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3話

 ザナンにセルナディアがルシアを世継ぎにと進言したのを隠れて聞いていた従者はハートランド王国の公爵であるゼオナルドの治める公都の私室ででゼオナルドとハートランド王国の宰相オズワルドにその話を告げた。


 「私とあの女以外に王位を継げる者がいるだと?!おのれ!セルナディアめ!私との婚約を避けたとおもえば余計な進言を!将来、嫁にして王位につく計画が水の泡だ!、、、、、それでその孫娘とやらはいつ来るのだ?」


「申し訳りません、そこまでは分かりません」


 「この役立たずが!!出ていけっ!」


 「ハ、ハイっ!」


 従者を追い出すとゼオナルドはハートランド王国産の高級酒を一気に飲み空になったコップを乱暴に壁に投げつける。その様子を見ていた宰相オズワルドはゼオナルドに声を掛けた。


 「ゼオナルド様、そうお慌てになますられな」


 「ふん、もしその孫娘が王位を継ぐならあの小賢しいセルナディアが国の政治を取り仕切るのかもしれんのだぞ、貴公とて穏やかではいられないのではないか?」


 「とにかくその孫やセルナディア様の様子を注視いたしましょう」


 「それだけか、、、?」


 「フフ、可能ならその孫娘には消えてもらいましょう」


 「暗殺か?」


 「いいえ、仮にも王族なので貴方様の奴隷にというのはいかがでしょう?」


 「奴隷にか、、、、、成人してないのなら興味があるが、まあいい、、、、、うまくいくか?」


 「分かりませんね、ですから注視して情報を仕入れてもらいましょう」 


 「ザナン王の周りは忠誠心の高いものばかりだ、あまり私達の考えを話せる者が多いとはおもえんが私達が信用できるものがいるのか?」


 「頭の固い騎士や兵士達の武官は確かに国王への忠誠心は高いですが私の部下達は信用できます」


 「、、、、そうだといいのだがな」


 「用事があるので私はこれで、、、、、」


 オズワルドが部屋を出て行くと入れ違いにゼオナルドの護衛兵がやって来る。


 「ゼオナルド様、言われたとおり奴隷の小女たちを集めましたがつれてきますか?」


 「ああ、まだ成人してないのだな?」


 「はい、、、、、、しかし奴隷の売買はザナン陛下より禁止されて、、、、」


 「黙れ!首を切られたいのか?!」


 「は、はい!すぐに連れて参ります!」


 ゼオナルドは下卑た笑みを浮かべて奴隷の少女達を待ち顔も知らないルシアの事を考えた。


 (孫娘か、、、セルナディアの様に美しく尚且つ幼いのだろうか?ククっ!それなら楽しみかもしれんな!)


 私室へと怯えた少女達がやって来るとゼオナルドはどの少女から手を出すか考えた。


 

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