5話
リアがルシアンに自身の気持ちを伝えた次の日の朝早くからアシナント伯爵家の面々とその何名かの従者は居城の中庭にグリフォン達達に乗るため集まっていた。
「皆、来てるわね?ルシアちゃん眠そうだけど大丈夫かしら??」
「はい、ルアおばあ様、昨日はグリフォンに乗るのが楽しみで全然寝れなかったです…でも大丈夫です!!」
「ふふ、私も楽しみにしていたわ」
「落ちるのが心配ですね、ルシアお嬢様は私と一緒にお乗りください」
「うん、カリアン!」
「それではゾルフィ達を呼びます」
「リアちゃん、よろしくね」
(ゾルフィ…皆…)
リアが心の中で親友のゾルフィ達グリフォンに来るように念じる、少し立つと大空に気高き姿のグリフォン達が現れリア達の前に降り立った。ゾルフィはリアに頬ずりをすると小さく声をあげた。
「ゾルフィ、皆、よろしくね、、」
「クルル」
グリフォン達が屈むと一同は背に乗る。
「うふふ、ゾルフィちゃん、久しぶりね、ルシアちゃん?グリフォンの乗り心地はどうかしら?」
「はい、グリフォンの背中とてもあったかいです!」
「そうね、空を飛ぶとそれはもう爽快よ?それにしてもリアちゃん、逞しくなったわね」
「はい、ルアおばあ様、しっかりつかまっていてください、ルシアも気をつけて!」
「はい!お姉様!」
一同を乗せてゾルフィ達グリフォン達は空へと羽ばたいた。
「わあああ!!凄い!!凄い!!」
グリフォンの背に乗り風を感じながら空を飛ぶ経験を始めてするルシアは興奮のあまりそう叫んだ。
「ルシアお嬢様!しっかり掴まっていてください!」
「うん、、、、!カリアン!凄く気もちいいよ!!もうお城があんなに小さくなったね!」
「ルシアは初めてだったな、将来の事はまだ分からないが金鷲獅子団騎士の一員になるならこの経験は貴重だな」
「はい!お父様!」
「ルアおばあ様、如何ですか?久しぶりのゾルフィの背は?」
「また乗れてうれしいわよ、一気にハートランド王国まで飛ぶのかしら?」
「いいえ、おばあ様、港町まで向かい一度ゾルフィ達と船に乗りルファール王国と親密な関係にあるメオラント公国まで行き、それからまたゾルフィ達の背に乗ろうと思います」
「船に乗るのも楽しみね、ゾルフィちゃん?よろしくね」
「クルルッ!」
ルシアン一家達はグリフォンに乗りルファール王国の港町へと向かった。




