12話
その日のお昼ごろメオラント公国の港町に着いたルシア達は船長と別れの挨拶をしていた。
「ルキフ君、アエリア、元気でね、、、」
「お嬢様もお元気で、、、、」
「またルファール王国でお会いしましょう、ルシア」
ルシアがルキフとアエリアと別れを告げて船から離ようとしたした時ルアが突然地面にうずくまった。
「ルアおばあ様!?」
「大丈夫ですか?!ルアおば様!」
「、、、、ちょっとお腹が痛いわ、アエリアさん治癒をおねがいできるかしら?それにそこの若い船員さん、肩をかして頂けるかしら?」
その声を聞いたルキフとアエリアは直ぐにルアに駆け寄った、ルキフに支えれてアエリアとルアがルシアンの先導で近くの宿屋に入るとリアとセシアとルシアは血相を変えて後に続いた。
寝室に寝こんだルアにアエリアが治癒魔法を使う。
「具合は如何ですか!ルアおばあ様」
リアがそう心配して言うとルアは応えた。
「ありがとう、良くなったわ、、でもこの先アエリアさんの様な神聖魔法を使える人がいると安心ね、、それに肩をかしてくれたこの船員さんがいると助かるわ、、、、」
「わかりました、今日はここでお休みください」
「ありがとう、皆、もう大丈夫よ、リアちゃん?セシアちゃん?少し休みたいからアエリアさんとこの若い船員さんに後を任せて、皆はハートランド王国へ行く準備をして頂戴」
「はい、ルアおば様、リア、いきましょう」
「ルアおばあ様、どうかご無理だけはなさらないでください」
「ありがとう、ごめんなさいね、リアちゃん、ルシアちゃんは少し残って頂戴」
ルシアンとセシアとリアが部屋から出るとルシアが口を開く。
「アエリア!おばあ様はもう大丈夫なの!?」
「、、、、、、」
無言のアエリアの様子を見て更に心配するルシアにルアが言う。
「うふふ、ルシアちゃん、心配させてごめんなさいね、具合が悪くなったのは演技よ」
「どういうことですか?!おばあ様」
「ルシアちゃんがこのお二人と別れるのがすごく寂しそうだから、どうしてもこのお二人に一緒にきて欲しくなったのよ」
「良かった!具合は大丈夫なのですね!」
「嘘をついてごめんなさいね、アエリアちゃんに、、、、貴方はルキフちゃんよね、ルシアちゃんと私に不測が起こった時の為に一緒にきてくれないかしら、ルシアン達には私から話すわ、どうかしら?」
「俺なら大丈夫です!」
「アエリアちゃんはどうかしら?」
無言で考え込むアエリアにルシアが言った。
「私も一緒に来て欲しいと思ってるよ、アエリア、お願い」
「、、、わかりました」
「うふふ、ありがとうね、アエリアちゃん、ルキフちゃん、これからよろしくね」
「ルア様が大丈夫なら俺、船長に別れを行ってきます」
「私も島で一緒にいた人たちに挨拶してきますね」
「二人とも行ってらっしゃい」
ルキフとアエリアが部屋から出るとルシアはルアにお礼を言った。
「ルアおばあ様!ほんとうにありがとうございます!」
「うふふ、いいえ、おばあちゃんはいつでもあなたとリアちゃん達を想っているわよ、怪しまれないように少し休んでルシアン達にあの二人の事を伝えるわね、ルシアちゃんは自由にして頂戴」
「はい!おばあ様、また後で!」
ルシアはルアにそう言うとフェリルを抱いてルキフとアエリアを追って船へと向かった。長らく仲間になるルキフとアエリアの元へと追いつくと二人に声を掛ける。
「二人ともこれからもよろしくね!」
「はい!お嬢様」
「治癒は私に任せてください」
船の人々に別れを告げた後三人はルア達の待つ宿屋に行き休んだ、翌日初めてグリフォン達に乗る事になったルキフとアエリアは空を感じながらルシア達と共にハートランド王国へと向かった。




