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アルコールは毎日飲まなければよい

作者: お舐め

「お、基子、今日もビールのんできたぞ。中っジョッキ4杯や」

基子「あーあ、いよいよアル中街道まっしぐらやな」

僕「いやあ、アルコールはな、毎日飲まなければええねん。俺の勤めとったとこの

おっちゃんは、アルコールは30日間飲まなければアル中大丈夫や言うてたわ。

その点おまえはアル中ハイマーやな(笑)」

「アル中かて人によんねんで。身体がでかいからってアルコール強いとは限らん」

僕「そうよ、K山は小柄やけど酒めっちゃ強いからな。ダイマルラケットのダイマルさんも

 酒強かったんよ。けど肝臓いわして痩せてしもうたがな」

基「あんたも気を付けや」

「でも最近の方が元気やで。ビール腹になるかもしれんけどな(笑)」


基子はディズニーで少し疲れたみたい。

僕「基子、おまえ少し疲れてるな。特にスペースマウンテンで疲れたやろ?」

「うん、ちょっとゆっくりしたいわ」

「どや、俺としたら珍しく、血液型占いでもやるか?」

基「ホホホホホ、やってみいよ」

僕「やろう思ってたんやけど、別にあんなもん非科学的な事ばっかりや。

 やめとこ。テレビでも見ようか?」

「ええよ。何見る?」

「第5共和国の前の第4共和国でも見ようか?」

「それおもろいん?」

「まあ、第5の前編みたいなもんや」

「厳ついんやな?」

「そうよ、『コロシマス』って金載圭キムチェギュが言うねん」

https://www.youtube.com/watch?v=8KtmSdM6PZ0


「今日はラーメン屋で生中飲んできたわ」と僕。

「へえ、うまかった?」と基子。

「サントリーモルツプレミアムっていって永ちゃんが宣伝してたやつよ。

 味はまあまあかな。やっぱりスーパードライには劣る。」

「やっぱりスーパードライがええのんか?」

「うん、違和感がないわ」

「そうか」

「お、こんど友達に紹介してもろて、近所の歯科行くねん」と僕。

「おお、そらええやん。まあ大したことないやろうけど、一応診てもらった方がええで」

「歯科なんて久し振りやからな」


僕「あ、ロシアのロック歌手のゼムフィーラっておるやん。あれ身長172cmやわ。

 奈々子ちゃんといっしょや。抱き応えあるな。ロシアまで抱きに行こうか?」

基子「ゼムフィーラは海外に逃れたんやろ。あんたも撃たれて死ぬで」

僕「そうか、ほな、マリア・カラスおるやん。あの人173cmや。抱き応えあるな。

 パリまで行ってこようか?」

「死んだ!」

僕「最近、名前+身長で検索したら数字出てくるわ。あれほんまかな?

 『○○基子 身長』で調べてみ。絶対出てけえへんからな。」


「車智澈(チャ・ジチョル 차지철)っておるやろ?」と僕。

「知らんわ。誰よ?」と基子。

「朴大統領と一緒に殺された人や」

「それがどないしたん?」

「いや、この澈の字な、KNTVでは表示されへんかってん。

 『車ジチョル』って書いてあったわ。

 一般的に特殊なunicode漢字など通常表示では詳細な構造把握が困難やねん」

金載圭キムチェギュは?」

「犯人やん」

「で、殺されはったんが朴正熙パクチョンヒ大統領か。

あんた第5共和国よう見てるな。よっぽど気に行ったん?」

僕「韓国語分らんから、図書館で調べて見ててん」

https://www.nicovideo.jp/watch/sm38322453

https://www.youtube.com/watch?v=88SUmBqvpz8


僕「基子、あんたポコチャとか知ってる?」

基子「あ、ライブ配信やろ。知ってるで。Youtubeの配信あんたやってたやん」

「最近、やってないねん。ポコチャで見るばっかりや」

「なんか、可愛い子おんの?」

「聴覚障害の人のんええで」

「喋らへんのやろ?」

「それがええねん」

基子「あんたもまたYoutubeの配信やりよ」

僕「うーん」


僕は疑問に思ってることを言った。

「基子はなんで髪の毛伸ばさへんねん?」

基「そんなん、ちっさい頃からやん」

「でも、ポニーテールとかしたら可愛いやん♡」

「まあ、そうかしら。。。」

「俺が描いてる基子の絵って髪長いのが多いやろ?」

「そやな。でも髪の毛伸ばすん、やや」

僕「ほないっぺんだけ伸ばしてみいや」

「ややな」


僕は一つ気がかりなことを言った。

「そういえば、おい、前に出てきた良太とか華子とかうちのおかんとかどないしてん?」

基子「呼んだらええやん」

「お、おかん!おるか?」

母「何やの?」

僕「おかん、しばらく何しとってん?」

「縫物しとってん」

「何縫うとったん?草履?」

母「いや、下駄や。あんたが上げ底の靴履くときに高下駄の方がええやろ思うて縫ってん」

「縫ったって鼻緒やろ?」

「そうやがな。大事や。基子さんも縫うて欲しいもんあったら言うてや」

基子「はい、どーも」


僕「おう、おかん、岡田嘉子ええな」

母「ソ連まで逃避行したんや」

基子「お婆さんになってもおもしろい演技してるのがいい」

僕「小津安二郎の『東京の女』とかも別嬪やし。『隣の八重ちゃん』では戦前の肉声が聴けるよ」

母「結局、ソ連の崩壊を見て亡くなったわね」

基「ソ連が急にあんな風に崩壊するとは夢にも思わなかった」

僕「ペレストロイカよ」

基「ゴルバチョフ死んだな」


僕「俺の部屋、蟻が入って来てるねん」

基子「隙間から入って来るの?」

「そうよ。地震で窓枠が歪んだからな。それで来るねん」

「うちなんか蠅一匹おらえんよ。蠅取り紙もないし」

「昨日、よそで絵描いてたら、スケッチブックに蟻がはっとったわ」

「蟻の絵でも描きよ」



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