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25話

 ハートランド王国の公都シャディルの辺境の地方領主の館に、ある男達が集まり話しをしていた。その中にはオズワルドもいて中心にいる一番上等な服に身を包んだ太った男がいまいましそうに口を開く


 「クソっ!!公都からこんな辺境に追いやられるとは!」


 「公都には新参者の東の大陸の貴族とやらが公爵に任命されるようですね」


 「ゼオナルドの奴めに散々気を使ってきたのが馬鹿馬鹿しい!!我がウィンセル家も領地を没収されてこんな田舎の小さな村の領主だ!」


 「もう一度公都に行くために新しい公爵家の者に近づくのはいかがですかな?皆さん」


 「そう上手くいきますかな?新参者は東の大陸のルファール王国の伯爵でファール教の教えの一つである清貧を美徳している者と聞きますぞ」


 他の貴族の案に肥えた男が聞いた


 「大体、何故、他国の者が我がハートランド王国の公爵になるのだ?」


 「妻と娘がザナン三世陛下の血を継いでいてその娘は女王の候補だそうですぞ、もし近づければ再興もできるのでは?」


 「どう近づくのだ?」


 ウィンセル伯爵と他の貴族達の話を聞いていたオズワルドが口を開く。


 「それより新しい公爵を暗殺してその罪を邪魔にな貴族に被らせ首謀者にしたてあげましょう」


 「、、、、、そんな手ではウィンセル家の再興はできんだろう」

 

 「それならば貴族の者が反乱を煽ったとしてその者を首謀者にしましょう、そして公爵の妻と娘であるセシア殿下とルシア様を捕らえて私達が解放したように見せましょう」


 「、、、、、、どの貴族に罪をなするつけるのだ?」


 「裏切り者マーティンとその父グライドがよろしいかと」


 「オズワルド殿、貴公はゼオナルド閣下が罪を暴かれた時に真っ先に逃げ出した者だ、大体何故、国外に逃げたと聞く貴公がこの辺境に姿を現したのだ?」

 

 「残念ながら逃げた先で追い払われまして、この辺境にしか当てがありませんでした」


 「たとえその策がうまくいったとして王女誘拐犯の貴公の罪が許されるわけがないだろう?」


 「私は少々のお金が入れば他国に亡命するつもりですので、それに計画を実行するのは正式な騎士団が発足してない今がチャンスかと」


 「、、、、、、、、いいだろう、どちらにせよ私には残された道はない、、、、、、貴公の提案をうけよう、実行は貴公らににまかすぞ」


 「ありがとうございます、ウィンセル様、後は私達が行なうのでゆっくりとおやすみください」


 ウィンセルがその言葉通り部屋から出ると残ッた者にオズワルドが声を掛けた。


 「皆様、よくやってくれました私の提案通りお願いいたします、決行はルシアンが公爵に就任したあとでここで反乱を起こしたように見せかけてください、反乱の罪はウィンセル様に被せましょう」


 「、、、、オズワルド様、もし失敗した時は?」


 「安心してください、皆様にはディオトール帝国の貴族としての新しい地位を約束いたしますよ」


 「、、、、、仰せのままに」


 オズワルドが部屋を後にすると女が一人近づいてくる。

  

 「オズワルド様、計画通りに?」


 「ええ、マリアンヌ、貴方はルシアとセシアの誘拐をお願いいたしますよ、ルシアンの暗殺は無理にまでしなくて良いでしょう、私はザナン三世とセルナディアの暗殺の機会をみます」


 「いつ計画いたしますか?」


 「セシア殿下とルシア様を人質にして誘きよせましょう、セルナディアは厄介ですがザナン三世陛下は頭が回っても可愛い孫と娘の為に応じるでしょう、後はザナン三世が死んだ混乱に乗じてハートランド王国に攻め入りましょう」


 「アクリアス共和国はどう出るでしょうか?」


 「議長には多大なる金貨を約束しています、邪魔なのは周辺の小国の連合だけですよ」


 「分かりました、では私達はシャディルに赴きます」


 「貴方は私の腹心です、たのみましたよ、マリアンヌ」

 

 「ハっ!」


マリアンヌが去るとオズワルドは薄気味悪い笑顔を浮かべた。


 「ザルカス皇帝陛下、全ては貴方様の御心のままに」

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