32話
ルシアンの死を知った日からセシアの顔には笑顔が無くなっていた。王の暗殺を企てた者達の中でリーダーとみられる女は自分の名前だけしか明かさなかったが他の捕まった者達が計画はハートランド王国の元宰相であるオズワルドが考えた事そして貴族の反乱も同じくオズワルドが計画した事を聞いたザナン三世は怒りに満ちていた、しかし国の事を考えてその怒りを押し殺していた、それはその事を聞いていたルシアも同じだった。ルシアとザナン三世はオズワルドについて詳しく聞くべく暗殺を企んでいたマリアンヌと名乗った女達の元に来ていた。
「オズワルドは何処?」
「、、、、、」
「何とか言いなさい!!」
「私は知らないわ」
「、、、孫娘の前で我慢していたが我が娘の夫を死なせる結果を作ったお前達には苦しんででも答えてもらうぞ?」
「、、、、、、、」
「看守よ捕らえたもの一人を呼んでこの女の前で鞭を振るうようにいえ、ルシアお前は下がっていなさい、いいな?」
「はい、お祖父様」
監獄の外では暗殺を企てた者達の苦痛の声が響き渡りルシアはその場でその声を聞いていた。暫くすると複雑な顔をしたルシアの元へザナン三世がやって来る
「ルシアよ、お前の前でこのような事はしたくないがセシアから笑顔を奪ったあの者達は許すことはできぬ、お前はセシアの元に戻りなさい」
「お祖父様、気持ちは私も同じです、私はここに残って聞き届けます」
「分かった」
ザナン三世が去るとルシアは鞭をあてられる者達の所にやってくると看守や拷問人達に言う。
「皆、下がっていて、、、アエリアを呼んで」
「しかし、、、」
「少しの間でいいわ、お願い」
「、、、、、分かりました」
「少しの間待つと看守がアエリアを連れて戻ってくる」
「アエリアと私を残して貴方は下がっていて」
「はい、くれぐれも気をつけてください」
看守が去ると拷問でボロボロに鳴っていたマリアンヌとその部下達にルシアはアエリアに傷を癒すように頼んだ。傷の癒しを受けたマリアンヌは言った。
「、、、、、、、、何故、私達の傷を?」
「見て置けなかったから」
「、、、、、、」
「オズワルドの居場所を教えて、、、」
「私は栄えある帝国軍の者、口は割りたくないわ、、、でも」
「でも?」
「この部下たちを苦しませるのはもうやめて、、、、、、
「分かったわ、、、」
「オズワルド様はあの小屋に今日から五日後に来るわ」
「分かったわ、、、誰か!この者達に手当と食事を!それからお祖父様に伝言を書くからペンと布を」
そう言うとルシアはアエリアとルキフやケイオス、ラーセルとノエルを呼んでエティアスとカリアンにザナン三世に置手紙をして伝える様に言うと再び小屋へと向かった。手紙を読むとザナン三世は食い入るように見たその内容は帝国軍の兵の助命懇願と居場所は教えず自分達だけでオズワルドと決着をつけに行くという事だった。ザナンは孫娘を思い出して思った。
(ルシアよ、そなたは正しくハートランド王国の王女に相応しい)
城を出ていく決意をしたルシアは仲間に聞いた。
「皆、私はオズワルドと決着をつけたら帝国の情報を探りに行くつもり」
「、、、、、、私は貴方の騎士、だからついて行く」
「そうだぜ!皆、同じ気持ちさ!なあ?ラーセル」
「ボクの魔法が役に立つなら」
「私はルシア貴方の友達、だから一緒に行くよ、それにルシアはとっても慈悲深いからその旅はきっと聖神カリュ様の御心に響くと思う」
「ごめんね、アエリア、シャノア様の元で司祭になる所だったのに、皆もごめんなさい」
「俺達はお嬢様に何処までもついて行きますよ」
「ナァーーン」
「皆!フェリル!ありがとう!」
ルシア達6人と一匹は王都から小屋へと向かって行った。




