第一話 死亡…そして転生
俺はどこにでもいる平凡な高校生「二戸雅登」だ。何もかもが平凡で特にこれといった取り柄もない。
「おーい二戸今日一緒に帰ろうぜー」
「あ、稲辺いいよー帰ろー」
今俺に話しかけてきたのは友人の「稲辺一樹」普段から仲が良くこうして一緒に帰ることも多い。
「今日さー寄りたいとこがあるんだけどいいか?」
「別にいいけどどこだ?」
「最近できたさ菓子屋!あそこ行ってみたかったんだよ!」
「またお前は食べ物かまぁなんとなく察してたけどさ」
稲辺はとにかく美味しい物が好物だ。ほんとに家では常に何か食べてるのではないかと思ってしまう。
「ってことで決まりだな!」
「まぁいいけどね」
こうして俺たちは最近できた菓子屋に行くことになった。
「へー結構美味しそうなのあんじゃん」
「だろ!やっぱここ来て正解だったろ!」
「だな」
こうして俺たちが買い物を楽しんでいると店の入り口から全身真っ黒な服を着た男が入ってきて
「お前ら大人くしろ!動くんじゃねぇぞ!!」
と大きな声をあげて拳銃を構えていた
「ひえっ!ご、ご、ご、強盗!?」
「なんで菓子屋なんかに強盗が!」
「強盗なんかじゃねーよ!俺は今からこの店を爆破する!」
「なっ!?」
周りは慌ててで逃げだそうと大騒ぎになった
「お前ら動くなって言ったよな!?次誰かふざけた真似しやがったら撃つからな!って言っても動かなくてもみんな爆発して仲良く天国だけどな!」
「なんとかしてあいつを止めなければみんな爆発に巻き込まれて…」
「でも無理だろ…あいつ銃を持ってんだぞ…」
「大丈夫だなんとかなる…やらずに死ぬよりかはマシだ」
そして勢よく俺は犯人に飛びかかった
「二戸!!!」
「お前ふざけるなよ!」
と言う犯人の怒鳴り声と同時に大きな発砲音が店の中に響き渡った
「痛った!!!」
「二戸!!!!!!」
「1人撃ち殺してしまったが関係ないみんなどうせみんな終わりなんだからな!」
「まだ死んでない…」
「まだ生きてたかまぁいいあと1分もすればみんな店ごと大爆破だ!」
「くそっ…ここで死ぬのか…」
よく銃を持った相手を一人でボコボコにする妄想などをしていたが現実ではそうはうまくいかないもんだと心の中でそう思った…最後に頭に出てきたことは家族のことでも好きな人のことでもなく飛び出す俺を心配して叫んだ稲辺だった。
「案外苦しくないな…」
こうして俺「二戸雅登」の人生は幕を閉じた…
ここはどこだ?
目が覚めたら俺はベッドの上で横たわっていた。
しゃべれないし…動こけない…目もほぼ見ていない…どうやら俺は転生してしまったようだ…
最後まで見ていただきありがとうございます。書き方が下手だったりするかもしれませんが温かい目で見ていただけると幸いです。次回も見ていただけると嬉しいです。