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食事中はマナーを守りましょう。

お読み頂きありがとうございます。

短いですが、続きです。

「なんでお前はそんなに器用なことが出来るんだ?」


 呆れたような、感心したような口調でそう言いながらそれでも食べることをやめない彼に、彼女は静かに彼の皿に自分の皿から中身をスプーンに一掬い落とし込んだ。

 因みに、彼らと彼女の皿の中身はまったく違うものである。


「おいっ!?」

「ごめんなさい。手が滑ったわ」

「んな訳があるかよっ! あぁ、俺の昼飯・・・」


 がっくりとうなだれた彼に、その場に居合わせたもう一人が容赦なく告げる。


「食い物を粗末にするなよ」


 反論できない彼は、おとなしく皿の中身を口にする。その顔色は非常に青く今にもぶっ倒れそうな様相であるが、なんとか体面を保っているようだ。

 それを横目で見て溜飲を下げていた彼女は、普通に皿の中身を口にした。


「──ましてや他人の食事に毒を盛るなど論外だ」

「毒味はしてますよ」


 なにも堪えていないといわんばかりの彼女の反応は否応なく彼の苦悩の時間を増やし、もう一人のため息を誘う。




「朝食だけでもまともなのが、せめてもの救いか」

「いや、俺ここで朝飯食うことまずないから!?」

 

 彼女は自分にどんな思うことがあるのだろう、と彼は悩み、もう一人はおもしろ半分に(自分に害が及ばない範囲で)傍観し。


 肝心の彼女はもう、夕食のメニューについて思い悩む。



「今日は魚かな」

 次回から主軸に入ります。


 途中シリアス展開ですが、明るく楽しい話になるよう、勢いのままに書き綴ります!


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