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13話

 ルキフとアエリアはルアの願いでルシアン達を説得してすんなりと同行することになり、始めてグリフォンに乗ろうとしていた。


 「、、、、、、このグリフォンに乗るのですか?」


 「大丈夫!アエリア背中に乗ると凄く温かいし空を飛ぶと凄く風を感じて気持ちいいんだよ!」


 「、、、ええ、でも、、、」


 「アエリアさん私の前に乗りますか?、落ちないよう注意を払いますよ」


 「ありがとうございます、カリアンさん、よろしくお願いします」


 「残るはルキフ君とお嬢様だな」


 「エティアス!私はルキフ君と乗りたい!」


 「お嬢様はまだこれで二回目ですが、、、」


 「エティアス、一度目に一緒に乗りましたがルシアお嬢様なら大丈夫でしょう」


 「、、、、分かった、お嬢様、気をつけてください」


 「ええ!ルキフ君!私が前に乗るからこっちへ」


 「は、はい!お嬢様」


 「私にしっかり掴まってね!!」

 

 「は、はい」


 始めて女性に触れるルキフはルシアに捕まるとその細さ感じてこの体躯で剣を巧みに扱う事を不思議に思った。全員がグリフォンに乗ると空へ運ばれてハートランド王国へ向けて進んだ。


 「ね?気持ちいいでしょ?ルキフ君!」


 「はい!とても気持ちいいです!それに凄いスピードですね、公国の港町がもう案内に小さくなるなんて」


 「ミャーー!」


 ルシアとルキフが話しているとそう籠に入れられてグリフォンの身体に括り付けられたフェリルが恐怖で鳴き声を上げた

 

 「ごめんね!フェリル、ハートランド王国へ着くまでの辛抱だからね」


 「フミャ―――」


 「銀虎の子供でも空は苦手なんですね」


 「ルキフ君、銀虎って?」


 「普通の虎から稀に生まれて来る銀色の虎をそう呼ぶんです、普通の虎より賢くて体躯も大きくなるんです、アーズ大陸では聖獣とされていてお嬢様の御先祖であるハートランド王国の初代国王フリウム様も銀虎を連れていたそうですね」


 「そうなんだね、私てっきり大きい猫かとおもってた、、、フェリル、改めてよろしくね、聖獣さん」

 

 「ポミャーン、、、」

 

 最初は鳴き続けていたフェリルだったが一時間もすると鳴くのをやめた、そしてルシア達は数時間グリフォンの背に乗り空を飛ぶと

アーズ大陸の西の大きな平地と湖に囲まれた城塞都市が見えて来る。


 「旦那様、リア様、あれがハートランド王国です」


 従者の一人がそう言うとリアはグリフォン達に城の外の平地へと降りる様に頼みルシア達は大地へ立ち。ルシアは籠からフェリルを出す、リアはグリフォン達に近くで待つようにお願いしてアシナント伯爵家の面々と従者たちは湖の中央とハートランド王都の城塞都市へと繋がる橋を渡り城の門まで進んで行く。門の前には高身長の屈強そうな兵士二人がたっていた。


 「ここは、ハートランド王国の王都シャデシアだ。異国の方々とお見受けするが何用か?」


 「私は神聖ルファール王国の伯爵ルシアン・カイアス・アシナントだ、我が妻、セシアの父上であらせられるザナン三世にお会いし来た」


 「これは、アシナント伯様!、セシア殿下、お話はお伺いしております!どうぞお入りしてください!直ぐに王城までの馬車を用意いたします」


 「ありがとう、よろしく頼むよ」


 城塞都市の入り口で馬車に乗った一行は王城へと向かった数台の馬車に分かれて乗り王城に行くまで街の様子を眺めていた。王城に着いて馬車を降りると豪華な衣服を身にまとい銀髪の長い髪を後ろで結んだ大柄な初老の男と、同じく銀髪の美しい女性そしてプレートメイルを身に着けた背丈の大きい騎士達が出迎えていた。初老の男は頭に立派な冠を被っていた、それを見たエティアスは初老の男の前で膝間づいた。馬車おりたセシアの近くに来ると声をかけてる。


 「そなたがセシアだな?」

 

 「はい、、、、、お父様ですか、、、?」


 セシアがそう帰すと初老の男は突然セシアに抱きついて言った。


 「すまなかった、我が娘よ、私を許してくれ」


 ザナン三世はセシアを抱きしめながら涙を流しこれまでのことを詫びた。セシアもザナンを優しく抱き返すとその様子を見ていたルシアの存在に気がついて声を掛けた。


 「おお、そなたが孫娘のルシアだな、話はエティアスから聞いているぞ」


 「初めましてお祖父様、こちらは姉君のリアお姉さまと父上のルシアンお父様です」


 「うむ、二人の話も聞いておるぞ、リアよ私を祖父として受け入れてくれるか?」


 「ありがとうございます、ザナンお祖父様」


 「畏まらなくて良い、抵抗があるかもしれんがこれから慣れていってほしくおもうぞ、そしてそちがセシアの夫となったルシアンか?」

 

 「はい、お初にお目にかかります、ルファール王国アシナント伯のルシアンです、陛下にお会いできて大変光栄でございます」


 「私も会えてうれしいぞ、そちらの貴婦人は?」

 

 ザナン三世がルアを見てそう言いうとルアは答えた。


 「前アシナント伯のルアと申します、よろしくお願いいたしますわザナン三世陛下」


 「、、、、、ザナンお祖父さま、、、ルアおばあ様が休める所をどうかお願いいたします」


 「分かったリアよ、誰か!ルア殿を客室まで丁重に案内して差し上げてくれ」


 「私達も行きます」


 そうアエリアが言うとルキフも頷き騎士数名とルアと共に城の中へと向かいルシアが二人に声を掛けた


 「二人とも後でね!」

 

 「さあ!皆、城の中へ行こうぞ!今日は宴の用意をしてある存分に楽しんでくれ」


 「お祖父様!このフェリルも連れて行ってよろしいですか?」


 「銀虎とは何と縁起の良い事か!もちろんいいぞ、ルシアよ」


 「ありがとうございます!お祖父様」


 「ミャー」


 フェリルを抱きかかえたルシアとルシアン達は宴の準備がしてある城へと向かった。

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