズのガンベルトの左右には同じ銀色のシングルアクションリボルバーが差さっているんだけど、何故なローゼズは左側のビーンズメーカーだけを毎日丁寧に整備して、右側のには指一本触れない。

気になった俺が聞いてみると、右のホルスターに差さっていたのは実弾が2発入った実銃だった。ローゼズ曰く、これを抜いて人を一人殺したとき、もう一発で自分の命を絶つためのものと言っている。


【殺意は殺意を呼ぶ】


そう主張するローゼズは、マッカランを殺そうとしている俺を止めるために旅に同行していると言った。

お袋の復讐を果たすため、どうしてもマッカランを殺したい俺と、どんな奴でも絶対に殺してはいけないと主張するローゼズは言い争いになって、話は平行線。ローゼズの考えが理解できない俺はその日、足早にローゼズから離れてったんだ。




●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅣ:裏切りの廃墟


 翌日、ハイボール牧場のジムさんも仲間に加わり、俺たちは目的地スチルポットを目指す。

そこでは既に、俺たちのことを嗅ぎ付けたゴールンデンプロミスと、ボスのマッカランが待ち受けていた。そしてそこでローゼズとマッカランが顔見知りだったことを知った。

更にマッカランが取り出した懐中時計の音を聞くとローゼズが豹変して、俺たちへ襲い掛かってきた。命からがら豹変したローゼズから逃げ延びた俺たちは、とある教会の廃墟に身を潜めた。

すると、その地下に異様な場所があることに気が付いたんだ。


今のアンダルシアンには存在しない機器などが並ぶ施設。ジムさんの話では、教会の地下にあったこの施設は、俺たちの先祖が未だ物凄い科学技術を持っていた頃の名残で、オーバーテクノロジーがたくさん詰まった【遺跡】という場所だと言う。

でもそんな遺跡の中に真新しい「フォア・ローゼズ」のサインが刻まれたノートをみつけた。




●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅤ:バラと家族と親友と


 ノートの中身はローゼズの半生を彼女自身の手で書いたものだった。

孤児だったローゼズは、マッカランに拾われて、【遺跡】のオーバーテクノロジーを使って【紅兵士レッドソルジャー】っていう殺人マシーンに改造されていた。そんなローゼズはマッカランの命令で、殺人を繰り返していた。

そんなある日、いつも通り殺人をするためにスチルポットを訪れたローゼズは、そこでハミルトン=バカルディという同い年の少女と出会った。



『【家族】ってのはねぇ……うん、一緒に暮らして、大切にしたいって思える人のこと! だからローゼズは私の家族!』(ハミルトン)

『家族……ねぇ、ハミルトン、わたし今凄く嬉しい。

 こういう時はどう言ったら良いの?』(ローゼズ)

『たぶんね、言葉はいらないよ』(ハミルトン)



彼女との交流をきっかけにスチルポットで人間らしさや家族の温かみを感じて始めていたローゼズ。

でも再びマッカランが現れて、ローゼズを紅兵士に戻して、命令通りハミルトンのお父さんを殺すよう指示した。


 殺人マシーンに戻ったローゼズはハミルトンのお父さんを殺した。するとスチルポットで慕われていた彼の復讐をするために次々と顔見知りの街の住民がローゼズに襲いかかってきた。ローゼズは身を守るために顔見知りであろうと次々と住民を撃ち殺してゆく。

一人殺せば、その殺された人の知り合いや家族がローゼズを殺しに来る。

またそこで殺しを行えば、更にその知り合いや家族たちがローゼズを殺しにやってくる。結局多くの憎しみの対象になってしまったローゼズは、スチルポットの住民を皆殺しにし、親友のハミルトン=バカルディさえ、自らの手で撃ち殺すことになってしまった。


 血を流すハミルトンを見て正気に戻ったローゼズだけど、それは後の祭。

彼女を温かく迎えてくれていたスチルポットはローゼズ自身の手で壊滅した。

そしてその行いを後悔したローゼズはもう二度と誰も殺さないと決めた。


 殺しは殺しを呼び、最終的には自分の大切な人さえ殺さなきゃいけなくなる……それこそが昨日ローゼズが主張し続けた【殺意は殺意を呼ぶ】の意味だった。


 そんなローゼズの半生を知り、俺は自分がマッカランに抱いていた殺意が愚かなものだと知った。

誰かを殺せば、その殺された人に関わりのあった人が復讐のために襲い掛かってくる。

襲い掛かってきた人を殺せば、更にその周りの人が命を狙ってくる。

殺意は殺意を呼んで、いずれは自分の家族までも殺さなきゃいけない日が来るかもしれない。

どうしてローゼズが【不殺】に拘っているのか、俺は知った。

自分のような悲しみを俺に背負わせないために、旅に同行してくれていたと知った。

そして今、マッカランに操られているとはいえ、俺たちに銃口を向けているローゼズの心は悲しみに暮れていると俺は思った。

だから俺はアーリィやジムさんの協力を得て、 ローゼズをマッカランの呪縛から解放するために戦いを挑んだ。


 かなり無茶だったけど、なんとかローゼズを正気に戻すことができた俺たち。

俺はローゼズが教えてくれた【不殺の意志】を胸に刻み、マッカランを倒すべく、奴の目的地:謎の存在バーボンがあると言う、スチルポットの先にある共同墓地へ急いだ。




●VolumeⅠゴールデンプロミス―ChapterⅥ:殺す奴、殺さない奴


 行く手を塞ぐゴールンデンプロミスと側近のタリスカー。

騙されていた事を知り、マッカランに対して怒り心頭な竹鶴姫達や



「ローゼズ!ワッドをお願いね!」(アーリィ)



アーリィ、ジムさんの協力もあって、俺とローゼズはマッカランのいる共同墓地の地下に存在する【遺跡】に踏み込むことができた。


 バーボンとは巨大なコーンの爆弾のことで、マッカランはコイツを使ってアンダルシアンを滅ぼそうとしていた。


 実はマッカランの正体はローゼズと同じ紅兵士の女だった。

彼女もまた孤児で無法者集団に捕まって、ずっと奴隷扱いを受けていた。

無法者集団に強引に紅兵士にされたマッカランは、その力を使って自分を奴隷扱いしていた無法者集団を殺し、脱走。だけど殺した無法者の仲間たちがマッカランの命を狙った。

マッカランは自分の命を守るために、襲い掛かってきた無法者を殺した。すると、また殺された連中の仲間や知り合いがマッカランの命を狙ってきた。殺意の連鎖は止まらず、マッカランはいつしか世界中の人々が敵に見え始め、自分が安心するためだけにバーボンで自分以外の全てを破壊しようと企てていた。



『私は私を脅かす全てを根絶やしにするためにバーボンでアンダルシアンを焼きます!一度でも殺人を犯せば、その罪は永遠に消えず私を追い掛け回します。でも私以外がいなければもう殺される恐怖も、新たな殺しを生むことも無いのです!私は永遠の安息の中で生き続け、やがて朽ち果てるのです!』(マッカラン)



 そんな身勝手なマッカランからアンダルシアンを守るために、俺とローゼズは戦いを挑む。そして見事マッカランを倒し、バーボンとその発射施設の遺跡の破壊に成功し、アンダルシアンの壊滅を未然に防ぐことができた。




●VolumeⅠゴールデンプロミス―FinalChapter:続・朝陽の豆鉄砲ビーンズメーカー


 モルトタウンに戻った俺はマッカランを捕まえた報奨金で燃やされた家を再建した。

でも俺はまた旅立つと決めていた。


 【遺跡】の存在を知り、もう二度とローゼズやマッカランのような悲劇を繰り返させたくないと思った俺は、アンダルシアンから全ての【遺跡】を無くす旅に出ることにした。

ホントはローゼズとだけで旅に出ようと思ってたんだけど、アーリィにジムさんも付いてきてくれることになって、俺達四人は【遺跡】の捜索と俺専用の【ビーンズメーカー】を作ってもらうために、その開発者の【ジョニー=ウォーカー】さんが暮らしているアンダルシアン東海岸の大都市【ロングネック】を目指して、またテラロッサの荒野へ旅立ったんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ