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7話

 ルファール王国の港町から船に乗ったルシア達はハートランド王国がある西の大陸に向かっていた、船に乗って5日後大陸に近づいた日の夜、その出来事が訪れた。ルシアが個室の船室でフェリル寝ていたところに船員達の大きな声で目を覚ます。ルシアはどういう状況下を知るため部屋を出て慌ただしくしている船員の一人に事情を聞く。


 「一体何があったのですか?!」


 「船がセイレーン達に襲われているんですぜ!」


 「お父様達は!?」


 「ルシアン様とセシア様、リアお嬢様は戦える従者の方達と甲板でセイレーンとやりあってまさあ!」


 「分かりました!」


 「お嬢様!どちらへ行かれるんですかい?!」


 「お父様達に加勢しに行くに決まっています!」


 「しかし、お嬢様は、、、、」


 「私も剣聖と呼ばれたアルシお爺様や英雄と言われるお父様やお母様の血を引くものです!貴方はルアおばあ様達とこのフェリルをお願いします!」


 「分かりやしたぜ!!お嬢様!嵐にも気をつけてくだせえ!」


 船員と別れたルシアは大きく揺れる船の甲板を目指した、甲板に着くと空飛ぶセイレーン達にルシアン達が剣を振るって応戦していた。


 「お父様!!」


 「ルシア!!危険だからお前は船室にいなさい!」


 ルシアとルシアンがやり取りをしていると若い青年の船員がセイレーンの一匹に襲われた。


 「ウワァッ!」


 若い船員は手にしていたカットラスを落として攻撃を加えて来るセイレーンを前に床に倒れる、その様子を見たルシアは落ちていたカットラス素早く拾ってセイレーンの足を切りつけた。

 足を切られたセイレーンは叫び声を上げてルシアに襲い掛かるとルシアはカットラスを上段に構え上空から急降下してきたセイレーンの鋭い爪を交わしながら翼を切り裂いた。

 翼を切り裂かれたセイレーンは甲板に落ちてもがいていた。ルシアは落ちたセイレーンの様子を慎重に眺めて近づくこうとすると背後から別のセイレーンに襲われる、突如襲われたルシアは肩に傷を負い苦痛で倒れこむ。そこへさらにセイレーンがルシアに爪で襲い掛かる。


 「ルシア!!」


 ルシアンが叫び声を上げるとルシアに襲い掛かるセイレーンにいつの間にか姿を現したフェリルが飛び掛かった。


 「フーーーっ!!」


 フェリルはルシアを襲うセイレーンの背中に飛びついくと翼に噛みつく、その間に体制を立て直したルシアは傷の痛みに耐えながらカットラスをセイレーンに向かって投げつけると投げたカットラスはセイレーンの胸に突き刺さりそのままセイレーンは動かなくなったした。


 その場に膝をつくルシアの前にフェリルが近づいて来る。


 「ミャーー―」


 「ありがとう、フェリル、、、貴方も大丈夫ですか?」


 そう言ってルシアが立ち上がりセイレーンに襲われた船員に声を掛けると擦り寄ってくるフェリルを苦痛を堪えて抱きしめた、船員も立ち上がりルシアとフェリルにお礼を言った、するとその時、傾くほど大きく船が揺れフェリルを抱いていたルシアと若い船員が体のバランスを崩して一緒に海へと落ちた。


 「ルシア!!」


 「ルシアお嬢様!」


 ルシアンとエティアスがそう言うとエティアスは海に飛び込んだ。後を追ってカリアンも海に飛び込み、ルシアンが続き海に飛び込もうとすると船員達に身体を抑えられて止めれた。力なくその場に膝をついたルシアンの元へセシアとリアが駆け寄った。


 「、、、、、何ということだ、、、、、」


 「直ぐにゾルフィに乗ってルシア達を探します!」


 愕然とするルシアンにリアがグリフォンに乗り探すことを提案するがルシアンは言った。


 「、、、、、、いいや、リア、お前まで危険になる、探索は嵐がおさまるまで待つしかない、、、船長に近くに島があるか聞いてくれ、、ルシア達を何としても見つけだすぞ」


 「分かりました、お父様」


 「、、、貴方、、、」


 「私なら、大丈夫だよ、セシア」


 手を握られたルシアンはセシアにそう言った。次の日、嵐が去った後リア達はグリフォンに乗り空中からルシア達を探したが見つからず、何処かへ流れ着いている事を願いながら船長に近くの島を探すように言った。


 

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