28話
キャンプ地で襲われてから5日後ルシア達はルシアン達の野営地に辿り着いていた、野営地には傷ついた兵達が沢山いた、ルシアは直ぐにルシアンに会いに一番大きなテントに入った。入って来たルシア達に驚いたルシアンは口を開いた。
「ルシア?!一体どうしたんだ?」
「お父様達が心配で」
「ルシア心配してくれるのはありがたいがここは危険だ!それにお前が戦場に出るのは早い、直ぐにシャディルへ帰りなさい!」
「聞いてください!お父様!お母様がさらわれたようなのです!」
「セシアがさらわれただと!?」
「ルシアン様、ここに来る途中でルシア様とボク達も襲われそうになりました、襲たったのはディオトール帝国の者のようです」
「、、、、、セシアが、、、」
「旦那様、ここは私達にお任せください、どうかお嬢様達と公都に帰りセシア様の探索を!」
「、、、、エティアスさん私も領地を預かる公爵、エティアスさん貴方がルシアを公都に連れ戻してください」
「お父様!!」
「ルシア、私達はこのような事態の時の為にいる、誰かがここに残らなければならない、セシアの安否が分からない今、私の願いはお前が無事であることだ」
「、、、お嬢様、、、公都に戻りましょう」
「いいえ!嫌です!」
「御免!」
そう言うとエティアスはルシアを無理やりに抱きかかえてテントを後にした。
「エティアス!放してください!」
「いいえ、お嬢様、このまま公都まで連れていきます、誰か!馬車をここまで!ルキフ君達も一緒に!」
兵士の一人が馬車を引いてやってくるとエティアスはルシアを抱えたまま乗り込む。
「さあ!皆も早く!」
エティアスにそう言われたルキフ達は馬車に乗ると直ぐに馬車はその場を後にした。
「公爵様!敵の兵達がやってきます!」
「後方隊は怪我人を下がらせて公都まで引く様に!私は時間を稼ぐ!共に戦ってくれる者はいるか!?」
「閣下、私達も冥途までお供します!」
「皆の勇気、ありがたくおもう!いくぞ!」
そしてルシアン達は死地へと赴く、死を恐れるものは誰もいなかった。




