表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/33

30話

 ルシアンの遺体が戻って来た5日後、ルシアは父との最後の別れである葬儀に参列していた。棺に入れられた父を見てルシアは父と過ごした日々を思い出して涙を流していた。棺の中の遺体に次々と花が添えられそして城の広場から墓地へと棺が運ばれるとルシアも列に加わり辿り着くと墓地に埋められる棺を見て呟いた。

 

 (お父様、、、、お母様は必ず助けてみせます)


 葬儀が終わるとザナン三世からルシアは葬儀に参加していた連合国の王や諸侯達に新たな女王として紹介された。ハートランド王国の連合国の主軸はハートランド王国を始めメタリア王国、ザカリス公国、エンドア王国の四つの王国でハートランド王国が北の国境へ兵力を集めてディオトール帝国の軍を警戒している事を伝えると三か国やその他の国々にも軍備を強化してハートランド王国がディオトール帝国と交戦した際に援軍を願った。


 「我が娘セシアがディオトール帝国の者達にさらわれた、帝国軍がどう動くか分からぬがこのハートランド王国に攻めいる機会を探っているのは確かだろう」


 「ふむ、帝国が怪しい動きをしているのは確かですな」


 「前大戦ではアクリアス共和国の協力がありましたが今の共和国は、、、、」

  

 「、、、、アクリアス共和国の議長は葬儀に参列してさえおりませんでしたな」


 「参列の代わりに金貨を少し送って来たがルシアの即位とディオトール帝国に対しては中立の立場に立つというのが返答だった」


 「、、、、我々だけでディオトール帝国と戦わなければならないのですね」


 「、、、、我が孫のルシアの故国であるルファール王国の女王ノエリア陛下なら援軍を出してくれるかも知れぬ」


 「しかし失礼ながらルシア様に盟主国であるハートランド王国の女王に即位されるのは不安があります」


 「帝国は恐らくセシアの身柄を口にして私の命を狙うだろうが私はその場所に赴く、ルシアの補佐はセルナディアとバイセン伯爵そして全ハートランド王国の諸侯や騎士達に任せる、セルナディアは私より遥かに賢いしセルナディアが力不足なら私はそれ以下だとおもっている、そして短い間だが私の見て来たルシアの気性はまさしく私の血を色濃く引いている」


 「ザナン陛下がそう言われるなら我がザカリス公国はルシア殿の戴冠を祝い誓いの通り共に帝国と戦いましょう」


 「エンドア王国も誓いに従い命を懸けますぞ」


 「、、、、メタリア王国も尽力いたします」


 「感謝いたす、友たちよ、ルシア、聞いての通りだ、戴冠式は後日になるが今からお前がこのハートランド王国の女王だ、突然重い責務を背負わすがどうか頼んだぞ」


 「はい、お祖父様」


 「すまぬな、私はこれで失礼する、セルナディアよ後は頼んだぞ」


 「はい、ザナン様」


 「では我々も国へもどり帝国の侵攻に備えます」


 「ありがとうございます」


 三か国の王達がさるとセルナディアがルシアに玉座に慣れる様に促す。ルシアはその言葉通りに座ると言った。


 「私の女王としての最初の仕事はお祖父様とお母様を助ける事です、セルナディアおば様、どうか留守をお願いします」


 「、、、、陛下、それならば私も執政として、いいえ!ザナン様の娘として共に参ります!」


 「分かりました、共に計画を練りましょう」

 

 ザナン三世が指定され場所に行く日は迫っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ