episode1-2
侑人のノートを読んでいた麗奈はキリをつけてパソコンに重要箇所を打ち込んでいく。特に近藤郁の話は分かりやすく吉田郁と対比して話しているのが面白い。まだ3人の話しか載っていないがそれぞれで副丘文彦の見え方が違う所も面白くていい。人間とは一つの見方だけでは判断ができない生物である。大人しく見えたり、明るかったり、ヤンチャに見えたり、臆病、正義感が強い。どれも人間性がありリアルな副丘文彦像が見えかけている。
麗奈が持っている本に載っている文彦は大尉の姿で頼りになる上司として描かれている。今読んでいる中では所々軍人としての姿が伺えるが、どちらかと言えば撃墜王としての姿ではなくそれ以前の話でどう使おうか迷っているところである。
既存の本がある為、あまり被らないように作りたいと考えているが、今回は戦後80年を記念するものであってどういったものを作ろうと具体的に考えていなかった。
麗奈を主人公としたこのお話はこれにて終了させていただきます。
次にお会いする時は『空舞う紙飛行機 改』として少し変更された文彦になってます。
主人公は父であった侑人にバトンが変わり、侑人が文彦を追いかけてもらいます。
もしよろしければそちらも見て頂けたらと思います。
今までの読んで頂きありがとうございました。